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自分の固定費

みなさんは「自分の固定費」がいくらか把握しているでしょうか。

経営者であれば「固定費」という言葉はすぐに理解しますが、私たち一人ひとりが「お金」について考える際にも、この言葉はとても便利です。

個人としての私たちが「固定費」について考える際は、「自分が日々生きるのに必要な費用」と置き換えるとわかりやすいでしょう。

例えば

・賃貸住宅の家賃
・持ち家の人の住宅ローン(家は資産ですが、ローンは毎月出ていくのでここでは固定費と捉えてみましょう)
・車のローン
・スポーツクラブ、習い事
・美容代
・被服代
・食費
・交際費

などなど。

メルセデスを買えたとしても

車と言えば、“Honda愛“に溢れている私の父親に言われたことを思い出します。

「新車の外国車を買うことはできるかもしれないが、それを維持するのには結構なお金が掛かるよ。」

新車のメルセデスベンツを買ったとします。しかし、そのメルセデスを維持するための自動車保険、車検費用、整備費用、修理費用は一般的には国産のHonda車よりも高くつきます。

これらのコストを含めた「支払能力」が「長期」にわたって自分にあるのかを、メルセデスを買う前に判断しなくてはなりません。

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ベンツのために他の場面で「節約」を余儀なくされたり、他の楽しみが奪われるようであれば、メルセデス購入は見直さなくてはならないかもしれません。

欲しいモノと必要なモノ

車の話だけではなく、人によっては高級ブランド服や高価な化粧品を好む人もいますし、また外食をするお店もどこを選ぶかで支出がだいぶ違ってきます。固定費を上げたことで得られることに価値があれば良いのですが、どうでしょうか。

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私が多くの方の「お金事情」と接してきて感じることは、一度「自分の固定費」を上げてしまうと、それを下げることは結構難しいんだなぁということ。「見栄」が邪魔をしているように見受けられる人もたくさんいます。

「自分の固定費」を上げ過ぎないことは、お金と付き合う上でも、お金を貯める上でも重要なポイントとなりますので、常日頃から気を付けたいものです。

私は子供たちが幼いころから言って聞かせています。

“「欲しいモノ」と「必要なモノ」を区別すること”

あんまりキッチリやってしまうと、遊び心、楽しみ、余裕といったものが排除され過ぎてしまうので要注意ですが(笑)

他人が「ムダ」と思うものでも、自分にとっては「なくてはならないもの」であれば、それは「必要なモノ」ですので、自分の必要を守るためにも、他のムダ、欲しいだけのモノの優先順位を下げる努力は必要です。

ちなみに私の場合、「家(住空間)に対してお金をケチらない」という価値観を持っています。その為でしたら他のものはかなりガマンもできるし、普段から贅沢もあまりしません。何かに対して、他の人が持っているから自分も持ちたいという感覚も無いです。

お金と付き合う上で重要なのは、他との比較ではなく、自分の価値感です。

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