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コロナ時代の新規事業の創り方~シンガポール編

こんにちは。在シンガポールの中村です。シンガポールでは、1月下旬のチャイニーズニューイヤー前後から騒がれ始めた新型コロナですが、その後、段階的に警戒を強める中、4月7日に「サーキッドブレイカー」発動。当初は5月4日まででしたが、諸々の状況を鑑み昨日、6月1日までに延長されました。政府が指定する”Essential”に該当する事業以外は全て自宅からテレワークが必須。守らない企業と個人は処罰されます。弊社は、3月中旬以降は、週1回のチームミーティング以外は自主的に、原則テレワークに切り替えていたため、のべ約3カ月間の完全在宅勤務となります。

テレワーク自体は、数年以上前から行っているため、オフィスに行かないことで支障が生じることは少ないものの、「他人との物理的接触を極限まで避ける」という今回の新型コロナ対策は、公私ともに影響を及ぼしています。一方、この特殊な状況はある意味、今後のビジネスの在り方を考える好機とも言えると考え、私なりに考察を深めていきたいと思います。

他人との物理的接触が前提となっているビジネス
最も直接的な影響を受ける業界は、この「他人との物理的接触」がビジネスの根幹となっているものでしょう。どれも、家族や友人もしくは仕事相手という”自分以外の他者”との直接的な交流が前提になっている業界です。代表的な業界は:

●移動:航空会社、鉄道、バス、タクシー
●旅行関連:旅行会社、クルーズ船、ホテル、民泊
●娯楽:テーマパーク、スポーツ観戦、コンサート、映画、観劇、ライブハウス、クラブ、カラオケ、外食(レストラン、バー)

これらのビジネスの将来は、1-2年後の社会が「Post Corona(コロナ終息)」と「With Corona(コロナと共に生きざるを得ない)」のどちらになるのかで大きく異なるでしょう。前者であればワクチンが出来るまで何とか資金繰り出来る会社は生き残り、後者の場合、業態自体が変容せざるを得ない。場合によっては無くなる業態もあるでしょう。

この考察では、次回以降、「各界のエキスパート」の意見を取り入れながら、私自身の活動の舞台である東南アジアでの”新規ビジネス”の方向性を考えていきたいと思います。

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