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やさしい気持ちになる人々

父が倒れてから両親がいなくなるまでお世話になった、近所のおじいさんとおばあさんにお土産を届けてきました。トフも連れていきました。みなさんもう80歳前後なのに、まだまだご健在で、そして毎日の畑仕事もこなしているという。みなさんが元気な事が嬉しくて、私も元気をもらって、そして優しい気持ちになれました。この人々と地元で農業をやろうと決心して過ごした日々は、今となっては私の宝ものになりました。

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そのあとに、1泊2日の人間ドックに来たのだが、対応した職員の態度が悪いといって延々と若い職員を怒鳴って悪態をついている「典型の切れる日本人のおじいさん」の患者がいた。


コンビニでお釣りの渡し方が悪いといって「俺を誰だと思ってるんだ!」といって若い店員を土下座までさせちゃう、ような例の人々の一人です。一時間以上大声でどなっていて、しまいには「俺は◯◯さん(たぶん地元の有力者?)を知っているんだぞ」と電話をかけたりしていた。みんな忙しいだろうに数人の職員が対応してました。

私は検査待ちの空腹も極限に近くなっており、そのためかものすごく腹が立って「あなたの行為は醜いです」と言いたかったが、職員さんに「被害に合わないように部屋にいてください」と止められた。(火に油になるところでした、、、すみません。)

この周りが見えなくなった爺さんの行為はものすごく恥ずかしい行動ではあるが、年をとると陥りやすい行動だとは思うので、他山の石にしなければと肝に命じながら部屋で空腹に耐えていた。

他山の石(たざんのいし)は、四書五経のひとつ『詩経』の記述に基づく故事慣用句。「他人のつまらない言行、誤りや失敗なども、自分を磨く助けとなる」といった意味であるが、、、

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BB%96%E5%B1%B1%E3%81%AE%E7%9F%B3

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わたしはね、年をとったら、人々を優しい気持ちにしてくれる近所のおじいさんやおばあさんみたいになれるよう心がけます。心がけるように頑張るので、また次に帰るまで元気でいてください。