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思い通りにはいかない。②

前回の続きで、前の病院の事務長と、戻ることについて話をしてきました。

事務長としては「ウェルカム」とのこと。
もし戻ってくるなら、役職もつけることも考えているとのこと。

さて、どうするか。

給料も確認しましたが、今の病院で働いた1年間も反映してくれるとのことで、戻ると、退職をした時より、給料がプラスになります。役職手当もつくので、給料的には同世代の中ではもらってる方になるかもしれません。

今の病院にいても経済的には行き詰まりますが、専門職としての技術は上がる。今の自分はスキルアップを求めています。

スキルアップは独学で、職能団体での他病院でのつながりも生かして、やっていくしかないか、、、。

今の病院で働いていて、専門職としての軸はできたように思います。
この軸をぶらすことなく、自己研鑽を積んでいくか・・・。

直属の上司にも、前の病院の事務長に話をしたことを報告しました。

上司からは、事情はわかるし、生活がかかっていることもわかる。今できることを院長も含め掛け合ってみると言ってくれました。その上で、「これからが伸びる時。小さいことにも気づけているし、前の職場で責任者として働いていた分、全体をみることもできている。自分の後を託そうと思っていた。」と後に続けて話してくれました。

たった1年ではありますが、今の病院でも信頼を勝ち取れているんだと感じました。

本当に全てが思い通りにはいきませんね。だから人生なのですが。

これからの人生は、自分だけの人生ではなくなります。
養わないといけない家族がいずれできる。やはりお金は必要です。

近いうちに決断を下さねばなりません

ただ働くというだけを取れば、給料が高い前の病院へ戻るのが合理的ですが、自分としては、専門職としての技術を向上したい。

母に相談をしたところ、
「オカンは抗がん剤をやりながら開業した。死ぬ思いだった。そうしないと自分の治療費もなかった。あまりにもお金がなかった。どうなるかわからない茨の道だったと思う。オカンの息子だから大丈夫。」

母は10年以上前に癌を罹患しました。今もペインクリニックに通院をしています。
骨転移もあり、骨を削っていることから生涯痛みと闘っていかなければならない体になってしまいました。

母に比べれば私の悩みはちっぽけなもの。むしろ、母に心配をかけてはいけない。

そう思うと、前の病院に戻って、自分で切り拓いていくのが性に合っているのでしょうか。母ほど強くはありませんが。

どの道に行こうとも、自分次第でいくらでも切り拓いていける。環境ではなく自分次第。

近いうちに決断をします。

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