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高校三年生

先日歩いていたら、街宣車が舟木一夫の「高校三年生」を流していました。この曲、今の人からしたら古臭いのはそうだろうけど、1960年以降に流行したし、別に戦時中の歌でもないし、特定の思想に関係ないだろうと思いつつ素通りしました。
昭和、といっても平成にほど近い1980年代の曲でも、高校卒業の日が学生最後の日を象徴する歌だとか、女性が20歳を過ぎるとそろそろ結婚を考え出すとか、現在とはまったく異なる人生の流れがありました。

さて、18歳というと私がもし大学卒業して早目に結婚をして子供がいたら、今頃そのぐらいの年齢でした。受験生や浪人生に親(特に母親)の年齢を聞くとまさに同い年ぐらいの人がたくさんいます。
ついに、高校生や大学生から見たら、お兄ちゃんではなくお父さんの世代になってしまったのだなと感慨深いものがあります。なのにまだお前まだ大学受験生やってるのかよ!というツッコミは置いといて。

ツイッター…もといXでは、高3世代のFFも何人かいます。特に片フォローではなく私のようなヘンテコなアカウントとFFになってくれるわけですから、精神年齢が高い印象があり、同世代と話しているような違和感のなさです。ちゃんと同い年ともオッサンとも意思疎通ができ、ツイート…もといポストも全世代が見て面白い。逆に言えば人生何回目だよと思えるほどに立派です。28浪になってしまったあかつきには家庭教師をお願いしようかなと思いたい人も複数います。
一方で、18歳はおろか、稲中卓球部(たとえが古いのは年のせいだ、許せ)を彷彿させるような中二病?と思うような子もいて、ごめんそれ何がウケているのかオジサンわからないという場合もあります。学園祭のブースでもお客さんを楽しませようとするクラスと、完全に内輪ノリのクラスがあるような雰囲気でしょうか。
今話題の清原氏の次男(ちょうど18歳の世代)が多数記事になっていますが、非常に精神年齢が高いエピソードがあります。お父さんがあれだけの有名人、しかもどちらかというと荒くれ者なエピソードが多くスキャンダルもあった中で、お母さんのもとで立派に育ったし、慶應もまた彼を育てたし、他の人にはないプレッシャーの中で生きてきたのだと考察しています。

どちらがいいとか悪いとかではないのですが、18歳ってこんなに差があるもんなのだなと。教師から見たら、ほぼ自分と対等に近い感じで話せる子と、中学生を扱うような感じで接すべき子がいて、学力も多少の相関関係はあったにせよ完全比例しているわけでもないのです。大学4年生、22歳になれば、後者の子も完成度がある程度前者に近づくので、とりあえず大学に行っておけという発想はあながち間違いではないのかもしれません。
自分の18歳時代を顧みても、ピーターパン症候群などとも言われる私ですら、当時はもっと大人になって人と接するべきだったなとか思うわけですが、それよりも昔のお前1分も勉強してなかったろ! まぁあんな環境じゃできるわけもないけど、1日1時間ぐらいはやっておけよ。政経と英単語詰め込んで特攻だけでもいいからさ!

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