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小説好き必見!本のプロが選ぶ2020年のおすすめ本は?「今年の推し本」イベントレポート

読書感想文投稿コンテスト「#読書の秋2020 」と連動して、11月は本に関するイベントを4週連続で開催中です。第一回はKADOKAWA、集英社、文藝春秋からそれぞれ文芸編集者をお招きし、今年の推し本を教えてもらいました!

人気小説の数々を担当された編集者の方々による、あらすじの解説や、心に刺さったフレーズの紹介。とても贅沢なイベントとなりました。

全9冊、文芸編集者のみなさんの推し本をご紹介!

各出版社の文芸編集者のみなさんが3冊ずつ、今年読んでおもしろかった本を厳選。KADOKAWAの小林さん、集英社の谷口さん、文藝春秋の花田さんがそれぞれの推し本につけたキャッチコピーも一緒にご紹介します。

KADOKAWA・小林さんの推し本3選

1冊目 :逆ソクラテス(伊坂幸太郎)

「たぶん子供たちは、大人より世界をよくわかっている」

小学6年生を主人公としながらも、大人にも響くメッセージ性がある一冊とのことです。

モデレーターの志村さんがnoteに投稿されている読書感想文をピックアップ。くま子さんのnoteを紹介しました。


2冊目:この本を盗む者は(深緑野分)

「本の”家元”に生まれた少女が冒険する、めくるめく本の世界」

ハードボイルド、SFなど章ごとにさまざまな要素を楽しめる一冊。読書に苦手意識がある人にもおすすめとのことです。

著者の深緑野分さんのnoteはこちら。


3冊目:逃亡者(中村文則)

「”悪魔の楽器”に導かれて日本の深層に潜ってゆく スリリングな展開」

「展開がすごすぎて、あらすじを説明するのがむずかしい」と、小林さん。気になります!

集英社・谷口さんの推し本3選

1冊目:スター(朝井リョウ)

「noteでものを書いたり、映像をつくっているひとにおすすめの作品」

大学で映画づくりを共に行いながらも、卒業後は全く別の進路をたどるふたりが主人公。ものづくりに取り組む人の熱さが描かれています。

みかんさんの感想文もご紹介しました。

『スター』は、noteで試し読みを公開中です!


2冊目:金木犀とメテオラ(安壇美緒)

「誰にも弱みを見せられない…ひりひりする思春期の焦燥感」

中高一貫の女子校を舞台にした一冊ですが、男性読者からも人気とのこと。思春期特有の感覚は、普遍的なものなのかもしれませんね。

3冊目:あのこは貴族(山内マリコ)

「まったく異なるコミュニティの女性2人が、
自分を幸せにする方法を見つけるまで」

谷口さんは、来年公開される映画の良さも力説されていました。本とあわせて観たいですね!

文藝春秋・花田さんの推し本3選

1冊目:二百十番館にようこそ(加納朋子)

「ゲーム三昧の主人公の世界が次第にリアルに広がっていく。
人生が前進する物語」

当初は短編で書かれる予定だったという、本づくりの裏話もうかがえました。

2冊目:自転しながら公転する(山本文緒)

「結婚、仕事、介護の悩み……
あらゆる年代の人の心に刺さる人生小説」

タイトルにもつながっている、主人公の都と恋人・貫一の会話にも注目してみてください。

著者の山本文緒さんのnoteはこちら。


3冊目:革命前夜(須賀しのぶ)

「過酷な時代に音楽が輝きを放つ!志の高い歴史エンターテイメント」

音楽好き、歴史好き、ミステリー好きの方におすすめとのこと!noteからはHironobu JINNOさんの読書感想文をご紹介しました。


お一人3冊、計9冊の今年の推し本が出揃いました。みなさん、読みたい本には出会えたでしょうか?

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次に読む本はどうやって見つける?

モデレーターの志村さんから、「文芸編集者のみなさんは、次に読む本をどのように探し選んでいるんですか?」と質問が。

小林さん:書店で棚や表紙、帯をチェックする
谷口さん:SNSで、書店員さんなど読書のセンスを信頼している人のおすすめを参考にする
花田さん:一番多いのは書店。周囲の編集者やSNSでフォローしている人のクチコミも参考に

花田さんは書店で気になる本を見つけることを、「面から呼ばれる」と表現していました。視聴者の方からは共感の声も!


この他、ゲストのみなさんの心に刺さったフレーズ紹介などは、ぜひ動画でじっくりとご覧ください。

本を読んだら、noteで感想文を書いてみよう

#読書の秋2020」では、このイベントに登壇いただいたKADOKAWA、集英社、文藝春秋を含む12の出版社とコラボレーション。合計56冊の課題図書を選んでもらっています。課題図書についての感想文は各出版社の方に読み込んでいただけるので、ぜひ感想をnoteにお寄せください!

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