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お返しのお返しのお返しだ!【失恋から立ち直る方法●】[2024/07/02]

上半期を締めくくるような短期決戦の大仕事が終わり、疲弊しながら取りもあえず確保した貴重な振休。

疲れているので家でゴロゴロしても良かったが、結局動いている仕事が気になってチャットやPCを見始めたら全く休息にならないので、映画を観に行った。

「帰ってきたあぶない刑事」

5/24公開だったのに、お見合いやら激務やらで、たった2時間の観に行く時間がなかなか捻出できず、ようやく観に行けた。

年齢の割には、なんであぶ刑事(アブデカ)好きなの?と言われそうだが、昔から結構ファンである。
前作の映画のときでも、もうラストって言われていたので、昨年新作の発表
があったとき絶対劇場で観ようと、件のわがままリストにも書き続けてきた。


以前に映画館に行ったとき、チラシも取った(笑)

あぶない刑事の魅力は、バディもの、刑事物、サスペンス要素、ド派手なアクション…なんといっても、舘ひろしさんと柴田恭兵さんがカッコ良すぎる!、おまけに横浜の街並み、クルマ、バイク、ちょっと立ち入っちゃいけないようなアングラの世界etc…

とツボは色々あるのだけれど、原体験は恐らく小学生ぐらいのときにたまたま観たTVの再放送。

ストーリーは最早覚えてないのだけれど、シリアスもありつつ、登場人物のキャラクターやギャグが立ちすぎて、ゲラゲラ笑いながら観た記憶がある。

その後、長らく時を経て、5年ぐらい前にAmazon Primeで初期のTVドラマシリーズが配信されていることに気づいた。

1話45分ほどで、最初のドラマシリーズだけでも50話ほどもある。
毎回のタイトルが「迷走」「激突」みたいな漢字2文字で、これも個人的にはそそられるポイント。
これまたバディもので流行った大好きなドラマ「MIU404」も、毎回のエピソードを漢字2文字にされていて、リスペクトを感じた。

うひゃひゃとなりながら、しばらく毎日のようにエピソードを消化していた日々がある。

タカとユージは、バンバン撃つし、バタバタ人は亡くなるし、カーチェイスも頻出。
あの派手ハデな映像表現、今のテレビでは放送できないのではないだろうか。色々引っかかりそうだ。

あぶない刑事にはファンが多く、後から映画が何作も作られているが、私はやっぱりドラマが好きだ。

初期は割とネタやギャグに走りすぎず、ガチンコ刑事ものって感じで、毎回のエピソードも骨太。
もちろん自分が生まれる前に放送されていたので、リアルタイムで観ていないのだが、毎週毎週この濃い内容を出し続けるって、相当に制作陣の熱量を感じる。

ここから少し話が逸れるが、ドはまりしてドラマシリーズを観る少し前に偶然ロケ地に行っていたことを発見して(聖地巡礼の逆パターン)テンションがあがったことがある。

その頃、出張でしばしば愛媛県の松山に行っており、とある連休明けに打ち合わせが被ったとき、せっかくだからと半日前乗りして、ひとりで松山城に行くことにした。

松山城は、石垣の素晴らしいお城で、そのうず高く積まれた石垣にも感嘆したが、何よりも晴れた日に天守閣から眺める瀬戸内海はキラキラと輝き、風も気持ちよく最高の景色だった。

その時の写真を発掘した



大切な人に見せてあげたいぐらい、ひとりで見るのがもったいないほどの光景だった。(あぶ刑事と松山城のエピソードを沼った彼にしたとき、めっちゃ受けたので、このポストも何も関係なさそうで一応シリーズに加える。)

行ったことのある方ならご存じだと思うが、松山城は天守閣に登るとき、ロープウェーかリフトが使える。

私はひとりだったので、外の空気を感じながら上がるのも良かろうと、リフトを選んだ。

下にネットもあるので落ちて死ぬことはないだろうけれど、安全バーなどもなく、チェア式のリフトに座って、吊り下げのバーにしがみつくだけなので結構スリルがあった。
小脇に荷物を抱えていったが、軽装で乗ることをオススメする。


あぶ刑事も走ったリフト

実はこのリフトや天守閣のある広場は、1番初期のシリーズでロケ地に使われていた。
犯人を追いかけて2人が松山に行くエピソードがあり、リフトで犯人と追いかけっこをするのだ。
よく撮影許可が下りたなというようなリフトの使い方。
40年近く前の作品だけど、リフトはその時からあったんだということもわかった。

今回の映画は、シリーズをどっぷりと鑑賞してきている層が懐かしく感じるネタやシーンも仕込まれていたが、土屋太鳳さんをはじめ、若いキャラクターも登場して、新しい風を吹き込んでいた。

冷静に考えたら、もの凄くシリアスな生死にかかわるシーンもオンパレードなのだけど、世界観のせいか、泣くっていう感じにならないライトな気持ちで観られた。


ちなみにダンディー鷹山とセクシー大下では、私は昔から柴田恭兵さんのユージ派 (笑)
元からあの走りや足の上がりっぷりには感嘆していたが、あの歳であの身のこなしは凄い!
今回も自分を盾にしても大切な人を守ろうという優しさが炸裂していた。

「お返しのお返しのお返しだ!」というタイトルは、今回劇中でユージが度々言っていた台詞から取った。

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