ひとりロンドン〜ふたりパリ旅行 6/1 ヴィクトリア&アルバート博物館
移動中の地下鉄、スマホにインストールしたe-SIMの電波が圏外になり軽くパニクる。
大昔はスマホを使わずに旅行してたのに、この体たらく。
人は便利に弱いなあ。
サウスケンジントン駅のドラッグストアで硬貨を使おうとしたら、古すぎると却下された。
今日の行き先はヴィクトリア&アルバート博物館。
ここにはあらゆる国、時代の工芸品が集められている。
ジャンルも品数も膨大な品々が歴史や地域に沿って展示されており、とても分かりやすい。
世界で一番すきな博物館だ。
ここを訪れるのはウン十年ぶり。
写真セクションが追加され、テキスタイルは別の博物館に移動されていた。
ジュエリー展示室も前は金属の回転ドアで区切られていたのが、今はふつうに出入りできる。
展示のしかたも時代に合わせて変わっていくんだな。
入口でボランティアの女性にウイリアム・モリスの展示場所を聞いた。
3Fに壁紙やタイルなどが展示されているのと、1Fのカフェはモリスがデザインした室内なんだと。
ということで、さっそく3階に向かう。
ユザワヤで見たのと同じ柄の壁紙や額装があった。
本物だー!と、ひとりで盛り上がる。
昼ごはんにはプレタマンジェのサンドイッチを中庭で食べた。
冷たい風が強く吹き始めたので、早々にカフェへ移動。
ここがもう一つの展示場所で、モリスルームと呼ばれている。
キャロット&ウォルナッツケーキとフラットホワイトを頼んだ。
旅のメモや日記を書いたり、ぼーっとうたた寝したりして結局2時間半くらいいた。
そのあとも館内を歩きまくる。
日本のセクションでは、着物や刀、鎧にはじまり、最後はキティちゃんやゴスロリのワンピースまで展示されてた。
イスラムやインド、中国など他のユーラシア大陸の国と比べて、かなり振りきった内容だった。
そのあとも鉄の柵、ガラス工芸、建築、絵画などを手当たり次第に見て回り、気づいたら閉館15分前に。
名残惜しいけど、さすがに目がしょぼしょぼしてきた。
スローンスクエアから地下鉄に乗って帰ろうと思い、駅までの途中にあるハロッズに立ち寄ってみた。
ハロッズのオーナーはカタールの人だからかなんなのか、アラブ系のきらびやかな人が多かった。
高級ブランド品も大繁盛。
VATの払い戻しがなくなっても、この人たちには関係ないんだな〜。
以前の落ち着いた雰囲気はなくなっていてちょっとさみしい。
そんな感じのロンドン滞在3日目(実質2日目)だった。