収穫した青梅で蜜煮を作る〜くいしんぼうラボ 活動レポート(vol.13)
前回の活動で大量に収穫できた「青梅」の加工を、翌日の 5 月 23 日(火)から始めました。今回の活動レポートは、この収穫後の加工の様子 を一部ご披露することにしました。
辻調のラボメンバーのうち、製菓の学生は『梅ジャム』を作り、調理の学生は『青梅の蜜煮』を作ったのですが、今回ご紹介するのは『青梅の蜜煮』です。
加工に携わったのは日本料理を担当する私と数名の学生で、23 日(火)から処理をはじめて 31 日(水)まで、土日を除いて、下漬け、煮込み、漬け込みと、出来上がるまで実質 7 日間の作業となりました。
ポイントは、まず一粒ずつ梅のヘタを取った後に針でまんべんなく刺すことで、蜜の染み込みをよくするとともに皮が割けるのを防ぐことと、そして銅鍋を使用することで、鮮やかな緑色の蜜煮に仕上げることです(銅鍋がない場合は銅板や10円玉でも代用できます)
さて、長時間をかけて作った『青梅の蜜煮』ですが、他と比べると糖度が低いため、保存瓶で真空にして低温保管します。また、この『蜜煮』とともに、製菓の学生中心に作った『梅ジャム』も、次回のラボのときには参加者全員で試食する予定です。 こんな形で、土に触れながら、食材を育て、収穫して、これを無駄なく安全においしく頂くという活動を通して、食に関して実践できる様々なノウハウ、スキル、技術を楽しく身に付け、環境にやさしく、持続可能な社会の実現につなげていきたいと思います。
辻調理師専門学校 岡田 裕
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?