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7月のラボ活動より

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Explaygroundではさまざまなラボが「遊びから生まれる学び」を実践しています。そんなラボ活動から毎月幾つかピックアップしてご紹介する連載を始めます。 Explaygroundのラボ一覧

VR体育ラボ

VRコンテンツを開発し、そのコンテンツを利用して、問題解決学習の問題生成場面をデザインし、実践します。体育の授業で、動きをイラストや動画で確認するのではなく、プレイヤーの視点そのものから動きを捉え、活動者の内側の視点に立って、問題を設定し、解決していくような新しいスタイルの問題解決学習を確立することが目的です。
リーダー教員:鈴木 直樹(東京学芸大学 准教授)

これまでの活動知見を盛り込んだ本が出版されました!
ICT×体育・保健体育 GIGAスクールに対応した授業スタンダード

(発売以来、Amazonの保健体育書籍部門売れ筋ランキングで2位あたりをキープしています)
昨年から取り組んできた跳び箱や平均台の授業を題材に、VRを取り入れると授業をどう変えることができるか、その実践についても詳しく紹介しています。
さらに、ここで使用したVRアプリを全国の学校で活用していただけるようにする準備も開始しました。
さらにさらに、これまで試してきた跳び箱・平均台に加えて、幅跳びアプリも開発中です。

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Green Tech Engineer LAB

東久留米の森等で、森での学び、暮らしを実践することで、これから必要とされる自然とともに、自然を活用して生きていく人材の育成を目指します。
Dream 1:森を学ぶ、森で学ぶ、新しい森の学びのシステムの構築
Dream 2:多くの人が森を守りながら、森に暮らす、新しい森生活システムの構築
リーダー教員:大谷 忠(東京学芸大学 教授)、鉃矢 悦朗(東京学芸大学 教授)

最近はもっぱら中学生パワーにあふれているラボです。学校の すのこを製作するのはもうお手のもの。やりたいことがどんどん膨らんで、いまは木のおもちゃ、教室の棚、すのこ、学校説明会用の看板、教室ジャストフィット、教室のサイン、Animal Volunteer、公⺠館プロジェクト、DBJ(デジタル、ベンチ、樹名板)、QGISシカ調査、映像コンテスト(Adobe Adobe の SDGs コンテスト)、エコプロ展準備 といった数多くのプロジェクトが立ち上がっています。夏休みもやりたいことがいっぱい。

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変人類学研究所

変人が変人として受け入れられる社会を作りつつ、各自が自分の変人性に気が付き、その変人性を生かそうとする人材の育成を目指します。
リーダー教員:小西 公大(東京学芸大学 准教授)

学芸大生有志とのコラボ企画で、「夢チュウ遊えいっ!FES」というイベントを開催しました。子どもから大人まで、とにかく夢中になって遊ぶという場を公園でポップアップにつくる試み。今回はプロトタイプなのでアイディアをまずは形にしてみましたが、やってみてたくさん学びがありましたので、次回はそれを活かしてもっと夢中になれる場をつくります!

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青少年体験アワードラボ

青少年が体験活動に参加することで「生きる力」を体得し、社会をよりよく生きて行く学びと成長の機会を増やすことを目指し、小中高生が体験から学ぶことを奨励するプログラムを運営します。
リーダー教員:小森 伸一(東京学芸大学 教授)

今年も体験活動のエントリー募集を開始しました。コロナ禍で人と交わる体験活動は例年より難しいかもしれませんが、できるだけ無理のないように参加条件を緩和しています。

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Edu Knot Lab

「東京学芸大学に〈越境×協働〉の結び目をつくり出せ」
東京学芸大学は教育の中央商店街。ないものは,ありません。
でも,入学してどこかのお店に入ったまま,隣のお店には何があるのか,どんな人がいるのか,その交流はとても少ない。教師に必要なのはお店のディープな常連になること以上に,いろいろなお店に並んでいる商品や世界をつなぎ合わせて教育を生み出していく力です。
「Edu Knot Lab」は,教育の結び目をつくっていくラボ。いろいろな専門性を総合的に結びつけていく中で,教育の実践と,それを生み出す視点づくりを,学生の協働,教師の協働で進めていきます。
リーダー教員:南浦 涼介(東京学芸大学 准教授)

まだまだキャンパス内に学生が少ない中での試みとして、4月から月に2回お昼時に「Edu Knot Radio」という YouTube ライブ番組を放送しています。学芸大の多彩な側面を紹介したり、先生や学生の生の声をシェアしたり。7月は府中のFM局で番組「TGUラジオ」をやってる学芸大学生との対談と、萬場先生による「せんせーの研究室ってどんな感じ?」を放送しました。
これまでの放送録画

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金文ラボ

漢字の起源や語源を探究し、面白くてしょうがない漢字学習、古代漢字の解読を通しての当時の社会を理解していく、新しい漢字の発明などなど、漢字の多様な可能性や未来を考えていきます。
リーダー教員:下田 誠(東京学芸大学 准教授)

つい先日このnoteでご紹介しました金文ラボ。そのときご紹介しましたように、現在は月に1回オンラインで集まって翻訳語について語り合っています。単にその語の意味を確認するだけでなく、そのころの時代背景においてその語が関連する概念や文化が今とどう違っていたのか、といったことも幾つかの資料などから想像して楽しんでいます。7月は「団体・政党・共産党・党派・共産主義」などをテーマにディスカッションしました。

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いごこチーム

「居心地ってなんだ?」という問いを問い直し、ユニバーサルにおける居心地のつくりかた、自分の居心地を自分でつくれる人材育成についての研究を進めていきます。
リーダー教員:萬羽 郁子(東京学芸大学 准教授)

6月から7月にかけて、学芸大の大学院の授業「教育支援協働学概論」の一環でExplaygroundの各ラボに受講生の学生さんが入って取材したり一緒に活動したりしました。いごこチームにも数人の学生さんが参加してくださり、「東京学芸大学内のとある場所を“居心地のいい場所”にしたい」というテーマで活動しました。その様子をこのnoteでも3回に渡って連載いただきましたので、ぜひお読みください。

東京学芸大学内のとある場所を“居心地のいい場所”にしたい!…第1弾
東京学芸大内のとある場所を“居心地のいい場所”にしたい!…第2弾
東京学芸大内のとある場所を“居心地のいい場所”にしたい!…第3弾

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放課後まほらbo

「まほら」とは、「素晴らしい場所」「住みやすい場所」という意味の日本の古語です。子どもにとって、親にとって、地域にとっても素敵な「放課後のまほら」を探究します。
リーダー教員:小森 伸一(東京学芸大学 教授)

まほらboは7月も元気に活動しています。その様子はブログでご紹介していますのでぜひご覧ください。7月は学芸大 正木賢一先生とのオンライントークも実施しました。
【遊びと非認知能力】正木賢一先生第2弾 × オンライントーク第8回

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iQL 無邪気な問い研究所

「トピックベースの伝統的二次元的教育(事実とスキル)から三次元的教育(概念を中心にして事実とスキルを統合/転移させる)への移行」を目指すラボです。
iQLでは、「無邪気な問いを立て続けられる人財」を育成します。CBL(Community-Based Learning)の方法論的研究を進めるとともに、「クリティカルシンキング」や「ロジカルシンキング」などを包括する「概念設計」を軸とした「問いの建て方と解き方」の研修プログラムを開発していきます。また、社会の第一線で活躍する経営者や研究者、アーティストといった多様な人材やコミュニティが相互作用する「場」を設定します。
リーダー:田﨑智憲(東京学芸大学大学院)
ファシリテーター:藤村 聡(東京学芸大Explayground推進機構 理事)

立ち上げたばかりのこちらのラボでは、「無邪気なオトナのつくりかた」の独自プログラムを開発すべく、メンバー同士で企画会議を行っています。

他にも各ラボがさまざまに活動していますので、来月もまたお知らせしていきます。

(フジムー)

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