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住む場所が変わる|海外駐在員が成長する理由

こんにちはー!海外駐在員のぴよ吉です。

前回に引き続き、海外駐在員が圧倒的に早く成長する理由について僕の経験と解釈を書いていきます。
元マッキンゼー日本支社社長 大前研一さんが書籍で述べている ”人が変わる3要素”は以下3つです。

1. 時間配分が変わる
2. 住む場所が変わる
3. 付き合う人が変わる

前回は 1.時間配分が変わる ことについて語りましたので、今回は 2.住む場所が変わる について僕の駐在経験とあわせて書いていきます。
(前回をまだ読んでいない方は下記)

生活習慣が洗練される

海外駐在先で新しい生活を始めると、今までと生活習慣が変わります。一つ一つの行動にかかる時間が長くなるものもあれば、短くなるものがあるからです。

僕の場合、米国はどこへ行くにもある程度(15分から20分)の車移動が必要になるので車に乗る時間が増えました。
特に出勤時間が英国(駐在1か国目)や日本にいる時より長くなっています。

そしてその分、家族と一緒に過ごせる時間が減ってしまいました。このように住む場所が変わることで、強制的に一つ一つの行動に費やす時間が変わっていきます。

家族との時間については過去の記事でも記載しましたが、

家族と過ごす固定の時間をしっかり決めて、その時間内は他のことを忘れ妻と子供に全力投球することで充実した時間を過ごせています。

このように、

時間が減る→対策を考える→より良い時間の使い方を考案する

という流れが自分の生活習慣を洗練させることになると思います。

一方、長くなった通勤時間も無駄ではありません。

僕は日本/英国にいた時から運転中にオーディオブックを流す習慣があるのですが、米国駐在になってから聞く書籍が圧倒的に多くなりました。

米国に駐在して運転時間が長くなったので、その分 オーディオブックを聞く時間も多くなったためです。
良い意味で通勤時間は必ず発生する自分一人の時間です。その時間を有効に活用することで自然と勉強時間を延ばすことができました。

このように、以下のことを行うことで生活習慣が洗練されます。

増えた時間:自身の人生を充実させるために使う
減った時間:濃密に過ごせる対策を考案する

住む場所を変えることで、強制的に自分の習慣を一旦壊し、新たに構築するプロセスを経験できますので、より洗練された生活習慣を手に入れることができます。
特に海外駐在中は日本と生活スタイルが大きく変わるので、今までの習慣が大きく変わるきっかけになります。

強制的に断捨離できる

最近はミニマリストという言葉が当たり前になっていますが、要は

物を最小にして好きなものだけに囲まれた人生を過ごそう

という考え方を持つ人が増えてきたのだと思います。

僕の場合はミニマリストという言葉が流行る前から、物を多く持たないタイプでした。

しかし結婚してからは、少しづつ家の中に物が増えていきました。
妻が物や思い出をすごく大事にするタイプで、新しい服を買っても古い服は何かの布として活用できるから残したかったり、人から貰ったお土産はありがたいからずっと窓際に飾っているなど。。

なかなか物を捨てることができませんでした。

物を大事にする妻の気持ちは大好きなのですが、妻が本当に大事にしているものとたまたま人から貰ったものが同じように飾ってあるのは僕にとって違和感がありました。

しかし、海外駐在する時の引っ越しで妻とよく話し、物に対する考え方を大きく変えることができました。
海外への引っ越しをきっかけに、「着ない服をわざわざ海外に持ってく理由はあるのか?」だったり、「貰ったお土産を英国の家の窓に飾るのか?」という観点でよく考え不要なものは捨て、好きなものだけを海外へ持っていくことにしました。

きっと日本国内で引っ越しただけではこの決断はできなかったと思います。

そのようにして残ったものは、やはり自分が普段手に取る使い勝手の良い物や、本当に身の回りに置いておきたい大好きなものです。

また残ったものを見て、僕たち家族が大事にしたいものの本質を学ぶことができました。

2人でデートした時に買った記念品や結婚した時に頂いた写真立てなど、定期的に見返すと心が じーん。。 となるような物が残り、やっぱりお互いが大事にしあっているんだなぁと感じました。

このように海外に移住することを前提とした引っ越しは、自分が本当に大切にしたいものだけを選別する良いきっかけになり、自己理解という観点で大きな成長をもたらします。

高級な環境がモチベーションを向上させる

ほとんどの駐在員は会社負担で現地の住居に住むことができます。

その住居は日本にいる時と同じレベルの物件ではなく、多くの場合2ランクぐらい上の物件に住むことができるでしょう。

その一番の理由は ”治安の良い地域” が基準の会社費用負担額になるからです。

僕の場合、一か国目のイギリスでは勤務先が田舎のエリアだったことから、家賃は約14万円の庭付き4Bed Roomの家に住んでいました。

アメリカでは更に良い家に住むことができています。
銃社会なのでイギリスと比べて危険とされるエリアが多く、治安の良い地域ベースで会社費用負担額が決まっているため、現在は約30万円の家に住めています。

タウンパークのようになっており、共用ジム、プールがあり家も広く新しい、またタウンパークの入り口にはセキュリティ完備の大きな門があり関係者以外は入ることができません。

駐在員という立場で無ければ、あと10年経ってもこんな素晴らしい家に住めたか分かりません。

◆ モチベーションが向上する ◆
高級な家に住んでみて分かったのは、環境が自分にプラスの影響を与えるということです。

広い家を走り回る子供や快適なキッチンで料理をする妻を見ていると、
「幸せだなぁ。。」という感謝が溢れてきます。そして、

「こんな幸せな生活を頂けてるんだから、それに見合う自分になろう!」

という気持ちにさせてくれます。(僕が気持ちが乗りやすいタイプなのもあります(笑))

僕は元々 日本にいる時から勉強する習慣があったのですが、もっともっと空いた時間には本を読んだり、運動をしたり、家族と笑顔になる時間を増やしたりする自分になる努力をしています。

そんな素晴らしい人こそ、本当に(自分のお金で)月30万円の家に住むような人なんだろうなと理想像をイメージして毎日を過ごせています。

以上のように、海外駐在で高級な物件に住むことで、それに見合った人間になろうと努力をするきっかけになるので、”住む場所を変える”影響は大きいと思います。

まとめ

今日は 2.住む場所を変える について僕の実体験を基に解説しました。

まとめると、
[生活習慣が洗練される]
住む場所が変わることで時間配分が大きく変わり、
 長くなった時間:自己研鑽に投資
 短くなった時間:濃密に過ごす方法を考案
上記のような過程を強制的に行うことになり生活習慣が洗練されます。

[強制的に断捨離できる]
海外へ移住する際に、
「本当に海外に持っていく価値があるものか?」
と問いかけるきっかけになり、不要なものを捨て好きなものに囲まれる環境を構築することができます。
また、残ったものから自分自身の本質を理解することができます。

[モチベーションが向上する]
海外の高級物件に住むことで、感謝の気持ちと共にそれに見合う自分になろうという気持ちが溢れ出てきます。
高級な環境に身を置くことで 理想の自分を描き、一つ一つの時間を大事に行動できます。

以上がまとめになります。

住む場所を変えることは自分自身に大きな変化をもたらします。
特に海外への移住はインパクトが大きく、本日は3つピックアップして話しましたが、人生に多大な影響を与えるメリットをもたらします。

僕は20代から海外駐在の機会に恵まれ、多くの感動や成長を享受できているため、少しでも海外駐在に興味を持つ方が増えることを願いこの note を書き続けています。

これからも少しでも役に立つ情報を発信していきますので、興味のある方はまた訪れて下さい。(スキをもらえると飛び上がって喜びます!)

皆さんの明日がもっと幸せになりますように!ありがとうございました!ばいばーい!

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