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2024年2月ベトナム・ラオス・タイ一人旅④ニンビン観光

シンチャオ!(おはようございます)
朝起きると、昨日の夜に比べて体調が良くなっていた。これなら今日は予定通りニンビンに行けそう。ニンビンはハノイから約2時間のところにある、切り立った岩が並ぶ景色が有名な観光地である。
少しでも体調が回復して良かった〜。頑張ってくれた体、ありがとう。まだ100%元気ではないが、67%くらいには回復している気がする。もしかしたらまた夜には熱が上がるかもしれないけど、ニンビンの美しい景色を見て全回復することを願おう。

準備してバイクタクシーで駅へ。今日も相変わらず曇っていて肌寒い。肌寒いのに湿度がすごいので不思議な感覚である。

ハノイ駅に到着。駅は大きく、構内にはデジタル掲示板や英語表記の案内もあって観光客にも分かりやすい。チケットは前日に駅の無人キオスクで買っておいた。片道189,000vnd(≒1150円)で、キオスクではカードも使用可能。
発車時間の30分前ごろにゲートが開き、電車に乗り込む。電車は寝台車両とソフトシートの車両で構成されていて、私はソフトシートを利用したが、日本の新幹線を少し古くしたイメージだろうか。広くて快適な椅子だった。ニンビンまで2時間くらい、景色を見ながらのんびりしようと思う。電車は時間ぴったりに発車した。

車内の様子

車内は冷房が効き、座席横にコンセント、車内販売まである充実ぶりだ。日本と違うところを挙げるとすればペットが乗っている率が高いように感じる点かな。ニャーニャー鳴き声が聞こえると思ったら、私の斜め前のお客さんが猫を連れていた。かわいい😸

うとうとしていたらあっという間にニンビンに着いた。ハノイからあまり離れていないが、肌寒いハノイと異なりニンビンはしっかり暑い。現地の人もちらほら半袖を着ている。
ちゃんと朝ごはんを食べておらずお腹が減っていたので駅前の食堂で早めのお昼にすることに。

55,000vnd≒335円

焼きそばの細麺味薄めバージョンという感じ?ソースが2種類あり、それをかけて食べるとさらに美味しかった。店員のお姉さんの明るい笑顔で美味しさ増し増し!

箸が止まらずあっという間に完食。ニンビンでおそらく1番有名なチャンアンという景勝地までは駅から車で20分程度だが、お店のお姉さんがバイクで連れて行ってくれるという。チャンアンまで80,000vnd(約500円)。あまり安くない気がするが、ニンビンではハノイのようにgrabが使えないのでお願いすることにした。

風を切ってニンビンの町を走る。ニンビンはハノイほど道路が混雑しておらず、道も綺麗で空気も美味しく感じる。駅から少し走るとすぐに水墨画のような巨大な岩山が現れた。とても綺麗で息を呑む。これがニンビンか。

バイクに乗り雄大な景色を眺めながら、やっぱり私は自然が好きだなぁと考える。街の中心も目を引くものが色々あって楽しいけれど、自然があって落ち着いているところの方が好きだ。そういえば移動のしやすさから都市を中心に旅をしているけれど、ニンビンみたいなちょっと田舎の観光地の方が私は楽しめるんじゃないか。せっかく一人旅で自由にできるんだから、私の好きそうな田舎町を回るのも良いかもしれないな。元々観光名所を回るよりはその土地の生活や食べ物に触れるような旅が好きなので、大都市よりこじんまりとした町に滞在するほうが自分に合っているかも。これから行く国はそういう観光の仕方をしようかなぁ。

20分かからないくらいでチャンアンに到着。チャンアンでは切り立った岩山の間や洞窟といった美しい自然を手漕ぎボートに乗って回ることができる場所だ。しっかり観光地化されていて、観光客もたくさんいた。

ボートチケットは250,000vnd(1600円くらい)。
ルートが3つの中から選べ、4人で1つのボートに乗るので人が集まるのを待ってから出発。とはいえ観光客は次から次へと来るのでそこまで待つことはない。

美しい景色の中をボートがゆっくりと進んでいく。リズム良く水を掻く音が心地よい。ボートはいくつかのお寺を巡りながら進み、3時間ほどチャンアンの美しい景色を楽しむことができる。

ボートは途中何度か洞窟も通過した。暗くて写真が撮れなかったが、洞窟の中は鍾乳洞のようになっていてとても美しかった。数百メートルある洞窟の中を進みながら、初めてこの洞窟を見つけた人はどんな思いだったのだろうかと思いを馳せる。勇敢な人だったのだろうな。私だったら暗くてどこに抜けるかも分からない洞窟なんて怖くて入ってみようと思えない。洞窟を抜けた先で、違う時間や世界が流れていると考えるかもしれない。そう考えるのも面白いけどね。

さて、チャンアンの美しい自然を十分楽しんだところで、時間もちょうど良いのでそろそろハノイに戻ろうかな。今回は数時間のみの滞在だったが、ニンビンにはチャンアン以外にもいくつかの観光スポットがあるので、数日間滞在しても良かったかも。

行きは電車を利用したが、帰りは安いミニバンでハノイに帰ることにする。ニンビンのバスターミナルに行くと、ちょうど20分後にハノイへのミニバンが出るところだった。ナイスタイミング。チケットを買ってバスに乗り込むと、外国人がバスを使うことは珍しいからか運転手のおじちゃんがキラキラパーフェクトスマイルで迎え入れてくれた。

ニンビン〜ハノイ ミニバン概要
・出発地:Bến xe khách Ninh Bình
・到着地:Giap Bat Bus Station
・値段:95,000vnd(≒585円)
・所要時間:2時間半くらい
・15:30のバスを利用。最終便は16時発とのこと。

バスは時間通りにターミナルを出発。ターミナルを出た時点では乗客は私だけだったが、街中でどんどん人が乗り込み最後にはほぼ満席になった。
私はベトナム語ができないし運転手のおじさんは英語を話せないので言葉で会話はできないが、おじさんが買ったばかりの金魚たちを見せてくれた。街に連れていくらしい。お〜かわいいね、という顔をしてみる。言葉の問題で海外旅行に物おじしている人は多いが、人間意外と顔で会話できるものですよ。多分。

2時間半ほどでハノイに到着。電車の半額以下なのにかかった時間はあまり変わらなかった。ハノイに到着後はナイトマーケットとローカルレストランでご飯を食べてその日は終了。ニンビンの美しい景色で心も体も癒された1日だった。

焼いたもち米の上にココナッツソースがかかっている。
葉に包まれた、透明でぷよぷよしたエビの蒸し物。

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