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嘘をつきたくない私の就活

私はいま、就職活動の真っ最中だ。25卒。
今日は【嘘をつけない人間と仕事】について考えたい。

1.嘘をつくと起こること

「嘘がつけない」というと
それが大人、それが社会だ。甘えるな。と言われてしまうこともある。
もっともな意見であると思う。

しかし、私は本当に嘘がつけない。
つきたくないのではなく、つけないのだ。

例えば、モノやサービスを売る時。
仮に資格学校ということにしよう。

お客さんの要望を丁寧にヒアリングし、適切なコースを勧める。
しかし、ここはビジネスの世界(バイトだけど)。
オプションをつけ、なるべく単価を上げることが期待された。
オプションが魅力的ならばまだ良いのだが、そうでもない。
相手は経済的に余裕がないこともある。
そんな人に余計な出費を進めるのは心苦しい。
しかし商品の愚痴を言うわけにもいかない。

嘘をついていないではないかと思われるかもしれないが、
言うべきことを言わないことも、私は立派な嘘だと考える。


こんなことを無理に続けていると、体調を崩してしまった。
なんて社会不適合なのだろう。
でも、私だけではないでしょう。
もしかしたら、うなずいて下さっている方がいるかもしれない。


2.「嘘がつけない」私の就活

この調子なので、新卒就活となると大抵の大企業は難しい。
ほぼ総合職採用で、営業や販売店勤務になる可能性があるからだ。

それで私は何を選んだのかというと、実はまだ何も選んでいない。

こんな私でもいいなと思える仕事はあった。
教師、編集者、研究職、記者、ライター、番組制作者。
共通するのは「絶対に嘘をついてはいけない仕事である」ことだ。

カウンセラーもいいけれど資格がないので却下。
デザイナーも憧れるが、あまりにもリスキー。

そんなわけで、のんびりぼちぼち、考えながらの就活をしている。


3.就活中はいろんな人に出会う(ように心がけた)

就職活動をしていると、いろいろな人に出会う。
雇用する側や、一度就職したものの大学院に戻ろうとしている人と話す機会もあった。

あるコンサルにお勤めの男性の話が、とても印象に残っている。

前職の商社でのこと。
彼の上司は「体よく」を重視する人だった。そのやり方が価値観に合わず、会社をすぐに(本当にすぐに)辞めたのだそうだ。
いまは転職し、間もなく1年になる。
貯金を蓄え、仕事以外の目標をかなえることを目指して。

こんな社会人は初めて会った。
正直でいることを決して諦めない、
良くも悪くもとても頑固な人なのだろう。
それでもいまは仕事を見つけ、仕事以外の目標のために働いている。
目標のことも、ここには書けないが教えてくれた。
彼はきっと、自分の想いを成就させるだろう。
今からその日が楽しみで仕方がない。


4.嘘をつかなければならない社会を、どう生き抜くか

結局、どんな仕事にも少しの嘘は付き物だ。
教師だって、もしかしたら子どものために嘘をつくかもしれない。
いじめに気づいても、本人が気づかなければ被害者に言わないとか。
分からないけれど。

嘘をつかない仕事なんてない。
それに気づいてしまったことが仕事を選びきれなかった理由である。
では、嘘をつかなければ生きていけない社会を、どう耐え抜こうか。


あの男性のように、自分のライフワークを見つけたい。
そうしたら、幾分か心の支えになるのではないかと思うからだ。

きっと多くの人は子育てがそれにあたるのかもしれない。
でも私にはその気はない。
子どもがいなければ、辛いことに耐えてまで生きる理由はなくなってしまう。

しかしたった一つの切実な目標があれば、
辛いことも耐えて生き抜く理由になりうる。
わたしはいつ、それを見つけることができるだろうか。


P.S.

1000字におさめる目標なのに、1500字にもなってしまった。
これでも削りに削ってまとめたほうです。
もし最後まで読んでくれた人がいたら本当にありがとうございます。

昨日のnoteも読み返してみたけれど、
今日のは昨日と比べてもあんまりおもしろくない。
でも継続が大事だしここでやめておきます。
明日は何を書こう。

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