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noteに書いた家族へのラブレターは、一周回って私にも届いた話。

自分でもびっくりするくらいなんですが、ブログを10年くらい書いてます。きっかけは子育てを通して出会った友達から”お料理の作り方”を聞かれて、口で説明してもわかりにくいから、だったら

”You ブログ 始めちゃいなよ”

ジャニーさんのスカウトみたいな感じで始めた(笑)

ブログって何ですか?的な感じだった私は、とりあえずそのスカウトのジャニーさんみたいな友達2名が”アメブロ”を使ってるって言ってたのだけを覚えて帰宅した。アメブロってなんだかよくわからないけど、当時スマホはいらない派だった私に、マトさん(夫)が半ば無理やり買ってくれたiPhoneを利用して、アメブロを調べてみた。そしてダウンロードした事が私の人生を軽く、いや結構大きく変えた。

最初はとりあえず我が家の夜ご飯を載せたと思う。そのうち作る過程の写真を撮ったり、子供たちの様子を載せたりするようになった。そしたら知らない人からコメントもらったり、お友達に”昨日ブログに乗ってたご飯美味しそうだったね!”とか、”真似っこして作ってみたら好評だった!”なんて喜んでもらえて、書くのが断然楽しくなった

子育て中だった私は、ブログに子育てのエピソードや写真を載せて思ったことを書くことで、これは日本にいる両親にも読んでもらえて便利だなと思い始めて、日記のような感じで、日本の両親や友達に向けていろんな思いや、料理に込めた思いや、マトさんとのややこしいエピソードを書いてきました。スマホもない、コンピューターも使えない両親には、実家近くに住むかおちゃん(姉)がいつも読んでくれたり、見せてくれたりしてきた。

歳が過ぎるにつれて子供たちも大きくなり、このブログは両親に孫の成長を見せられる便利なツールというよりも、おうちごはんを通して感じたり思ったりしてる家族への気持ちを表現する場所になった。私、食いしん坊なので食に対する思いは多分、家族を思う気持ちと同じくらい大きいかと思います。比例して私自身も大きくなっている気がしなくもない。


始めた当初は専業主婦、子育てと家事に全力投球していた。でも、なんとなく専業主婦に引け目じゃないけど、やっぱり自分で仕事をして収入を得ることへの憧れみたいな気持ちはあった。小さな子供2人をデイケア(保育園みたいな場所)に預けるほどの収入を得られるような”手に職”を持ってたわけでもなかったから、仕事に出ずに専業主婦して子育てするしかなかった。ハワイのデイケア、高いですから。手に職って大切だなってやっぱり思わされた。

そんな家事、育児全力投球の日々の息抜きにもなったのは”料理”と、それを綴るブログだった。そしてそのブログが、なんと収入を生み出した!お仕事のオファーをいただいたのだ。めちゃくちゃうれしい出来事だった!私の料理と言葉が仕事になった!

今考えると、こんな私のブログに目をつけてくださったLaniLani編集部の方には改めて感謝したいなと思います。ありがとうございます。ハワイの情報がたくさん載ったフリーマガジンを発行していらっしゃる会社です。ハワイ旅行にいらっしゃる方は、いろんなところで目にするフリーマガジンです。そちらのWebサイトでブログを書かせていただいてました。旅行が難しいこのコロナ禍でも、ハワイの様子や情報がたくさん掲載されてますので、ハワイが好き!という方、チェケラっ!

こちらのブログを皮切りに、ちょこちょこお仕事オファーも入るようになりました。ブログのほかにインスタなんかにも手を出し初めまして(笑)そしたらこんな素敵な本に、我が家の食卓写真を掲載していただいたりもしました。

書き出すともっといろいろ載せたいところですが、今日私は私の仕事を紹介したいのではないので、この辺にしますが、クックパッドでもレシピ使っていただいたり、ハワイ州観光局のallhawaiiというサイトでも書かせていただきました。改めてみなさまとのご縁に感謝。


で!前置きが長くなってしまったけどここで本題です。子供達も手が離れて、私も社会復帰をして会社勤めをしていましたが、コロナの影響で再び専業主婦に舞い戻りました。仕事してた時はブログもおうちごはんも手抜きしてましたが、仕事に全力投球でした。でも仕事がなくなり、おこもり生活が続き、ちょっと落ち込み気味になった私を助けてくれたのはブログとインスタグラムだった。SNSを通して誰かと繋がってると感じる事がとても支えになったんですよね。一人じゃないんだなって。家族以外の人との交流が欲しくて、インスタグラムライブで我が家のごはんを作って紹介したりし始めたら、会ったことがないけれど、前からブログを読んでましたという方や、インスタグラムライブを通じて初めて出会った方。誰かとつながってるという事をすごく感じる事が出来たんですよね。

そんな日々の中、10年続けてきたアメブロがなぜかエラーで更新できなくなっちゃって、アプリを再ダウンロードしても、写真を載せたブログが更新できなくて、なんだかがっくりしてたんです。それでも何とか書きたくて、誰かとつながりたくて、思った時にすぐかけるブログに代わるものを探さないといけないかなーなんて思っててであったののがnoteだった。

だれもが創作をはじめ、続けられるようにする。“をミッションに、表現と創作の仕組みづくりをしています。note(ノート)では、クリエイターが各自のコンテンツを発表してファンと交流することを支援しています。


というこのコンセプトが私の心に響いて、noteを使い始めてみることにした。だけど、私のブログの続きをいきなり書き始めたところで、noteを利用していらっしゃる方々にとって私は新参者ですので、とりあえず自己紹介をと思い、書いたのがこれでした。

で、この自己紹介書き始めたら、ブログの続きというよりも私の長編自己紹介みたいな感じになってきて、その中で私の思いや、家族への思いを書き綴るようになり、それはなんだか両親や家族への壮大なラブレターみたいなことになってきました。

英語がワカラナイのに、ニホンゴワカリマセーンの夫マトさんとの出会い、そして結婚、出産、子育てをしてみたら、両親への感謝、小さい頃の思い出、海外に住んでいるからこそ感じるふる里への思いとか、いろんな思いがあったんだけど、noteと出会った事で今まで言葉にしてこなかったというか、わざわざ面と向かって伝える機会がなかった言葉がスラスラーっと出てきたんですよね。そしてその言葉は、姉の朗読によって、両親に届いています。なにしろスマホ持ってても電話機能しか使えないんです、うちの両親(笑)

”お前はそんな文才があったんだな。もっとしっかり勉強させてやればよかったかもな”

って、父が言ってくれました。でも私はしっかり勉強しても多分才能があるわけじゃないと思うので、伸びなかったと思う、ごめんねお父さん(笑)ここに書いていることは私の人生だから。お父さんやお母さんが導いてくれて、そして巣立った私の感じてきた気持ちだから、言葉にできるの。実際に見て感じた気持ち。誰かに読んでもらいたくて書いてるというよりは、私が大切にしてきた気持ち、子供たちに伝えたい気持ちを書き残してる。でも、うちの子たち日本語の読み書きできないから伝わらないかもしれないけど(笑)


うちの父、イケメンなんです。似ている芸能人は出川哲郎です。出川似のイケメンってどんな人!?、って皆さん思ったでしょう?分かりやすく言うと、

うちの父は優しい心イケメンなんです。

父の言葉、

”してもらうより、してあげられる方がよっぽど幸せなんだよ”

というその言葉は私にとっては結構深くひびいていて、だからこそnoteにも書き残しました。そしてその言葉は私が書いたnoteを通して、家族以外の方にも届いたというミラクルが起きました。

一度も面識がないけれど、ブログやインスタ、そしてnoteを通して、いつも私を応援してくださってる方がいらっしゃって、先日メールをいただきました。他人の私の事を深く気遣ってくださるそのメールに、私はとても励まされています。私のnoteを読んでくださって、しかもうちの父が私に示してくれたその言葉は、その方に響いて、そして大変な時に心が救われたという事でした。


その方が私を応援してくださる優しい気持ちのこもったメールは、私が家族への思いを込めて書いたラブレターが1周回って自分まで届いただいたラブレターだなと思うくらい、心が温かい気持ちになりました。


うちのイケメン(父)の言葉が、私(娘)の文字となって、どこかで誰かを救ったなんて、すごいミラクル。

あの時”You 来ちゃいなよ!”してくれたジャニーさん的お友達から始まった文字に綴る事、長い続けてきてきた甲斐ありっ!と実感できたラブレターでした。そしてそのラブレターのお陰で、これからも綴っていこう!改めてそう思いました!


ありがとうございましたっ!!

↓これ、私の家族へのラブレター。ゆっくりめに更新していきます。







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noteでよかったこと

エッセイに登場する”出演者”である家族に”出演料”として温泉旅行をプレゼントするのが目標です。イッテQ!の温泉同好会の様な宴会をすべく、各自芸を磨いて待機中との事ですので、サポートしていただければ幸いです。スキ、シェアだけでもすごくうれしいです。よろしくお願いしますm(‐‐)m