見出し画像

相手に伝わる文章を書きたい

文章を書くことに正解も間違いもない。

でも、ここ最近なかなか文章を書く事ができない自分がいた。そんな時に出会った一冊の本。

文章の書き方についての本を読むのは、初めて。ページをめくる手が止まらなかった。何より「文章を書こう!」という気になった。僕は本を読む時に、3色ボールペンを持ち、本に3色で線を引きながら読む。もちろんこの本もその方法で読んだが、これまでにないくらいページがカラフルになった。自分にとって印象的な事が多く書かれており、自分のフィルターを通った証拠だ。

この本を読んで、考えた事や心に残ったことを3つ記したい。『』は書籍からの引用である。

1.『発信する時、画面の向こうには生身の人間がいる』

パソコンやインターネットを使って発信する時、画面の向こう側に生身の人間がいることを忘れてはいけない。どうしても忘れがちだが、最も忘れてはいけない事だろう。このことを意識すれば、インターネットやSNSで誹謗中傷がなくなるに違いない。

向こうに相手がいると認識するからこそ、納得し理解してもらう事ができる文書を書く事ができる。だから、これを意識するだけで「わかりやすい文章」が書けるだろうと思った。

2.視点を変えて文章を書く

『作者モード』と『編集者モード』、2つの視点でわかりやすい文章を書く事が大切だ。

作者モードでは、とにかくネタをためること(インプット)に集中して、たくさん溜まったところで一気に吐き出す。この過程は、主観的に文章を書いていくのが大切だ。とにかく書く。伝えるという事はあまり意識しない。

次に編集者モードで、「本当に面白いのか?」ということや「本当に分かりやすいのか?」ということをもう一度読みながら、自分に問う事が大切だ。客観的な視点でみた時に、わかりやすいかどうかを判断する。

3.わかりやすい文章とは何か?

著者の竹村さんによれば、わかりやすい文章とは『読む速度と理解する速度が一致する文章』だという。さらに、『書く人がそのことについて完璧に理解している必要がある』とも述べている。これに関しては、僕も同感できる。自分が熟知しているからこそ、わかりやすい表現に置き換えて説明する事が可能だ。

これに加えて、僕にとってわかりやすい文章とは「おもしろい」文章であると考えた。竹村さんも述べているが、『面白くない文章は読まれないという事実があるから』だ。面白くするためには、自分だけが知っている事実を入れてみたり、もし自分が読者だったら本当にその文章を読みたいのかということを考える必要がある

以上、3点が自分にとって大切だと思った箇所だ。

そして、これも著者の竹村さんがおっしゃていたことだが、「自分が文章を書くことで人類を0.1パーセントでも進化させよう」と思って文章を書くことにしたいと思う。例えば、私の場合、宇宙のあまり知られていないことや宇宙開発の取り組みをわかりやすく書きたい。そして、少しでもその魅力やワクワクを知って欲しい。このように、常に自分のフィルターに情報を通して「伝える」事が重要だ。



この記事が参加している募集

推薦図書

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?