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生成AI時代に再定義されるデザイナーの価値

株式会社エクスプラザは「プロダクトの力で豊かな暮らしをつくる」をビジョンに掲げ、生成AIを活用したプロダクト開発を行っています。
このnoteでは、社内で活躍するメンバーにフォーカスして入社した経緯や、大事にしている価値観についてインタビューしています!

小柳 岳 / Gaku Oyanagi
1994年生まれ、新潟県出身。大学在学時、複数社でのインターンを経て2017年にMatchGroup(NASDAQ上場)のグループ企業で恋活・婚活マッチングアプリ〈Pairs〉を運営する株式会社エウレカに入社し、UI/UX開発に従事。業界初の本人確認eKYC機能、Web版フルリニューアルなど担当。その後複数社でのデザインパートナーを経て、2023年9月に株式会社エクスプラザ入社。既存/新規プロダクト生成AI導入におけるPoC開発のUI/UXデザイン、クリエイティブディレクション、カンパニーブランディングを担当。


プロダクトデザインの魅力に出会ったエウレカでの経験

大学在学中にインターネット企業でインターンをする中で、デジタルプロダクトデザインに興味を持つようになりました。デザイナーとして経験が積めるインターン先を探して、その後新卒入社することになる株式会社エウレカにインターンとしてジョインしたのがデザイナーとしてのキャリアのスタートです。エウレカでは主にPairsというオンラインデーティングサービスのUI/UXデザイナーとして4年ほど従事しました。その後、フリーランスを経て、2023年8月にエクスプラザに入社しました。
プロダクトデザインに興味を持ったきっかけは、ユーザーインタビューなどを通じて、お客さまが本質的に求めていることや課題を浮き彫りにし、それを解決するソリューションとしてデザインを最適化していくというフローをインターンで体験したこと。また機能性と審美性を高次元で成立させるためにせめぎ合うことを体験したことです。元々プロダクトデザインもインターネットサービスも好きで、細部にこだわって良い体験を再現できるものづくりがしたいという思いが根源としてあったので、好きだったもの同士の掛け合わせがデザイナーとしての仕事だと気づき、興味を持つようになりました。
エウレカでは、Parisのプロダクト開発を各プロダクトフェーズごとに経験することができました。その中で業界初の本人確認eKYCのUI/UX、Web版のフルリニューアルデザインなどを経験しました。またカンパニーブランディングとして位置付けされる名刺やオフィスデザインプロジェクトなどにも携わりました。

正しくせめぎ合い、変化し続ける偉大な組織を作るために

エウレカでの経験の最中にコロナ禍、そして父の病気で地元新潟に戻りサポートをすることを契機に、今後のキャリアを考えるようになり、一度フリーランスとして働きながらデザイナーとしての価値をじっくり考える期間にしました。
複数のパートナー企業さまと関わる中で、その中の1社であったエクスプラザへの入社を決めたわけですが、大きく2つが決め手となりました。1つは良いプロダクトを生み出すチームの素養を探索している中でたどり着いた結論と、もう1つは生成AIの市場環境です。
様々なデザイン、プロダクト組織とご一緒する中で、事業観点・組織観点またそれぞれのフェーズや市場状態を捉えながら、どんな組織やパーツがあることが偉大なものを生み出せるのかをご一緒しトライしながら考え続けていました。
結果として、中長期で良いプロダクトとそれを作るチームになるためには、それぞれが個として有しているマインドセット・スキルセットと特異性が正しくせめぎ合い、それを下支えできるカルチャーが常に変化・適応し続けることでしかなし得ない。と結論づけ、それができる環境を自ら作り出したいと思うようになりました。
もう1つはChatGPT登場により、月並みですが生成AIによって新たなイノベーションが起きそうだと思ったこと。新しい技術をキャッチアップしながら、正解がない中でものづくりができ、偉大なプロダクトとチームを作るなら今、ここでしかないと感じました。
また、経営陣のKazuki、Kanは元々友人だったこともあり、自分の中で考えていることをカジュアルに相談できる仲でもありました。入社して欲しい理由や期待する役割などをまとめたドキュメントをもらい、最終的に意思決定する大きな要因でした。

実際のドキュメントのスクショ

生成AI時代に再定義されるデザイナーの価値

エクスプラザでデザイナーとしてクライアントのUX戦略およびUI/UXデザインと、自社のブランディングを担う中で、目まぐるしい変化の市場において生成AI時代にデザイナーの本質的な価値は何か、と考えるようになりました。
問題解決力としてのデザインアプローチと、クリエイティビティーの具現化によるアウトプットスキルとしてのデザインスキルの2つを大まかに分けた時に、「デザイナーとはマインドセットである」というのが私の見解で、問題解決力としてのデザインアプローチにおける過程は生成AIにより一定早く辿り着けたり、デザインマインドセットを有する人であれば、誰もがデザインアプローチの実施者である、と思っています。
そこで立ち返りたいのが、後者のクリエイティビティーの具現化によるアウトプットスキルとしてのデザインスキルです。
デザイナーの有する特異性として「審美眼でクリエイティビティを司り、ものごとをよりシンプルに、豊かにする力」、「具体と抽象の行き来から養われたクリエイティブジャンプ力」があります。
本質的なデザイン以外は置き換えられ、振り落とされていくからこそ、デザイナーの介在価値、それを具現化するクリエイティビティの質が試される。また、生成AIによって業務が効率化され、余剰ができてもなお、デザインする行為自体に没頭し、時間を使うことを厭わない。デザインの可能性を信じて執着できる人こそが、ソリューションとしての生成AIとうまく付き合いながらクリエイティビティを最大化していく、生成AI時代のデザイナーの価値だと確信しています。


不確実性を楽しめる、ポジティブな好奇心がある方と働きたい

この市場においてプロダクト開発や会社運営をすることは不確実性が高い状態なので、会社の戦略が変わったり、個人に求められるケイパビリティも変わります。これまでの経験を拠り所にしつつもアンラーニングして、前例や正解がないことにポジティブな好奇心を持って探求できる方は活躍していただけると思いますし、そういう方がうちの会社問わず生成AI時代で活躍できる人なんじゃないかなと思います。
生成AI領域はまだトップランナーがいないので、この領域で先んじて自身のキャリアにレバレッジがかかり希少性が高まり、プロフェッショナルになっていくあまりない機会だと思いますね。

最後に

エクスプラザでは生成AIを使ったプロダクト開発を担うデザイナー・エンジニアを積極的に採用しています。
まずはカジュアルにお話しすることもできるので、ご興味ある方はぜひお気軽にご連絡ください!

https://x.com/gakuoyanagii


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