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カンムリベラが釣りたくて

2023年5月ネットで見たカンムリベラが釣りたくていてもたってもいられず、伊豆諸島は八丈島に渡った。

カンムリベラ Coris aygula はベラ科 カンムリベラ属に属する大型のベラだ。
ハチジョウコブダイと言われるだけあって成体の見た目も同じベラ科の大型種コブダイSemicossyphus reticulatusに若干似ている。

ベラと言えば海釣りをする方ならThe外道のイメージが強いかもしれないが、カンムリベラにいたってはパワーサイズ共に本州の岸壁で釣れる所謂イソベラとは段違いだ。

アカササノハベラ Pseudolabrus eoethinus


船を予約して浜松町のフェリー乗り場へ


深夜便ではあるが多くの人で賑わっていた。
船内で一夜を明かす。
目覚めるとそこは八丈島だ。
島の周りは火山岩で囲まれている。
八丈島はアカハタなんかでも有名なポイントだ。


眼下にある漁港。
何が釣れる?このような普通の漁港にカンムリベラはいるのか?
因みにポイントは調べてない。


早速釣りを開始。
チヌ針にノーシンカー、餌はネットで購入した冷凍ムール貝。
暫くすると竿がブルブル振え出す。
曲がり方からして明らかに大物の予感!
フッキングをしたところ、、
全く抵抗せず、ただ重い何かが浮き上がってくる。
まさかこれは、、アイツでは、と嫌な予感がする。
正体はこの子。
イシガキフグ Chilomycterus reticulatus
八丈島での定番ゲストである。
筆者は過去にも一度八丈島を訪れているが、その際ほぼコイツしか釣れなかった。
外道といえど50センチオーバー
かなりの迫力だ。
この後2時間ほど当たりもなく、諦めかけていたその時。
竿が強烈に曲がり出す。
急いで竿を持ち上げ、ドラグを緩めた。
静まり返った漁港にギュイーンとドラグが鳴り響く。
犬の散歩中に腕が引っ張られるようなパワー。
もしやコイツは、、
ドラグが走り中々上がってこない。
一か八かドラグを締め直す。
勝負に出る。
水中から魚体が上がってくる。
やっと釣れたよカンムリベラ。
サイズは40センチとそこまで大きくないが、狙って釣れた時の喜びは大きい。
顔はやはりベラです。


その後もう1匹ヒット!
45センチとサイズアップ!

こうも簡単に釣れると思わなかった。
とりあえず目標は達成できたので一安心。
翌日の釣行に備え早めの納竿とした。


晩飯。

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