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オンラインレッスンを通じてキャリコンの学びを振り返る

終わった後楽しいと感じる仕事

私は今オンラインレッスンで地元札幌の生徒へ学習指導しています(個人契約)。毎回授業は楽しくて、終わった後は楽しみながらお金を稼げるなんてすごいなと喜びを感じています。でも楽しくなるまでは当然苦労もしたわけで、今回は今に至るまでについて考えてみたいと思います。

今しているオンラインレッスンの生徒さんとの歴史

元々その生徒さんは私が所属していた某家庭教師会社から紹介を受けた生徒さんでした。当時中2。面白いと思えない授業だと眠ってしまうということで、前任者から交代の形となる案件。集団授業は馴染めなくて家庭教師という個別指導スタイル希望者。

私は生徒から笑いを取るような面白いオリジナル授業は結構自信があります。それでも最初の頃はやはり苦労しました。確かに常にあくびしているから、その子の興味ある授業スタイルを作らないと本当に寝てしまう。ただ幅広い趣味の中でも、特に子供と共有出来る趣味として漫画やアニメファンというのは強いです。その子も漫画好きだったので、そこを取っ掛かりとしました。

授業の合間、イラストの描き方を指導しました。これ私の指導スタイルの中でも人気のコンテンツです笑。イラストを描きたいという生徒は、大抵全身の絵が描けないとか、髪の毛がうまく描けないという悩み?を持っているので、そこを指導します。正直勉強がわかるようになったという声よりすぐ、イラストが上手くなったという声があがるくらいです笑。

またその生徒はクリエイティブな趣味を持っていました。私自身がイラスト描く、即興演奏するなどクリエイティブな趣味があるので、強く共感できます。これまで他人でその趣味を共有した人は少ないらしく、そこら辺もより仲良くなり、信頼関係を強くするポイントだったと思います。

カウンセリングで必須の「信頼関係の構築」は他の仕事でも、人間関係でも必要

そう、この「信頼関係の構築」っていうのは、まさに今学んでいる「キャリアカウンセリング技能士」の学習において、必須のことです。カウンセリングだけじゃなくて、今回の私のように対面、1:1での個別指導において、もっと広げたら普通に医師と患者とか、ほとんどの仕事や一般的な人間関係でもこれってとても重要なことですよね。今回学んで改めてその重要性を感じているところです。

信頼関係構築が出来たからこそきた個人契約の話

こうしてその生徒とは趣味の話が出来るというつながりも出来ました。その後一度そのご家庭が家庭教師をやめるということで、私との契約も終わりました。指導料請求が高すぎるという理由でした(マージンがすごかった!)。それから数ヶ月後くらいだったか、「直接個人契約で指導お願いできませんか。子供も先生の指導を希望しています。」と連絡を頂き、個人契約へ切り替わりました。

これ、ありがたい話でした。いろんな塾や家庭教師がある中、個別指導を希望しているその生徒はまた別の先生にお願いしたとして、慣れるまで時間がかかる。私以外の講師とはすぐに良い関係構築が出来ない可能性が高いと親子共々考えた結果でしょう。そのくらいちょっと個性的な生徒さんです。

しかし次に私が地元から関東へ転勤となり、そこでも一度中断しました。それが2018年。スカイプでのオンラインレッスンをやろうとしたのですが、その頃はお互いの機器類や接続環境が悪かったらしく、上手く繋がらないのでダメになりました。なので私が地元に帰れる時のみピンポイントでご自宅へ伺うという感じでした。

そして今回のこのコロナ禍。学校が休みになることで、今回はご家庭でもオンラインレッスンの緊急性を感じ、環境設備を本気で整えてくれました。以前はタブレットとwi-fi回線でという感じでした。今回は相手側は家で眠っているノートPCを引っ張り出して、きちんと光回線につないだ。私の方もきちんとPCを用意しました。こうしてzoomによるオンラインレッスン開始。これ本当に相手側がきちんと対応できる機器があってこそ、オンラインレッスンは可能となります。以前のスカイプは家に転がっているPCは出してもらえなかったのです。

今回は前回と違ってクリアに会話もできる。最初は顔出しやだとちょっと積極的じゃなかった生徒さんですが、実際にやってみたら馴れたのか、普通にお互い表情見ながらやっています。こちらはPCからいろんなプリントとか資料とかを共有して画面に出しているので、お互い顔のみ見つめ合うってわけでもないですし。最初1ヶ月は書画カメラをレンタルして使用してみました。でもzoomの機能でなんとかなることがわかり、今はPCのみで行っています。ただ日々新たな機能を研究中。次回画面共有ホワイトボードで同時書き込みを試します。

今生徒自身が高2となり、前から考えてねと言っておいた志望校や志望学部が決まりました。目標が決まるとやはり強いです。以前の多少不真面目さが出てしまう学習態度から、かなり勉強自体にも積極的に取り組むようになってきました。お互いの共通の趣味のマンガの話やその子の趣味の話もしているので、会話を楽しみながらのレッスンという感じです。

私自身がまだzoomに不慣れなのも当然あちらもわかっているので、こちらの対応も笑いながら見ている感じです。でも今回私が強くオンラインレッスン導入の必要性を説いて、zoomが可能になったことで、ご家庭でもお母様がオンライン飲み会に参加できた、時代の波に乗れていると喜んでいました。これ私がガジェット趣味持ちでこの手の事に少し詳しいから即導入出来た側面もあります。

個別指導と集団レッスンの違い

こういう感じなので、毎回授業後楽しい。ここまで来るのに3年。振り返ると長い。このオンライン指導を全面的にメイン業務とすることもありです。私はストレングスファインダーの強みに「個別化」があるので、集団授業より個別授業が得意で、その生徒に合わせた授業ができると自負しています。それでもやはり今のこの生徒さんとの関係のようになるまでには時間がかかるよなぁというのもわかっています。だからこそパーソナルトレーニング、個別指導は集団より高い。

「楽しい」に至るには当然たくさんの準備が必要

講師業(教師業)はやはりボランティア精神が強くないと難しいかなと思います。私自身この楽しい授業を作るために、オリジナルの問題やプリントを作成したり、普段から教育論などの本や記事もたくさん読んでいます。より理解度を高めるために、生徒別に好きな漫画とか調べて会話のネタ作りもします。塾勤務ならこの自宅や外出中の授業準備の時間は無給。それでも生徒に学習の楽しさを伝えたいという目的があるので、やっています。自分自身もそういう研究が楽しいからやれているのですが。

今度何をメインに働くかというのは今まだ模索中です。学んでいるキャリアコンサルタントもやってみたい。この前偶然以前やっていたヤフオク出品でほぼ生活していた過去が友達との話題にのぼり、そういうの一緒にやってみたいねという話も出たり。それはそれで面白くて、実際にネットショップ経営もいいなと考えたこともあります。色々な仕事がありますが、出来たら今の指導のように「楽しい」と思えることをやれたらいいな。

偶然から天職にめぐり合うこともある

クランボルツ博士の「計画された偶発性」という言葉が、今のキャリコンの学びの中でも特に印象的です。偶然であったことでも仕事につながるという理論。ジョブズの点と点が線になるというのと似ていますが、人生中年の危機と言われる40代にもなると、まさにその通りだなと日々感じています。これについてはまた別途詳しく書きたいです。




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