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Threads に漂う Atmosphere

Threads は Android でも「フォロー中」タブが選べるようになりましたが、立ち上げた時は通常のフィードになります。

フィードは最初の頃は有名人が目立って、僕の場合はそのうち写真がたくさん流れてくるようになりました。ほぼ Instagram の流れです。

でも最近は、スピリチュアルな投稿が目立つようになりました。
「こういう考え方をしてはいけない」というようなものです。

もちろん、どう見てもよくない考え方を戒めるのは普通のことだと思いますが「そうなのかな?」と疑問を感じることを盛んに言っている人がいます。

利己主義・排他主義

よくあるのが

「自分は正しくて、自分を理解しない人が間違っている」
「そういう人の言うことは、無視してもよい」
「どんどん無視して楽になろう。自分が楽しいことをしよう」

というものです。

わりと3行目の内容が目立つから一見、楽な考え方でいいなと思いますが、そのルーツを見ていくと、1行目なのですよね。
徹底的な自己愛・自己肯定、つまり利己主義なのです。

よほど悪い体験があって、その反動でそういう考え方が出てきたのではないかなと想像されます。

自分に閉じこもる方向の考え方は、あまり幸せな結果に結びつきません。

  • 友達が減る

  • 周囲と断絶しやすい

  • 他人の協力が得られなくなる

仕事やお金は人からやってくるものだから、当然それらもやって来なくなる方向です。

Instagram や Threads の閉ざされ感

Instagram にベストマッチな人々は、やはりセレブ(有名人)なのでしょう。
自分の世界観に憧れて見てくれるフォロワーが大勢いて、そこで自分の好きなことをして、やっかむ人もあまり現れない。

逆に言うと、悪い意図を持った人がビジュアルで騙しながらフォロワーを集めて、何か特定の価値観を植え付けようとすることにも、非常に向いている SNS だと思います。

それでも、Instagram は公開されていて、ハッシュタグや検索でさまざまな人が見られる環境にあるから、やっかみもまだある方です。
ただ、X のようなリポスト、引用リポストがしにくいシステムだから、拡散しにくく大げさになりにくいことが、平和な世界を作ることに一役かっていると思うのですね。

しかし現状の Threads の場合は、ハッシュタグも検索もなく、公開 SNS としてはかなり閉ざされた部類になると思います。
だから、特定の考え方、勢力が維持されやすいと思います。

みんなが Threads に居心地の良さや癒しを感じるのは、そのように閉ざされているからで、逆に言うとそれは社会的には危うい状態であるとも言えます。
社会性は乏しいわけです。

ちょうど良い閉ざされ感

近いうちに Threads には検索機能とWebページがリリースされるそうです。
それによって、もう少し幅広いつながりが生まれてくると予想されます。
ハッシュタグのない Instagram のようになるのでしょうね。

とりあえず、そのくらいの開かれ感はあったほうが良いと思います。
仮に将来的にハッシュタグがリリースされたとしても、リポストがサポートされない限り、X のような酷い状況にはならないでしょう。

社会はある程度、開かれていて、ある程度、閉ざされていることが、最も安定的に存在できるのではないでしょうかね。

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