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【TAM第7話】モーニング・グローリー

 目が覚めたら僕は、ビルの屋上の上で寝ててさ、どうしてこんなところで寝てたんだろうって思い出すのに時間が掛かっちゃったよ。
 春が近づいて来ているとは言え、さすがにちょっと寒くて目が覚めたんだ。
 でも、僕を起こしてくれたのは、風だけじゃないみたい。 そよぐ髪をすりぬけて僕を照らす光。 僕だけじゃない、このトーキョーの色んな街を照らしてる。

 この光を見るたびに、こうして自分が存在している事に幸せを感じる。
 そして、何だかこの胸に入り込む冷たい風さえも許せちゃう気になってくるよ。

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アンニュイな気分になりたい時、ほんの少し自分から離れたい時におすすめです。

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