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ユーロリーグバスケットボール観戦記 2023-2024 | Fenerbahce Beko Istanbul vs Real Madrid | Round 11

Round 11の観戦記になります

前回の観戦記も併せてお楽しみください

チーム紹介

Fenerbahce Beko IstanBul

2022-23シーズン成績
レギュラーシーズン 8位(19勝15敗)
プレイオフ ベスト8敗退

フェネルバフチェ・ベコ・イスタンブール」はトルコのイスタンブールを本拠地とするチームです。スポンサーである「beko」はイスタンブールの家電ブランドで、日本にも進出しています。

ユーロリーグに登録されているトルコのチームはアナドル・エフェスとフェネルバフチェの2チームとなっており、トルコリーグでもこの2チームの2強となっています。

個人的な注目選手はセルビア代表としても活躍するマルコ・グドゥリッチです。状況判断とシュート力を強みとしています。

ワールドカップ出場選手

ブラジル代表
- Raul Neto

ギリシャ代表
- Georgios Papagiannis
- Dimitris Itoudis (ヘッドコーチ)

セルビア代表
- Marko Guduric

Real Madrid

レアル・マドリードのチーム紹介はこちらをご覧ください

なんとこのRound 11まで10勝無敗と今シーズン最強の成績を残しているレアルです

注目選手は数多くいますが、ボスニアヘルツェゴビナ出身のスターDzanan Musa(ジャナン・ムサ)を紹介したいと思います

2年間のNBAキャリアを持つ2mのスモールフォワードです。まだ若干24歳と先のある選手でもあります

以下Qごとの試合雑記はビデオクリップと共にお届けします。気になったプレーやセットプレー、またQごとのスタッツも載せています💡

Qごとの試合雑記

スターティング5

1Q

8:39
#7 ファクンド・カンパッソがPnRを利用して鮮やかなにレイアップ
序盤から滑らかな動きが際立ちます

6:40
フェネルバチェ#33 ニック カレイテスが3P
チームとして確率が高いシュート力を見せて来ます
8-10とレアルがリード

3:20
またしても#33ニックが得点
ヘルプDFでフリーになった一瞬の隙を見逃しませんでした
13-17レアルリード

1:30
#7 カンパッソが技ありのフローター
3Pが決まりきっていることもあってカンパッソは1Qすでに16点目です
14-25とレアルのリードが広がります

フェネルバチェのオフェンスも悪いわけではないのですが、カンパッソの爆発もありレアルが大幅リードで1Q終了

2Q

5:42
リピックからフランス人センター#17 ビンセント・ポイエーがアリウープを片手で決め切ります
35-23とレアル優勢です

4:28
徐々に反撃の兆しを見せるフェネルバチェ
#0 ジョナサン・モトリーを利用したPnRの形で連続得点
レアルたまらずタイムアウト
29-35の6点差に一気に追いついて来ました

レアルの勢いが少し落ち、淡々とフェネルバチェがプレーした結果37-44の7点差でハーフタイムを迎えます

3Q

7:23
#23 マルコ グドゥリッチがエースの力を見せつけるような3Pを決める
42-46まで点差が縮まりました

5:56
フェネルバチェのビッグマン#0ジョナサン モトリーを使うセット
ビックマンに対してシンプルかつ有効にデザインされていると感じました
惜しくもそのまま得点にはなりませんでしたがファールドロー
フリースローを2本決めて47-48の1点差まで迫ります

3:46
猛攻を躱すかのようにレアル#23 セルヒオ・リュルが3Pをバスケットカウント
51-58と7点差まで広げます

2:57
フェネルバチェがコールを利用して時間を上手く使って最後は#5 セルタック・サンリがバスケットカウント
ハーフコートオフェンスが際立ってきました
54-58の4点差に

0:14
カンパッソのダンスタイムです
冷静な判断からノージャンプのフローター
3Qながら既に25ポイントでキャリアハイ更新
乗ってます

8点差で3Q終了
なかなか点差が縮まりません
このまま試合は終わるのでしょうか

4Q

8:29
レアル注目の#31 ムサがルーズボールをうまく処理し、ステップバックから難しいシュートを決めます
ファールも得てAnd1に
72-61とレアルのリードが広がります

4:36
レアルのオフェンスが決まりきらない中じわじわと得点を重ねるフェネルバチェ
SLOBからのPnRのセットで3P成功
これで72-78の7点差に
まだ勝負はわかりません

2:54
レアルの厳しいDFに苦しみながらも諦めずにフリーを探し続け、#33ニック カレイテスが希望を繋ぐ3Pを決めます
77-81の4点差

0:27
残り時間を考えたら3点を狙うと思いましたが、時間を考えて冷静に2点を決めてきます
確かにファールゲームをして、1本でも外れれば次も2点で良いのでこの判断はすごいですね
しかし2本とも入ってしまい再び3点差に

0:10
最後まで諦めないフェネルバチェ
タイムアウト明けのセットの3Pが決まり同点に
まさかここまでくるとは
会場大盛り上がりです

最後のレアルのオフェンスは失敗に終わりオーバータイムへ
一時14点差まで広がった試合とは思えません
オーバータイムの試合、多すぎませんかw

OT

1:55
92-92となるべくリードを奪いたいタイミングでフェネルバチェ#11 ナイジェル・ヘイズの素晴らしいブロックショット
そしてそのままアーリーでタイミングをずらしたポストからのジャンプショットでついに逆転
94-92

1:05
そして同点で迎えたレアルのオフェンスの場面、ここに来て綺麗にデザインされたアリウープが決まります
完全に決まりきったターンをしているように見えるのですが、この時間までこのプレーを残していたのでしょうか
レアル2点リードでフェネルバチェタイムアウト

0:00.6
フェネルバチェはファールゲームに持ち込むが点差は変わらず、ここで試合は終わりかと思いましたがまさかのレアルがターンオーバー
ファールコールもならずにそのまま終了直前でレイアップを決め切り100-99でベコが勝利!
劇的な幕切れでした

勝負を分けたポイント

ただ4Q最後のクロージングの考え方、また最後まで諦めずに作戦を遂行したフェネルバチェが試合巧者でした。あれだけ負けていたのに最後に持ち替えしたのはチームとしての遂行力が落ちなかったからかと思います

それでもレアルの王者たる所以が見えたオフェンス力は圧巻で、特にOTの残り1分まで綺麗なセットプレーを決めてくるあたり格が違う部分がありました。

本当に最後までわからない試合でしたが、最後の最後でターンオーバーしてしまったのがこの日大活躍だったカンパッツォだったのは勝負の女神がいたずらをしたとしか思えないような展開でした

今シーズンレアル初黒星です。

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