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オフラインフォームシステムForme/on(フォーミーオン)

2021/06/05にインターネット環境を利用することができない窓口、受付業務でも利用できるWebフォームシステム"Forme/on"(フォーミーオン https://the-forme.net/on)を開発、リリースしました。

元々、Android端末をバッチ方式のハンディーターミナル化するアプリForme(フォーミー )を開発、運営している中でこのコロナ禍で何か役に立てないかと自分なりに調べたところ、イベントや病院、飲食業などで体調確認アンケートをPDFを印刷するなど紙媒体で実施しているところが多くあることを知りました。

オンラインのフォームシステムは多くありますが、暫定対策に使うには気が引けたり、対面で実施するものに対してクラウドを通すのは二度手間と感じて安定の紙媒体を利用しているのかもしれません。また、アンケート実施場所全てをオンラインするのが難しいところもあるでしょう。

アンケート実施場所はオンラインにできなくてもアンケートを受ける側は個人のスマホなどでオンラインです。リンクをQRコードで表示し、アンケートをWeb上で記入してもらう。結果はまたQRコードで表示し、それを読み込む。シンプルでわかりやすくないでしょうか。

アンケート実施場所では設定できませんが、事務所などでインターネット回線がない所などほぼ皆無でしょうから、そこで設定をしてもらい現場で運用をする形を想定しています。

この方法であればFormeを少し機能追加すれば実現可能でした。ただし、Web上のアンケートの設定をどうするかで悩みました。通常であればアカウントを取得してもらい、サーバーのデータベースにアンケートの設定項目を保存するのが通常の実装だと思いますが、クラウドを使うことに消極的と思われるユーザーにアカウント作成してもらうことはハードルが高すぎると考えました。そうではないユーザーはすでに既存のフォームシステムを使ってる筈です。

また、マイノリティの為のサービスである以上、コストはほぼゼロにする必要があります。そんなことに頭を悩ませていると簡単な操作でGoogleスプレッドシートをJSONで取得する方法があることを知りました。この方法であれば心理的なハードルが低いのではないかと思い、実装を行うことにしました。

結果的にはスプレッドシートの共有IDをもとにフォームを自動作成するシステムとなりました。少しだけPHPを使っていますがほぼフロントサイドの技術で実装がすることができました。クライアントで完結することで個人情報保護の強みを活かすことができました。

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実際どの程度のユーザーが使ってくれるかは不明ですが、選択肢が無いよりマシだと思っています。選択肢のひとつとしてできるだけ運営し続けたいと思っています。

サイクリング

この開発ではFormeに内蔵してあるHtml5ミニアプリ開発環境(BottleWebEditor)をつかってスキマ時間に製造現場でいうマンガ(手書きのラフな図面)のようなコードを書き、パソコン上で最終仕上げをする形をとっていました。BottleWebEditorのデバッグも兼ねていましたが、タブレットとキーボードとマウスがあれば案外コーディングができることに気づきました。

気分転換に散歩に出掛け、出先のベンチで自然の中(田舎なので自然との境界は曖昧ですが・・・。)でコーディングするのは案外リラックスできたのは意外な発見でした。

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