見出し画像

バスのゆくえ

“知ってる?人間には4種類いるんだよ。
間違ったバスには絶対に乗らない人間と、間違ったバスにしか乗れない人間と 間違ったバスだとわかったら引き返せる人間と間違ったバスと知りつつも乗り続ける人間と”
-「piece」/芦原妃名子-

「あ、私が乗るべきバスはこれじゃないかもしれない」と思った私の予感は見事に的中した。全てのことに対しての行動を怠惰に思っていた私はそのまま終点まで窓の外を眺めながらボーっとした。そうしながら物思いに耽る。圧倒的に私は「間違いと知りつつ乗り続けるタイプの人間」だなと感じた。いままでの人生もそんな感じで、『あ、このままだと沈んでしまう』と一瞬だけ目を見開いて焦りを見せるが、『ま、いいか、それも人生だし』と放棄する。

何かを『選択』することを億劫に思ってはいけない年齢に近づいている。社会に出るならなおさらだ。というか、本来であれば「人生は選択の連続」と言われているくらいなのだから、常に思考し続け、選択をしていかなければならない。それなのに私は川が海に向かって流れを形成するように、ただただ時に身を任せているだけで、結局自分自身でなに1つとして選んではいない。

「選択することを辞めた瞬間に人生終わるよ」と、言われたことがある。その理論が正しければ私の人生はとっくに終焉を迎えていることになるのかもしれないです。

#エッセイ #ひとりごと #ブログ #選択 #人生 #バスに揺られる


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?