Freee技術の日に参加してきました。
前日の仕事が忙しく、疲れと夜も遅かったのもあり、起きたのが12時前くらいで着く頃にはすでに始まっていました。
が、特に問題なく入ることができ、話を聞くことができました。
入ってまずビックリしたことは、謎解きという紙をもらったことでした。
僕は今、技術イベントに参加してるんだよな…?と一瞬自分が何に来たのかという自我が崩壊するイベントが発生しました。
よくよく見てみると、技術イベントなのに謎解きや塗り絵、ネイルや軽食コーナー、社内ツアーなど、もはやちょっとした遊戯施設みたいになっているではありませんか…!
これには度肝を抜かれて、呆気に取られてしまいました。
しかし、この方法はめちゃくちゃ良い取り組みで、子どもも楽しめて親子で来ている方もいたり、謎解きの景品をゲットするためにいろんな会場に足を運んだりと、上手な回し方でもあるし、そういうことを作る遊び心のある会社なのだなと思いました。
僕個人としては、こういう取り組みめっちゃくちゃ好きなので、見ているだけでとてもとても楽しくなりました。
技術の日っていう名前が、すごく固いイメージを持ちがちになってしまいますが、こういったところから技術に対するハードルとか印象を下げて、よりエンジニアリングへの世界への興味関心を持ってもらう試みとして見習うべきことだなぁと思いました。
ぶっちゃけ、その光景を見るだけでも僕としてはここに来た甲斐があったなという印象だったのですが、登壇者の話を聞いているとまたもや度肝を抜かれました。
技術の日という名前から、勝手に僕たちは「ITテクノロジー」を想像しがちになってしまいますが、今回の登壇で「ITテクノロジー」についての話は体感でいうと1/5くらいの話でした。
では、残りの4/5は何を話していたかですが
開発(仕事)の取り組み方、考え方であったり、女性進出に対するデータに基づく組織の話であったり、エンジニア採用からグローバルチームの開発体験、AIを取り巻く今後の世界など、本当に様々な話題を触れていました。
これも僕としてはビックリと同時にめちゃくちゃ良い体験でした。
確かにソフトウェアエンジニアは、技術の話を聞きに来たんだって人もいるかもしれません。しかし、そこは普段の仕事の中でも、興味のある分野に特化したイベントでも深く聞くことができます。それよりは今回、いろんな分野が絡んでシステムを構築しているというバックグラウンドの話や、ソフトウェアエンジニアからはなかなか見えない世界など、プロダクトを開発する中で見えないけど、知っておかないといけないような世界について触れる機会が多かったように思います。
なかなか興味を持たないと聞こうと思う人はいないかもしれないですが、こういった話はみんな少なからず心の底で感心はあるもので、そのキッカケになった人もいるのではないでしょうか。
僕はグローバルチームに興味があるので、割とその話を聞くことが多かったですが、他の話も気になるものが多く、時間的に被っていたりで聞けなかったのでアーカイブを見ようと思います。
ここら辺のアーカイブ事情も、自社で全部やっているっていうのが本当にすごいなって思います。
みなさん普段の仕事とかで忙しい中、こんな感じでイベントに関わって用意して、配信をしたり企画を考えたりっていうのを社員みんなで取り組んでる感じが会社の良さが全面に出ている感じがして良かったです。
僕も自分が所属する組織にはそうなってほしいし、そうなるように動いていますが、なかなか共感を得られるのも実際の動きに繋がることも少ないので、このように実際に行われているのを見ると異常に感動してしまいます。
そんなこんなでいろいろと話を聞きました。
20分単位のLTライクなセッションと、30分規模のプレゼン形式なセッションとで分かれていたので、僕は興味のあるセッションを集中的に固めて聞きに行きました。
聞けば聞くほど、組織力の高さに驚かされるばかり。
今自分が解決しようとしているチームの課題のレベルの低さが少し恥ずかしくなりつつも、そういったことの繰り返しでこのような組織にできるのではという気持ちでモチベーションが高まりました。
最後のCTO、CPOの対談形式セッションでは二人の視座の高さにまたもや度肝を抜かれました。
誰だとしても、どんな組織だとしても、恐らく「自分たちはまだまだで、これからも成長しないといけない」と言う組織が多いと思いますし、現にそういう発言もありました。
しかし、やはり組織の成長フェーズというのは移り行くもので、僕が今抱えてる問題のフェーズから見ると、「こんなにまで完成されてる組織」という印象を持ちました。
二人の所々に出る冗談めかした一言や、周りの理解が追いついていないという雰囲気をサッと察してさりげなく補足説明をする姿は、まさに組織のトップという感じの力を感じました。
僕も普段から意識してはいるものの、察することはできてもうまく補足できなかったり、自分が話してると周りに気が配れなくなったりと、まだまだ改善の余地はあり、それらをスっとこなす姿は、それだけでも仕事をするための参考になりました。
そして、忘れてならないのはプロダクトへのアプローチの仕方。
「同じ夕日を見た仲」というニュアンスの言葉がありました。
これこそ、頭では分かっていても「百聞は一見にしかず」で、プロダクトの夕日が見えるかどうかっていうのは、言葉で伝えられるものではなくその経験を超えた者だなという感覚を感じました。
僕は、そういった体験をするために、出来上がった組織に入るのではなく、これから組織改革をしながら成長していける会社に入ったのだと改めて自分の中で思い返すことができました。
そして、その景色を見るためにこれからより一層組織改革の動きを頑張ろうと思いました。
が、やりすぎてクビになってしまったらどなたか誘ってください😂
そんなこんなで、かなり充実した1日でした。
多分、参加された人の中でこのイベントに一番感動したのではないかというくらい感動したと思います。
数々の技術イベントに参加してきましたが、ここまで完成されたイベントを見たのは初めてで、去年もオンライン参加では見ていたものの、リアルの現場を自分の目で見るというのは全然受ける印象も違うなということで沸々と湧き上がるものがありました。
また来年もオフライン参加したいなと思っています!