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MITが教えるリーダーシップの4要素

MITの4-CAP+というリーダーシップモデルが日本語文献で見つからないので考えてみたんだけど、なんとなく欧米型の「リーダーシップ」という概念が日本では全く理解されてないのではないかという気がしてきた。

そもそもリーダーシップが外来語だし。ちょっ意訳すると、

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<4-CAP+ リーダーシップの4要素>

1. Sensemaking「感覚的な判断に意味付けできる力」
外部環境の不確実性から物事の本質を感覚的に読み取って判断することができ、それを他人に納得させることができる力

2. Relating「他者に共感し他者を巻き込む力」
他者の話を聞き、上手に交渉し、サポートし合う関係性を作りつつ、自分の意見を支持してもらうようにしむける力

3. Visioning「方向を示し他者を鼓舞する力」
組織の中核となる価値観や使命、未来像とそれに対する楽観的見解を他者に植え付けて鼓舞する力


4. Inventing「革新的なものを創造し実行する力」
ビジョンの実現に至るまでの新しい構造やプロセスを創造し実行する、そしてそれを組織の文化にまで昇華させる力

<4要素の中心にあるもの>
+Building Credibility「信頼の獲得」
強い目的意識を持ち、言動通りに誠実に行動し、約束を守ることにより、能力と結果の双方により周辺からの信頼を得ること

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有能な人が組織から去るのは必ずしもリーダーシップの欠落が原因だとは限らないが、リーダーシップの欠落は”確実に”有能な人の流出を招く。

日本型組織では「出世している人」と「リーダーシップのある人」はほとんど一致してないのではないか。

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