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耳をやっちまった、からのヒゲダン愛※ネタバレあり「OFFICIAL HIGE DANDISM SHOCKING NUTS TOUR selected from NIPPON BUDOKAN」[2024/07/07]

以前にもこんな記事を書いたが、左耳激痛になるまで悪化させてしまった。
最近ちょっとした足の掻き傷も治りが悪くて、明らかに免疫が落ちているなと思う。
元気なときならこれぐらいで炎症になったりしない。
多忙で疲れている証拠だ。

土曜日、お見合いと婚活で映画からの夕食デートをこなしているときはちょっと左の首筋が痛いかな?ぐらいだった。
家に帰って寝る頃になると、左耳の奥の方が結構痛くなってきた。
困ったなと思いつつ、自己判断で以前処方された点耳消毒薬を試しに入れて耳浴してから寝た。とても沁みた。
これが大間違いだった。

朝4時ごろズキズキで目が覚める。
そこからが、眠れやしない。
夜が明ける頃には、腫れで完全に耳が詰まってしまった。

とりあえず熱さまシートを貼って、いつも行っている耳鼻科に月曜朝のネット予約を入れたが、この痛さで1日持たせるのは辛い。
日曜診療やっている近所の耳鼻科のネット予約を入れて行ってみることにした。

実は数日前にヒゲダンのライブ作品が映画館で放映されると知って、チケットを買っていのもあって早期回復を願ったが、この時点では、泣く泣く諦めることにする。

近所の耳鼻科は、個人病院だけれど、日曜日のありがたい診療には社会人が多く訪れていた。
小さな子ども連れの家族が何組も来ていた。
大体パパらしき人が不調で訪れているようだった。
平日仕事の社会人、なかなか病院行きづらいよねと心の中でお疲れさまと呟く。

割と早い番号取ったはずだったけれど、待ち時間が長く、順番が回ってきたのはお昼頃。
代診だったようだけれど、丁寧に診察する先生だった。そりゃ時間もかかるわという感じ。
3人ぐらいお子さん連れをワンオペで連れてきていて、順番がまだまだで2回ぐらい外出されたお母さんが気の毒だった。

もっとも、私の症状は、冷房の効いた待合室で2時間ほどいたら、耳の詰まりは抜けて、痛みも少し落ち着いた。診察を受ける頃には腫れのピークは過ぎていたようだ。

以前拗らせたときは、何日も浸出液で耳詰まりになり、耳だれもあってかなり不快だったことを考えると、案外点耳薬が効いていたのかもしれない。
今回も抗菌薬や痛み止めを処方された。

その後、腹ペコだったので、ベーカリーでサンドイッチを食べ、元気を取り戻した。気分が大分上昇したので、わがままリストを更新する。

そうこうしているうちに、痛みも聞こえも大分良くなってきたので、これはヒゲダン諦めなくてはいいのでは?という気分になってきて、17時からだったので、結局映画館に向かった。(今週3度目の映画館)

特典としてA3サイズのポスターをもらった。
Dolby Atmos劇場限定だったので、重低音最高だった。
鼓膜まずいかなと思ったが、慣れたら大丈夫。

この作品は、2022年9月から2023年2月にかけてのツアーのファイナルだったので、最近聞いている曲とはちょっとタイムラグのあるセトリだ。
後半少しMCのネタバレあるので、要注意。
(最近は「日常」「SOUL SOUP」をよく聴いている。この話はまた別の機会に。)

映像を見ていると、普段ストリーミングで聴いているのと違って、ライブ映えする曲ってあるなーと思う。

今回特に感じたのはこの3曲。


「Tell Me Baby」
ライブになるとハイカラポップな感じよりも下の音に迫力があって、サビのTell me Tell me Tell me baby のところなんかも押していく感じになり、うっかりヘッドバンギングしてしまうかもしれない。
圧が圧が の歌詞も 本当に圧を感じる。
そういう強さのある曲なのだ。
コロナ禍になる前に、1度だけヒゲダンのライブに行けたことがあり、その時もこの曲最高!ってなったのを思い出した。
間奏のプレイもいいんだな。弾いてる側は気持ちいいだろうな。


「Subtitle」
かの流行ったドラマSilentの主題歌。(私はちゃんと観れていないけど。)

ボーカル藤原さとっちゃん(敢えて愛を込めて愛称で書きます。)のアカペラに近いような始まり方。
何故だか分からないけれど、この歌詞から引き込まれた。
歌詞を再発見した感じ。

火傷しそうなほどのポジティブの
冷たさと残酷さに気づいたんだよ
きっと君に渡したいものはもっとひんやり熱いもの
「Subtitle」より

この歌詞に、ああーわかる!ってなった。


「Universe」
ドラえもん映画の主題歌だったと思う。
これも、2021年当時、ワンフレーズにグッと来た記憶がある。
「嬉しい悲しいどっち?正しい間違いどっち?」

どの曲にも言えることだが、藤原氏のボーカル、彼のMCも全身全霊のメッセージが胸に迫って来た。
言霊って感じ。

彼の紡ぐ歌詞は、共感できるフレーズに出会うことが多い。
時代をよく捉えているなと思う。
まさに同世代だから余計そう感じるのかなと思っていたが、割と今の時代に生きる人には年齢関係なく刺さっているようだ。

サンプルが少なく恐縮だが、10歳年下の後輩も共感できると言っていたし、この間朝まで飲んだ人もちょっと年上だったけれど、ある曲にめちゃくちゃ共感出来すぎてエンドレスリピートしてるって言っていた。
以前、ロック大好きなかなり年上の上司に車に乗せてもらった時も無難だからってヒゲダンをかけてくれた。
これだけ流行っているのだから、共感している人は多いのだろう。

丁度コロナの名残がまだまだあり、声出し禁止のツアーだったため、そのことに関してもMCで沢山触れていた。

音楽を聴いてくれる沢山の人達に支えられているから、みんながどうしようもなく落ちるときに支えられる音楽を届けたい。
人生ではライブなんか来ている場合じゃないぐらい頑張らないといけないときもある。
だから、僕たちはライブをし続けるから、来られるようになったときにまた会いましょうというようなことを発言されていた。
この熱い語りにじーんと来てしまった。

ヒゲダンは、こういう謙虚さとか、チームの仲の良さみたいなところも強みだと思う。
本人たちが発言するように、10年と言わず、20年、30年、40年と、良質な音楽を世に送り出して欲しい。

観に行けて良かった。
やっぱり、また生のライブに行きたくなった。


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