見出し画像

ストーリーを伝え続けて予想を超える事例とは

ヒット商品を生み出している
和・洋菓子の老舗「乃し梅本舗 佐藤屋」の事例をご紹介します。

「おいしいだけでは、食べ飽きる。
菓子一つひとつに込められたストーリーごと食べて欲しい」
と思いを語る、乃し梅本舗 佐藤屋・8代目の佐藤さん。

店頭販売をするとき
このお菓子は野外フェスティバルで和菓子を食べて欲しいと思ったから、
包装紙に工夫をしているんだ

これは、乳腺炎を心配する授乳中のお母さんが食べやすいように、
生クリームの代わりに白あんにしたんだ
などと、
お菓子一つひとつに込められた想いやストーリーを
大切にしてお菓子を届けています。

事例にはさまざまな成功要因がありますが、
私は「ストーリー」の役割も大きいと考えます。

商品自体のよさも大切ですが、
その背景にある価値観や想いに共感して
消費者はファンになることが多いためです。

乃し梅本舗 佐藤屋は、老舗の歴史を持ちながらも、
現代のトレンドを捉えて商品を開発し、
それをストーリーとして表現し、伝え続けています。

佐藤屋は1821年(文政四年)創業の山形の老舗です。

少し紹介しますと
山形は当時、出羽三山詣での旅客で賑わい、
山形宿は羽州街道沿いの現在の店舗の地にて、

乃し梅の原型となる気付け薬を伝えていた、
山形の皆様にご愛顧をいただき、
間もなく創業から200年を迎えようとしております。

歴史性が凄すぎます。

乃し梅本舗 佐藤屋は、伝統と革新を融合させた
ストーリーテリングで共感を集めています。
その具体的な手法です。

1.伝統の継承
1821年の創業以来、江戸時代の薬から由来する
乃し梅を伝統的な製法で作り続けています。
この長い歴史は、信頼と品質の保証となっています。

2.現代的なアプローチ
伝統的な和菓子に現代の要素を取り入れ、
「ネオ和菓子」として展開しています。

例えば、白餡と寒天を使用した和の生チョコレートに
乃し梅をのせるなど、革新的なアイデアを取り入れています。

3.ストーリーテリングの採用
製品にはただのお菓子ではなく、その背景にあるストーリーや伝統、
想いが込められています。

例えば、ネット通販やSNSを活用し、
商品の背景や制作過程を積極的に伝えることで、
消費者との深いつながりを築いています。

4.顧客との対話
現代のトレンドを捉え、顧客の声やニーズを理解することで、
より多くの人に共感を呼ぶ商品を生み出しています。

これらの手法により、乃し梅本舗 佐藤屋は、
伝統を守りつつ、新しい世代にも受け入れられる
和菓子を創造し、幅広い顧客層からの共感と支持を得ています。

インターネットを活用して自分の商品・サービスを売りたい! でもなかなか売れずにモヤモヤしている問題を解決する アドバイスをしています。 https://www.youtube.com/channel/UCxrQWY0HlXqFcOfe02_uztg/videos