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【取材】「LSS × まんぼうサガミ」の障がい者水泳を通じた活動

前回の「一般社団法人日本障がい者スイミング協会」の取材に続き、障がい者水泳の活動に取り組んでいる団体の取材に行きました!

今回、取材させていただいたのは、LSS(特定非営利活動法人ライフロングスポーツサポート)と、まんぼうサガミがタッグを組んで行っている障がい者水泳の活動です。

練習場所である神奈川県相模原市にある協栄スイミングクラブ 相模原に伺い、実際の練習風景を見学させてもらいました。

土日や夜の時間帯を使い、練習をします。

LSSの活動

LSSの理事長 井上恵介さんと、下澤誠也さんにお話を伺いました。
LSS(特定非営利活動法人ライフロングスポーツサポート)は、子供から高齢者まで、あらゆる年代の方や障がいの有無に関わらず、健康でイキイキとした人生を送るためのサポートを目指し、LSSが拠点を置く座間市近隣の地域に貢献することを目的とし作られました。

活動の当初は、子ども達に水泳で活躍できる場を作ってあげたいという想いから、競技会の運営を始めたのがスタートだったそうです。
今では、協栄スイミングクラブ 相模原・協栄スイミングクラブ 座間で幼児~高校生達の選手コースを展開されています。

ライフロングスポーツサポート

LSSでは、水泳以外にも高齢者の体操教室なども行っており、成人スポーツや障がい者スポーツの活動にも、力を入れていきたいと考えていらっしゃいます。
今回取材した障がい者水泳でいうと、「子ども達が持っている色んな可能性を伸ばしていきたいと考えているので、パラリンピックを目指す方のためのサポートもしていきたい。」と仰っていました。
そのために、今後は障がい者水泳のインストラクターの養成も考えているそうです。

また、選手コースでなくても、生活の中での楽しみとして水泳をしたり、例えば親御さんの自由時間を確保するために通ったりなど、スポーツがより人生に寄り添ったものになるよう色々な活動を考えているそうです。
まさに、ライフロングスポーツサポートですね!

井上さん(左)・下澤さん(右)どうも有難うございました!


まんぼうサガミの活動

LSSの井上さん・下澤さんにお話を伺った後は、実際の練習風景を見学させていただきました!

泳いでいる方々は皆さん、まんぼうサガミに所属しています。
まんぼうサガミは、主に神奈川県の北の丘障害者専用プールを練習会場として活動しています。
メンバーは社会人がメインで、LSS練習会以外に月2回平日夕方に活動しています。現在のメンバー数は、身体障がい者が9名、知的障がい者が24名の割合です。
まんぼうサガミは、競技会や記録会に出場するのが目的のため、社会人が多く、年齢層が高めだそうです。

実際に生で練習風景を見ると、皆さんかなり泳ぐのが早いです!
練習も本格的でクロールから始まり、背泳ぎ・平泳ぎと、どんどん泳いでいきます。
メンバーリストには、それぞれの泳力でABCに分けられており、Aは50Mを35秒以内で、Bは45秒以内で泳げるそうです。(早いですね!)
メンバーの多くは日本選手権などにも出場しています。

メンバーの親御さんに、まんぼうサガミでの活動について聞いてみると、
「皆で練習することで、他の子の頑張りに刺激されて、良い相乗効果がある。」
「大会への参加を通じて、達成感を感じることができる。」
「生涯の楽しみとして、水泳を楽しんでほしい。」
などのお声がありました。

サードプレイス

また、「まんぼうサガミはサードプレイスです。」という言葉もいただきました。
自宅や仕事場とは異なる第3の居場所を作り、どういう余暇を過ごすかは、障がいの有無に関わらず、どんな人にとっても毎日の暮らしをより良くするために、とても大切なことだなと感じました。
そういった意味でも、ライフロングスポーツを提唱するLSSと、まんぼうサガミのタッグはお互いに通ずる理念があり、素晴らしい活動だなと思いました!

最後に、まんぼうサガミのメンバーのご紹介です!

池田 圭佑さん
佐藤 友愉さん
神奈川県障害者スポーツ大会で、50M自由形・50M平泳ぎで大会新を記録されたそうです!

LSSと、まんぼうサガミの皆さま、色々なお話を聞かせていただき、どうも有難うございました!

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