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XD編集部が気になったCX関連のニュースや記事 #86 (2023/10/6)

XD編集部の川久保です。

今週も雑誌『XD MAGAZINE』に掲載したインタビューを公開しています。通称「YCAM(ワイカム)」の名で親しまれるアートセンター、山口情報芸術センターのプロジェクトが面白いです。

“未来の公園”を目指すプロジェクトとして始まった「コロガル公園」シリーズは“ハッキング”可能な遊び場を目指しているという。遊園地とは正反対の楽しみ方とは何か、お話を伺いました。

『XD MAGAZINE』をご覧になっていない方はぜひご覧ください。

今週の更新記事

【インタビュー】山口情報芸術センター[YCAM]|“ハッキング”可能な遊び場。遊びながら学び、学びながら遊ぶ。YCAMが実践する、創造力を育む場のつくり方
【鼎談】金子由里奈 × 伊藤亜紗 × 青柳菜摘|会話のすきまから。日常会話・映画・詩——フィラーを入り口に考えるコミュニケーションと遊び
「急須の不便をデザインで解決する」nana’s green teaが「360KYUSU」を発売、店舗でも採用

最近のXD編集部が気になったニュース

最近の気になったニュースをお届けします。

・発表!「マーケター・オブ・ザ・イヤー2023」 6人の変革者たち
日経クロストレンドがマーケターオブ・ザ・イヤーを発表しましたね。大賞はスープストックトーキョーの松尾氏。企業理念と真摯な姿勢をいうことが評価されています。 昨今、X(Twitter)を中心に炎上というような形で企業が批判されることも多いですが、世間が騒いだとしての「自分たちの顧客は誰なのか」がわかっていればこうやってブレない対応ができるということですね。簡単には見習うことできないですが、後年でも参考にしたい事例です。


「マーケ部門はいらない」 スープストック、貫く信念と“Twitter騒動”:日経クロストレンド(この記事は2023年10月8日 9:22まで無料登録せずに読めます)

・【レジ渋滞終了】スーパーライフの売り場移動型セルフレジ「ピピットセルフ」が便利だ! しかし気になる点も……
イオンのレジゴーのようなセルフスキャン端末がライフでも登場。タブレット一体のカートとスマホ端末と両方あるのは便利ですね。


・マツキヨ、ヒットPB連発の理由。1億人超データを駆使「細かすぎる顧客分析」とは
マツキヨの商品データからの顧客セグメントの作り方の話が面白いです。価値観で顧客を分けるというやり方にデータを用いているのでユニークですね。

力を入れているのが、「商品DNA」と呼ぶ独自の分析の手法だ。膨大な項目によるスコアリングで、それぞれの商品の顧客像を浮かび上がらせる。 櫻井氏は「お客さんが買っているものから顧客をセグメンテーション(区分け)し、顧客像を作っている」と明かす。ターゲットを性別や年代で区切るのでなく、「価値観」で見るのがマツキヨ流だ。 美容に対する意識一つを取っても「異性にモテたい」のか「同性受けを良くしたい」のか……。買い物の価値観は「保守的でメジャーブランドを選ぶ」のか、「SNSに反応しやすい」のか…。こうした価値観を意識スコアとして設定し、取り扱う全ての商品に付与しているという。


・ジャンプ+による海外向けマンガ誌アプリのサブスク開始、最新話まで読み放題に
集英社の漫画の海外向け他言語サービスがサブスクを開始。全世界で連載作品の最新話が読めるようになるそうで、日本の漫画の人気がますます全世界で広がりそうです。


・ERAM(エラム) 試して比べて理解する香水サービス
ポーラオルビスの香水サブスクサービス。少量の香水が2ヶ月で6本を試すことができて、好みを探る仕組みのようです。


・るるぶ、旅行だけじゃない 企業や学校の非売ガイド続々 - 日本経済新聞
JTBパブリッシングがるるぶで培った編集や誌面の見せ方を、旅行以外でのガイドブックにも活用という話です。企業や学校のガイドブックで見せ方が旅行のようにみせてあったり、面白い見せ方になってそうです。


・イオン・セブン、金融サービス再編で描く「個客」開拓 - 日本経済新聞

イオンとセブンイレブンという日本の巨大小売グループを例に、金融と小売との関係、そしてデジタルの浸透による個客との付き合いの話がまとまっています。小売との関係の近さで浸透してきた両社の金融サービスですが、今後はBaaSの浸透で身近な金融サービスが増える中でどう顧客との関係を構築していくかという点が注目されています。


・大躍進の「ちょこざっぷ」。コンビニ並み拡大戦略で狙う勝ち筋に見る、パチンコ店との意外な共通点
1年で1000店舗を達成したchocozapの今後の狙いを入山さんが解説しています。相互に交流するコミュニティというより、地域の中で人が集まったり、とにかく寄ってみたくなるという意味でのコミュニティですね。人が集まればそこがメディアになり、メディアとなった場にはいろいろ交差できる可能性がありますね。

僕が思うに、chocoZAPの本当の狙いは、昔の「町の寄合所」のような、地域の新しいコミュニティの場所になることのはずなのです。ジムはそのための入り口。定期的に人が集まる場所になったら、そこでたとえば物販をやるとか、イベントを開くとか、可能性はいくらでもありますよね。

しかもchocoZAPは店舗への出入りなどはスマートフォンのアプリで管理していますから、当然、すべての会員とデジタルでつながっている。となると、ゆくゆくは「杉並区の○○店ではお料理教室をやります」とか「荒川区の××店ではバザーをやります」というような情報交換もできるでしょう。 つまり、chocoZAPが成功できるかどうかは、今後、もう一段二段と業態を変容させて、地域に根付いたリアルコミュニティビジネスを伸ばせるかどうかにかかっているといえます。おそらく同社の狙いはそこでしょう。


・出没!アド街ック天国、執念の「街リサーチ術」をついに語る。最高の街の見つけ方とは
放送29年を超えて、1,400を超える街を紹介してきたアド街の取材の秘訣。インターネットに情報が増えた現代だからこそ、インターネットに載っていない情報を集めることが大事になってきますね。


・藤崎が富裕層向けサイトを12日開設 ブランド品、輸入車、新築マンションも情報提供 | 河北新報オンライン
仙台に老舗百貨店藤崎の外傷向け専用サイトがオープン。外商もオンラインを活用する時代です。


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