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豊かになるって何だろう:過去1年半の豪州留学を振り返って

皆さん、こんにちは!!メルボルン大学に留学中のIbukiです。
中華圏にいる皆さんは明けましておめでとうございます!

前回の記事では「日本で投稿」すると宣言していたのですが、あれから嵐のようにイベントが続きまして、数日前からメルボルンに帰ってきていました。ということで、3週間ぶりのブログとなってしまいましたがメルボルン帰還後の第1記事目、行ってみましょう!

ただいま、メルボルン!

半年ぶりのメルボルンです。11月に短期で訪れた時からはたった2か月ぶりなのですが(2023年11月の記事参照)、こうして腰を落ち着かせて住むのは7か月ぶり。実は自分が日本から帰ってくるタイミングでちょうど高校の後輩J君がメルボルンに遊びに来てくれていたので、自分も昔は住んでいた身とはいえフレッシュな目線でシティを見ています。

J君がポロっと口に出したことの中で印象に残っているのが、
「結構道をすれ違う人とか見ていると、ニコニコしている人が多いなって思います。でもメルボルンっていろんな人がいますね」という一言。個人的にこれは、メルボルンを象徴する一言だなと感じています。

心に余裕がある人がメルボルンはとても多いと思います。理由としては1つ目に文化的、2つ目に経済的、3つ目に教育的な背景が挙げられるのではないでしょうか。

J君も言っていましたがメルボルンには路上アートが沢山。NGV(National Gallery Victoria)という立派な美術館もあるし自然との距離も近いです(2023年4月の記事参照)。

収入的に見てもメルボルンがあるVIC州は週当たりの平均給与が全国で2番目に高くて$1,832.90(約17.6万円)。月換算すると75.4万円なので日本平均(51.5万円)よりもプラス46.4%ほど。その分、Cost of Livingはオーストラリアの方が日本と比べて感覚的には2倍くらい高いのだけれど、多くの場合高いのは食費と家賃くらいで教育費は基本的に日本と同じ水準です。相対的にメルボルンが多くの人にとって豊かな都市であることは間違いないでしょう。

また、何かに打ち込んでいる(没頭している)人もメルボルンではよく見かけます。15-24歳で仕事/学業にフルタイムでコミットしている人の割合はVIC州の場合は83.7%と全国2位。

熱中する趣味も多様なことが多く、メルボルン博物館前でスケボーなりボクシングなりを練習するメルボルン人たちを見てJ君は驚いた様子でした。州立図書館では熱心に大学の課題に取り組む人もよく見かけたりします。

日豪のパスポート保有率

心が豊かな人がメルボルンで多いと感じた理由のもう1つは、色々な世界を知っているからということもあると思います。2016年の調査によればオーストラリアの全人口のうち移民の占める割合は5.9%。

中でも大都市のシドニー(9.1%)、東南アジアから距離の近いダーウィン(8.8%)、そしてMelbourne (8.6%)は移民のバックグラウンドを持つ方が多くいらっしゃいます。

また、メルボルンは私の通う予定のメルボルン大学の他にもいくつか高等教育機関がキャンパスを置いているので留学生もとても多く、多文化的な都市であることを強く実感します。

こうした点からシティの中ではレクリエーションや外食を取ってみても様々な文化のものが楽しめますし、1人1人が自分の個性を潰すことなく、のびのびと生活出来る環境が整っていると思います。

実は先週日本を出る前、父の旧友に空港まで送ってもらったのですが成田空港まで行く道のりで彼はすごくワクワクしている様子でした。

「何でそんなに嬉しそうなんですか?(渡航するのは私なのに…)」と思って質問したら、「いや、おれ海外行ったことがないからこういうの興奮しちゃうんだよな」という一言。

振り返ってみると、父の友人に限らず私の地元で日本の外に出たことがある人ってごく数人だったような…。これって日本全体でも同じことが言えるかなと思って気になったので調べてみたら日本のパスポート保有率は全人口のたったの23%だったことが判明。

対して私が留学しているオーストラリアは57%、隣国の台湾は60.8%に上ります。どうしてここまで差が開いているのかは疑問ですし、それはそれでまた別で記事が1本書けてしまいそうですが…

親や親戚に留学のことについて話す時、彼らが決まって「Ibukiには自分たちが見れない景色を見させてもらっている」と言ってくれます。留学ブログを書く理由の1つもそれだし、私のメルボルン大学での日々を通じて読者の皆さんも何か得ることがあれば、それ程嬉しいことはないです。


毎度ながら何だかとりとめのない記事となってしまいましたが、ここまで読んでいただいた方がいれば頭が上がらない思いです。いつもありがとうございます!

再来週からはオリエンテーションもはじまる予定なので、メルボルン大学に関することも発信していければと思います。今学期の記事もお楽しみに。

では、また!

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