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製薬企業向けコンサルティング事業

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医療現場×データサイエンスで課題を浮き彫りに【関連サイト】治療・処方実態の分析情報を無料で閲覧 Patient Visualizer https://pv.eucalia.jp… もっと読む
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#症例

ある薬剤のシェア拡大に向けた戦略転換の事例ストーリー

株式会社ユカリア データインテリジェンス事業部の城前です。 当社とまだお取引の無い製薬企業様との商談の中でいただくご要望の一つに「御社で行っているコンサルティングの事例を教えてほしい」というものがあります。 私どもが主にご提供しているのは「マーケティング・営業活動のコンサルティング」ですが、無形サービスであるため、具体的な内容やレベル感がなかなかイメージしづらいところがあります。 そこで、弊社の活動の実態を製薬企業の皆様に知っていただくために、過去のクライアント様との取

電子カルテデータを用いた 心不全HFpEF患者における日米の実態比較

製薬企業様向けマーケティング支援を行う株式会社ユカリア データインテリジェンス事業部の城前です。 日米間で心不全患者の傾向に違いはあるのか?8月25~28日開催の欧州心臓病学会とThe New England Journal of Medicineで発表された米・University of Missouri-Kansas City School of MedicineのMikhail N. Kosiborod氏らの論文をご存じでしょうか。 肥満を伴うHFpEFの心不全患者

患者の「S情報」を元にした治療方針の深堀りが、医師との信頼関係を作る

製薬企業様向けマーケティング支援を行う株式会社ユカリア データインテリジェンス事業部の城前です。 ユカリアとシミック・アッシュフィールド株式会社で共催したWEBセミナー「MRは患者像を描けているか ~トレーニングに活用できるカルテデータ~」の模様をお伝えする3回シリーズの最終回です。 今回は、Part.1・2の総括を行うとともに、MRが患者を理解してディテーリングを行うために必要なこと、医師との信頼関係を築くためのステップ、具体的なトレーニングの例について、看護師でもある

患者像を、典型例以外にも「幅」をもって理解する

株式会社ユカリア データインテリジェンス事業部の城前です。 電子カルテデータの症例を題材に、「医師の思考を知る」という観点から内科医のA先生に解説いただくシリーズの第7話です。 【参考】先生の略歴を含む第1話はこちら 典型例+αの患者像を理解することで、医師との会話が深まる内科医のAです。引き続きよろしくお願いします。 今回は高カリウム血症患者さんの症例を取り上げたいと思います。 基本的なおさらいですが、高カリウム血症の原因は主に以下の3つです。 CKDの進行 透析

心不全治療医のリアルな治療選択を引き出すマーケットリサーチ手法

株式会社ユカリア データインテリジェンス事業部の城前です。 5月30日に開催した弊社イベント、シンポジウム「心不全治療実態把握の最新アプローチ」の中で、株式会社 社会情報サービス 池田 俊介様にご講演いただいた内容をお届けします。 ①株式会社ユカリアとの共同調査プロジェクトの経緯株式会社 社会情報サービスの池田です。 弊社は、40年以上にわたって医薬・ヘルスケア領域を専門としたリサーチ・コンサルティングを行っている会社です。 リサーチを軸に、社内外の各種リソース・データ

絵に描いたような症例では、本当の診療の実態は理解できない

株式会社ユカリア データインテリジェンス事業部の城前です。 MRと医師のコミュニケーションに課題意識を持たれている、医師のA先生によるお話の第3話をお送りします。 先生の略歴を含む第1話はこちら。 実際の診療は、素直な経過を辿る症例ばかりではない医師のAです。第3話を始めたいと思います。 前回の第2話では、医師とMRの間で、診療上の判断におけるデータ・検査数値に対する考え方にズレがある、というお話をしました。 今回も、医師とMRの間でギャップが起きがちな事例について

医師が製薬企業に求める、処方に適した(適さない)患者像の伝え方とは?

こんにちは。株式会社ユカリア データインテリジェンス事業部の城前です。 前回のSGLT2阻害薬のお話に続き、今回も弊社イベントの中で行った講演の動画とその概要をご紹介いたします。 【ポイント】情報提供において「実症例に基づいた治療提案」に注力することが重要 医師が好適患者像・不適患者像をクリアにイメージできるような情報提供が求められている MRの実臨床理解の解像度を上げるためのステップとは? ①「実症例に基づいた治療提案」に注力することが重要突然ですが・・・ 医師が