見出し画像

中小企業が人を採用する方法を、人事担当 兼 責任者のオレが具体的に説明する

今日は中小企業が人を採用する方法について、中小企業の人事担当 兼 責任者であるオレが具体的に説明しよう。

ちなみにオレの会社は製造業なので、業界によって当てはまるところも当てはまらないところもあるだろう。
使えそうなところだけ使ってくれ。

中小企業で新卒採用するのはほとんどムリ

採用というと、新卒と中途でざっくり分かれるが、新卒に関しては難しい。
非常に難しい。

大学生は基本、大手や有名企業を狙うので、聞いたこともない中小企業を受けることはまずない。
実際、去年試しに某有名新卒サイトに50万円ぐらいかけて新卒の募集をしてみたところ、1人として応募はなかった。

高校生も厳しい。

人手不足の影響か、高校生の求人倍率は年々上がっている。
しかも進学率が上がり、就職希望者は減ってきている。

また工業高校、商業高校などは、即戦力として使いやすいため、求人倍率が高い。

対策としては、とにかくどこか狙っている高校から採用し実績を作るというのがある。
ブラック企業が問題視される昨今、卒業生が在職している会社は高校からすると安心感があり、生徒に勧めてくれたりする。

ただ一朝一夕にはできず、根気が必要だ。
すぐには採れないとわかりつつ、毎年求人票を送り、粘り強く会社の紹介をし続け、1人でも入ったら辞めないよう大事に育てなければならない。

あるいは、偏差値が低めの普通高を狙うという手段もあるが、はたしてそれで良い人材が取れるのかという疑問が残る。

いずれにせよ、新卒採用は難しい。

中途採用が中小企業の主戦場

比べると、中途採用は新卒採用よりやりやすい。

中途となると、新卒ほど会社の規模、知名度などは重視されない。
多少なり働いた経験があるため、仕事の内容や、家から職場が近い、転勤がないなどの働きやすさで会社を選ぶ人が増える。

また、新卒で人気の会社はそれほど中途採用に積極的ではなく、新卒採用よりライバルが少ない。
さらに、中途採用は年中求人をしているブラック企業も多かったりで、普通の中小企業であればマトモだと思ってもらえる。

以上より、中小企業が人を採るなら、新卒採用より中途採用のほうが良い人が採れる可能性が高い。

Indeed(インディード)とハローワークは使おう

では具体的にどのように採用活動を行うかだが、まずIndeedとハローワークは使おう。

なぜなら無料だから。
仮に人が集まらなくても、一銭も損はしない。
(Indeedは一部有料だが、無料でも十分使える。)

そして、結構人も集まる。

IndeedはCMもやってるし、求人も多いせいか、応募は多い。
ハローワークも、国がやっているという安心感か、もしくは失業手当をもらうなどで行かざるを得ないおかげか、とにかく応募は多い。

集まる人の質に関しては微妙なところだが、数が多ければ選べるし、応募がないよりマシだ。

なので、まずはIndeedとハローワークはおさえておきたい。

重要なポジションの人材は人材紹介会社に紹介してもらおう

とはいえ、やはり無料のIndeedとハローワークでは、優秀な人材からの応募は少ない。

そのため、優秀な人材が必要なポジションでは、人材紹介会社を使う。
リクルートキャリアとか、そういう会社ね。

人材紹介会社では、候補者一人一人と会って密に連絡を取り合うせいか、ただ募集するだけでは中小企業など見向きもしない人にも、会社の紹介をしてくれる。
そして実際、結構な数の優秀な人が応募してくれる。

だがある程度、年収等の条件を良くする必要はあるし、採用したら年収の35%を手数料として取られるので、金額的に安くはない。
(手数料は、ほとんどの会社は35%、多少前後することもある。)
だが、重要なポジションに優秀な人材を入れるとなると、それぐらいは仕方なかろう。

中小企業の採用方法まとめ

今まで書いたことをまとめよう。

中小企業で新卒採用は難しい。
新卒採用に関してはそれはそれで地道にやるとして、中途採用がメインとなる。

中途採用するには、まずは無料でそこそこ応募もあるIndeedとハローワークを使おう。
また、重要なポジションに優秀な人材を入れる際は、人材紹介会社を利用するのが良い。

以上、オレが中小企業の採用担当 兼 責任者としてやってみての経験則だ。

それでは、みなさんの採用活動が上手くいくことを願う。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?