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締め切り間近!創作大賞受賞者 × 担当編集に聞く、最後まで粘るポイントは?

創作大賞2024の締め切りもまもなく。noteの創作大賞2023で受賞し書籍化を果たしたせやま南天なんてんさん霜月しもつき透子とおこさん、お二人の担当編集者である木造きつくりほのかさん(朝日新聞出版)と大島おおしま有美子ゆみこさん(新潮社)をお招きし、創作のコツや締め切り直前のアドバイスをお聞きしました。

応募を検討している方々は、ぜひ追い込み時に参考にしてみてください。


昨年の受賞作について

頑張っている人たちに届けたい『クリームイエローの海と春キャベツのある家』

──受賞作のお話からお聞きしたいと思います。まずは『クリームイエローの海と春キャベツのある家』(以下、クリキャベ)で朝日新聞出版賞を受賞して4月に刊行した、せやま南天さんに、作品をご紹介いただきます。

せやま南天さん(以下、せやま)この作品は「家事代行」を題材にしたお仕事小説です。家事代行歴3ヶ月の主人公・永井ながい津麦つむぎが、新しい勤務先である5人の子どもを持つシングルファーザー・織野おりの家に向かう場面から物語は始まります。5人の子どもたちやシングルファーザーとの関わりを通して、津麦は家事、家族、仕事といったものと向き合いながら成長していくお話です。

クリームイエローの海と春キャベツのある家 作品紹介

せやま 私自身が共働きで2人の子どもを育てていた時期に、家事が回らないと感じたことが、この作品を書くきっかけでした。周りを見渡すと、同じように苦しんでいる人が意外と多かったんです。そこで、頑張りすぎている人たちの気持ちを少しでも軽くできるような作品を書きたいと思い、執筆に取り組みました。

──もともとこのような作品を書きたいと構想を練っていましたか?

せやま これまでにも、エッセイなどを通じて家事というテーマと向き合ってきました。いつかこのテーマで小説を書きたいと思っていましたが、「書きたい」と強く感じたのは去年の6月頃。約1ヶ月で作品を書き上げました。振り返ると、それまで温めていたものがあったからこそ、このスピード感で書けたのかなと思います。

──担当編集者の木造さんにも伺いたいと思います。朝日新聞出版さんは、昨年どのような体制で創作大賞の審査を行われていましたか?

木造ほのかさん(以下、木造) 弊社では、約10名の編集者が審査に携わりました。noteさんの選考で選出された作品を、編集長と副編集長はすべて目を通し、他の編集部員はタイトルやあらすじをもとに、自分が興味を持った作品を読む体制です。私は5作品ほど読みたい作品があり、その中にクリキャベも入っていました。

──せやまさんの受賞が決定した後は、木造さんが担当編集として書籍化まで一緒に組まれたんですよね。出版に向けて、応募時の原稿からどのような点をブラッシュアップしたのか、せやまさんからお話しいただけますか?

せやま 当初noteに投稿したときは、シングルファーザーである織野家の問題を主人公・津麦が解決していくことに焦点を当てていたんです。しかし、津麦自身の性格や過去の掘り下げが十分ではなかったので、改稿では津麦のキャラクターをより描写することに力を入れました。

また多くの方々から「よかった」と言ってもらえた料理のシーンについては、より読者の方々にもたのしんでもらえるように、さらに充実させることを意識しましたね。

当日のイベントの様子
当日のイベントの様子

本屋に並ぶ姿が想像できた『祈願成就』

──続いて霜月さんにもお話を伺いたいと思います。5月に刊行した『祈願成就』について、作品のご紹介をお願いします。

霜月透子さん(以下、霜月) 『祈願成就』は、小学生の頃に秘密基地でおまじないをした5人の幼なじみが、大人になった後に、かつておまじないをしたせいで最悪の事態に見舞われていくホラー小説です。

実はこの作品はもともと書いていたものでして。昨年はじめて創作大賞に参加したので、応募できるものをすべて出してしまおうと意気込んで、応募条件に合うものを片っ端から応募した作品のひとつになります。

祈願成就のあらすじ 作品紹介

──霜月さんが受賞された新潮文庫nexさんでは、昨年どのような観点で受賞作を決めましたか?

大島有美子さん(以下、大島)  最初は私を含めた3人の審査員が純粋におもしろいもの、個人的に好きなもの、そしてクオリティーが高いと思われる作品を選びました。最終的には、noteさんから書籍化を念頭に置いてほしいと言われていたこともあり、書籍化の可能性を重視して決めましたね。

特に新潮文庫nexは文庫書き下ろしのオリジナル作品を扱うため、文庫本に適した作品であることが重要なポイントなんです。霜月さんの作品は当初、恋愛小説部門での応募でしたが、本の表紙からわかるように、ホラー小説として売り出していまして。

いまホラーは非常に人気のあるジャンルでもあります。『祈願成就』はおもしろいだけでなく、書店の棚に並んでいる姿がいちばん想像できました。この点も選考において大きなポイントになりましたね。

祈願成就の表紙
著:霜月透子『祈願成就』(新潮社)

──受賞してからどのような部分を改稿しましたか?

霜月 当初は5人の登場人物の視点から物語を展開していましたが、主人公があまり主人公らしくないという指摘があったんです。そこで主人公をより作品の軸にし、読者が感情移入しやすい存在へと書き直すことに努めました。

あとは改稿時にホラー小説にする方針が決まったので、作品では恐怖感を増すように注力しました。

締め切り直前!残り時間を最大限に活用するには

──ここからは今年の創作大賞への応募を考えている方々に向けて、アドバイスをいただきたいのですが、お二人は昨年のこの時期(締め切りの約1ヶ月前)にどんなことをしていましたか?

せやま 目指していた読後感からブレないことを意識して、最後まで書き切ったことを覚えています。この作品の読後感は「家事などを頑張りすぎている人の心を軽くしたい」という明るく希望が持てるものを目指していました。

ただ読後感を意識するあまりに、これまで積み上げてきたものから全く違うものを書いてしまうと説得力に欠けてしまうので。全体の流れ、テーマ、読後感、すべてを踏まえたラストになっているかは相当意識しましたね。

霜月 私は応募前に、誤字脱字チェックと軽く読み流すことをしました。私がいつも心に留めているのは、作者が最も作品を熟読していることです。読者はどんなに真剣に読んでも、テスト問題ではないので、熟読はしていないと思うんです。そのため、私も軽く読み流しても話が理解できるかどうかを意識して、必要に応じて修正を加えました。

私の場合は、作品を書いてから時間が経っていたので、創作大賞に応募する際は、かなり客観的に読み直すことができた気がします。

──作者が読者の視点で作品を読み流すのは、なかなか難しいのではないかと思います。霜月さんなりのテクニックはありますか?

霜月 文字通り「飛ばし読み」をする感じですね。ページをめくるスピードを上げ、斜め読みをする感じです。私はふだんから頭の中で音で読まずに、文章を絵のように捉え、読書するタイプでして。頭の中で音声化しながら読む人にとっては、別のアプローチが必要になるかもしれませんね。

──編集者のお二人からも締め切り前のアドバイスを教えていただけますか?

木造 焦る気持ちはあるかもしれませんが、1日、2日ほど時間を置くことをおすすめします。執筆中は、どうしても書き手の視点に偏りがちです。先ほど霜月さんがおっしゃったように、自分が最も熟読しているからこそ、客観性を失っている可能性があります。少し時間を置いて、読者の視点に立って読み直せば、さらに読者に伝わりやすい作品に仕上げることができるのではないでしょうか。

大島 私も木造さんの意見と似ていて、自作を客観的に読むことは非常に難しいと感じます。特に、作家さんがクライマックスだと思って筆が乗っている部分ほど、実際には読者が置いてけぼりになることがよくあって。

作品を寝かすことはもちろん大切ですし、可能であれば友達や家族に読んでもらい、感想をもらうのもおすすめです。特にnoteの場合、既に多くの方に読んでいただける状態にありますよね。時間がないときは「ここがわかりにくかった」「ここが難しい」といった率直な感想をもらうだけでも、作品の改善に活かせるはずです。

──受賞者のお二人は昨年、読者からの感想を参考に作品を修正しましたか?

せやま 実は、当時はあんまりできませんでした。でも「いまならこうするな」と思う部分はあって。例えば「お料理のシーンがよかった」という感想が多かったんです。その部分は小説の魅力だし、自分が得意な部分でもあるので、もっともっと伸ばせないかと最後まで粘るポイントだったのかなと思います。

実際書籍にするときも、はじめから編集者さんに「お料理のシーンがいいですね」と言っていただきましたし、だからこそ最後の最後まで「もっともっともっと書けないか」と言われてきました。

自分では「これで十分かな?」と思っていても、足りないぐらいなのだなと思いました。自分の不得意なところは、終盤になかなか変えられないので、みなさんも褒められた部分を最後まで磨き上げて、作品を印象づけてほしいなと思います。

霜月 私も、特に感想をもとに修正をするようなことはしていなくて。というのも、今回応募する方の励みになればと思いますが、応募時点で『祈願成就』はあまり読まれていなかったんですよ。昨年の応募時にnoteを始めたばかりで、フォロワー数もほとんどいない状態で。それこそ締め切りの時点で「スキ」の数が、20くらいだった気がします。中間選考を通過してもスキ数が増えることもありませんでした(笑)。

それでも今回のように作品を見つけてもらえることがあるので、もし作品がなかなか読まれない方がいても、諦めずに頑張ってほしいなと心から思います。

──作品のタイトルでこだわったポイントはありますか?

せやま クリキャベは毎日の執筆後、その日の内容に合わせてタイトルを考えていました。例えば『津麦の家事代行日記』というタイトルをつけていた時期もあるんです。

最終的に、タイトルに「家事代行」を入れるかどうかで悩みました。「家事代行」を入れれば、そのテーマに興味のある方には、手に取りやすくなります。しかし、私が本当に小説を届けたい読者層を考えたとき、「家事代行」という言葉にハードルの高さを感じる人もいるのではないかと思ったんです。いろいろと考えた結果、作品の読後感と読者層を踏まえて、いまのタイトルに決定しました。

霜月 私が小説を書き始める際、最初に決めるのはタイトルです。タイトルは私にとってログライン(物語の内容を短く要約したもの)の役割を果たしています。今回の『祈願成就』というタイトルを選んだ理由は、内容がホラーであることを書く前から決めていたので、あえて内容と対比的な言葉を選びました。一見ハッピーなタイトルが、読後には恐ろしく感じられるからです。

大島 作家の方々には申し訳ないですが、応募作のタイトルがそのまま書籍のタイトルになることは、稀なんです。『祈願成就』は霜月さんが仰ったように、逆説的でおもしろかったので、そのまま採用しました。

新潮文庫nexの場合、営業部が書店の傾向を踏まえてアドバイスしたり、プロモーション部がより分かりやすいタイトルを提案したり、装幀そうてい部がカバーデザインの観点から意見を出したりします。これらの意見を作家と相談しながら、最終的なタイトルを決定するのが一般的です。なので、応募の時点では自由にお好きなタイトルをつけていただければと思います。

木造 私は、ベストセラー小説と似たタイトルは避けたほうがいいと思います。ネットで検索した際に、自分の作品が見つかりにくくなる可能性があるからです。例えば「クリキャベ」は、検索したときに上に表示されるようなタイトルですよね。みなさんも最後の仕上げとして、ぜひ自身のタイトルを検索してみてください。

霜月 私もタイトルをつけるときは、ネットで検索してみます。パッと見て、1ページ目に同じタイトルの作品が載っていないか、あとは「タイトル名」+「小説」でも検索して、同じタイトルの小説がないかも調べていますね。

──あらすじはどのようなことを意識しましたか?

せやま あらすじの構成は3つのパートに分けて考えました。

クリキャベのあらすじ <ひとつめのまとまり>家事代行歴3ヶ月の永井津麦。新い勤務先は、6人家族の父子家庭だ。ごく普通のマンションの一室に住む織野家。けれど、一歩家の中に入るとそこには、息苦しいほど沢山の洗濯ものの海が広がっていた! <ふたつめのまとまり>洗濯も掃除も行き届かぬ家に住みながら、「家事代行なんて贅沢なもの、なくてもやっていける」と言い切るシングルファーザーの織野朔也。津麦はこれまでの常識が通用しない家で、家事を通し、曲者揃いの織野一家を助け、家を過ごしやすく変えていくことができるのか。<みっつめのまとまり>仕事のやりがい、家事との付き合い方、そして家族への想い。それぞれに揺れる人々を描いたお仕事小説。

せやま 1つ目のまとまりでは、具体的な情報として主人公の詳細、どういう場所に行くか、そこで何を目にするかを明確に描写しました。2つ目は読者を惹きつけるよう、主人公がどういう葛藤を抱くかを示すことを意識。この2つのパートで主人公の葛藤が見えるようにし、最後のまとまりで作品全体の雰囲気を伝えるよう心がけました。

ほかの作品のあらすじを読んだとき、お仕事小説なのに具体的な職業の描写が欠けている作品も見つけたので、1つ目のパートで主人公の情報をしっかりと提示することが大切だと思います。

編集者が出会いたい作品や作家像

──編集者として、開催中の創作大賞2024でどのような作品や作家と出会いたいですか?

木造 弊社には「web TRIPPER」というnoteのアカウントがあり、そこに創作大賞2024に向けたページを設けていますので、詳細についてはぜひそちらをご確認ください。

あと個人的には、クリキャベを読んだ際にも感じたのですが、読者への優しさがある作品を読みたいと思っています。タイトルやあらすじの工夫なども含めての優しさです。読者にとってわかりやすく、手に取りやすいように配慮されているような、読み手のことを意識していることが伝わる作品を、ぜひ読ませていただきたいです。

──新潮文庫nexさんは、どのような作品や作家を求めていますか?

大島 新潮文庫nexは、魅力的なキャラクターを持つ小説や、文庫オリジナルというメディアの特性を活かしたジャンル小説を中心に探しています。

今回霜月さんが本をつくる過程で、チームでの仕事をたのしんでくださってたんですよ。本づくりになると、やはり編集者だけでなく、営業部、プロモーション部、校閲部、装幀部など、多くの人が関わります。このようなチームでの仕事を霜月さんが喜んでくださり、我々の要望にも快く応えてくださったおかげで、非常によい作品ができました。

今後もチームでの仕事をたのしめるクリエイターと出会えることが、私たちにとって大変ありがたいことですし、そういったクリエイターとの出会いをたのしみにしています。

質疑応答

──自分の書きたいものや好きなジャンルに需要がない場合、自分の書きたいものを追求すべきか、それとも多くの人に読まれそうな、売れそうなものを選ぶべきなのか。このバランスについて、もし経験や助言があれば教えていただきたいです。

霜月 私は「売れるもの」が何かを把握できていないので、ただ単に書きたいものを書いています。私の作品には反応が少ないので、宣伝の仕方が下手なのか、需要がないのかもしれないと思うこともありますが……。必ず誰かには作品が届いているはずなので、書きたいものを諦めずに書き続けています。

結局のところ、売れることを狙っても、編集者さんなどのプロの助言がなければ、個人にできる「売れる狙い方」には限界があると思うんです。そのため書きたいものを書き続けることが、大切なのではないでしょうか。

せやま 私も自分が書きたいテーマしか、これまで書いたことがありません。でないと、最後まで書き切るパワーが出ないのと、書きたいという情熱を持って書いた作品のほうが読者に伝わるものがあると思います。

大島 書きたいテーマで作品を書くことが、よい作品につながる、という点には私も同じ意見です。ですが、編集者の立場としては、本が売れないと出版社が成り立たなくなるので、やはり「売れる本」をつくらなくてはなりません。

新人賞などの登竜門に応募する際は、自分の熱量で好きなものを書くことが重要である一方、プロの作家としてキャリアを築いていく上では、時流に合ったテーマを取り入れたり、読者の好みを想像しながら執筆したりすることも必要になってくるかもしれません。

──せやまさんは約1ヶ月で作品を書き上げたと仰っていましたが、時間の確保はどのようにされていましたか?

せやま 当時私は仕事をしていなかったので、子どもが帰宅するまでの時間や子どもの就寝後に書いていました。また送り迎えをするようなときでも、何か思いついたことがあれば、スマホに書き留めて、細かく時間をつかいながら、少しずつ文字数を増やしていきました。

──筆が乗っているときは、読者を置いてけぼりにしてしまうことがあるというお話がありましたが、そのバランスはどのように調整すればいいですか?

霜月 筆が乗っているときは、そのまま書き続けるのがいいでしょう。書いている最中に止めるのはもったいないですし、気分もいいですから(笑)。私の場合は、まず思うままに書き上げてから、推敲の段階でしつこい部分や濃すぎる表現があれば削除したり、言葉を変えたり、客観的に見直します。

──本日はありがとうございました。

ゲストプロフィール

せやま南天 / 小説家

作家。小説家。 創作大賞2023(note主催)にて、朝日新聞出版賞を受賞。受賞作『クリームイエローの海と春キャベツのある家』の単行本が発売中。
note: https://note.com/s_yama_nanten
X:https://x.com/s_yamananten

霜月透子 / 小説家

神奈川県生まれ。2023(令和5)年、『祈願成就』で創作大賞(note主催)新潮文庫nex賞を受賞。『夢三十夜』、『5分後に意外な結末』シリーズ、電子書籍『カプセルストーリー』シリーズなどアンソロジーへの作品提供多数。
note:https://note.com/toko_shimotsuki 
X:https://twitter.com/toko_shimotsuki

木造ほのか(朝日新聞出版)

株式会社朝日新聞出版に2023年入社。せやま南天著『クリームイエローの海と春キャベツのある家』が初の担当作。本作ができるまでの過程を著者と共に「クリキャベ編集日記」で綴っている。

クリキャベ編集日記

大島有美子(新潮社)

株式会社新潮社に2004年入社。新潮文庫本体で宮部みゆき氏、恩田陸氏、西加奈子氏らの文庫を担当するほか、新潮文庫nexでは武田綾乃氏の「君と漕ぐ」シリーズなどを手がける。

日本最大級の創作コンテスト「創作大賞2024」開催中!

現在noteでは、あらゆるジャンルの創作を募集するコンテスト「創作大賞2024」を開催中です。21のメディアから書籍化や映像化、連載などのチャンス! 小説、エッセイ、マンガ、レシピ、ビジネスなど全12部門で、7月23日(火)まで募集しています。
詳しくは特設ページをご覧ください。

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text by 須賀原優希

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