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製薬企業向けコンサルティング事業

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医療現場×データサイエンスで課題を浮き彫りに【関連サイト】治療・処方実態の分析情報を無料で閲覧 Patient Visualizer https://pv.eucalia.jp… もっと読む
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#分析

ある薬剤のシェア拡大に向けた戦略転換の事例ストーリー

株式会社ユカリア データインテリジェンス事業部の城前です。 当社とまだお取引の無い製薬企業様との商談の中でいただくご要望の一つに「御社で行っているコンサルティングの事例を教えてほしい」というものがあります。 私どもが主にご提供しているのは「マーケティング・営業活動のコンサルティング」ですが、無形サービスであるため、具体的な内容やレベル感がなかなかイメージしづらいところがあります。 そこで、弊社の活動の実態を製薬企業の皆様に知っていただくために、過去のクライアント様との取

電子カルテデータ分析から見える「2型糖尿病」の実態

こんにちは。 株式会社ユカリア データインテリジェンス事業部の城前です。 インサイトを生む「治療と処方実態の分析情報」をお届けする 製薬企業様向け情報提供サイト Patient Visualizer(ペイシェント ビジュアライザー)より、直近で閲覧数の多かった2型糖尿病関連の人気記事を5点ご紹介します。 弊社独自の電子カルテデータベース「ユカリアデータレイク」から分析した、中小病院の治療実態に関する分析チャートをご覧いただけます。 データ① 糖尿病治療薬ごとの1st L

高カリウム血症に関する独自分析を学会発表

こんにちは。株式会社ユカリア データインテリジェンス事業部の城前です。 学会発表当日の様子6月9日金曜日、パシフィコ横浜で開催された第66回 日本腎臓学会学術総会にて、高カリウム血症をテーマとし、独自の電子カルテデータベースに基づいた分析結果を披露するポスター発表を行いました。 当事業部で主にデータ分析・リサーチ業務を担う田中が行ったプレゼンテーションには、20名ほどの先生や製薬企業関係者が集まり、賑わいを見せておりました。 発表後は、参加者の方より このテーマに取り

6月27日(火)電子カルテデータ分析事例展示会をグランフロント大阪で開催します!

こんにちは。株式会社ユカリア データインテリジェンス事業部の城前です。 この度、弊社の電子カルテデータを用いた分析事例の展示会を大阪にて開催いたします。 同内容の展示を、5月30日に東京で開催した弊社主催シンポジウムの第2部の企画として行いましたが、実臨床でのリアルな治療や処方の実態が見える内容に来場者の方も大いに関心を寄せられ、会場の閉館時間間際まで弊社員との間で活発な質疑やディスカッションが行われておりました。 今回は、その際の内容に、更に4点の追加展示を加えて開催

製薬企業・アカデミア関係者多数来場 KOLの講演・データ分析展示などに関心

こんにちは。株式会社ユカリア データインテリジェンス事業部の城前です。 5月30日、東京大学 伊藤謝恩ホールにて、弊社主催イベント シンポジウム「心不全治療実態把握の最新アプローチ」を開催いたしました。 ①基調講演「心不全の”リアルワールドデータ”はどこにあるのか」 基調講演では、順天堂大学 医学部 循環器内科学講座 准教授の末永 祐哉先生より、心不全患者を取り巻く状況の変化、治療法の進歩などにつき、臨床医・研究者としてのさまざまな観点での考察が展開されました。  また、

「慢性腎臓病」「腎性貧血治療薬」をテーマとしたポスター発表をいたします

株式会社ユカリア データインテリジェンス事業部の城前です。 続けて、6月2件目のポスターセッション発表についてお知らせさせていただきます。 【参考】6月9日(金)、第66回日本腎臓学会学術総会 での「高カリウム血症」「カリウム吸着薬」をテーマとしたポスター発表についてはこちら ポスターセッション発表の概要と見どころ第68回日本透析医学会学術集会・総会は、2023年6月16日(金)から18日(日)まで、兵庫県の神戸コンベンションセンターで開催されます。 弊社ポスターセッシ

「高カリウム血症」「カリウム吸着薬」をテーマとしたポスター発表をいたします

こんにちは。株式会社ユカリア データインテリジェンス事業部の城前です。 当事業部では、昨年より学会での独自調査・研究結果の発表を行っています。 例として、2022年12月に石川県金沢市で行われた第33回日本糖尿病性腎症研究会では、一般演題として「2型糖尿病を合併する慢性腎臓病患者におけるSGLT2阻害剤の処方状況について」と題した発表を行いました。 調査・研究で得た知見を、クライアントである製薬企業様だけでなく、医療従事者の方々にも広くご提供することが、一人でも多くの患

【5月30日開催】独自の電子カルテデータによる分析レポート展示セッション

こんにちは。株式会社ユカリア データインテリジェンス事業部の城前です。 5月30日開催の弊社イベント内にて、独自の電子カルテデータベースを用いた分析結果のポスター展示セッションを行います。 よろしければぜひ以下バナーより来場をお申込みください(無料)。 【展示テーマ例】 =2型糖尿病・腎=  ・2型糖尿病合併有無によるCKD患者の検査値分布とSGLT2阻害薬の処方率分析  ・電子カルテデータベースを用いたGLP-1受容体作動薬の処方分析 =循環器=  ・中小規模の病

骨粗鬆症患者への骨密度検査は、思ったほど頻繁には行われていない?

こんにちは。株式会社ユカリア データインテリジェンス事業部の城前です。 今回は、骨粗鬆症治療における骨密度検査の実態について、弊社の電子カルテデータベース、ユカリアデータレイクを用いて見ていきたいと思います。 日本骨粗鬆学会のガイドラインでは、骨密度の評価を定期的に行うことが推奨されています。 そのため、骨密度が定期的に測定され、それに基づいて治療方針の変更が随時行われている、というイメージがあるかもしれません。 しかし、今回の調査では、そんなイメージとは異なる治療の実

一般内科でのCOPD治療では、必ずしもガイドラインに沿った治療が行なわれるとは限らない?

こんにちは。株式会社ユカリア データインテリジェンス事業部の城前です。 弊社の保有する電子カルテデータベース「ユカリアデータレイク」のテキストデータを用いた分析の事例として、今回は一般内科におけるCOPD(慢性閉塞性肺疾患)の治療実態を取り上げます。 呼吸器内科と違い、市中病院の一般内科では一人の医師が、呼吸器以外の疾患も含め総合的に診療にあたっています。そのため、その症例情報には 併存疾患などの状況を含め、総合的な治療を行っている ガイドラインに沿った治療ではない治

グラフィックレコーディングにすると、患者の内面や感情まで感じ取ることができる

こんにちは。株式会社ユカリア データインテリジェンス事業部の城前です。 前回に引き続き、疾患・症例理解におけるグラフィックレコーディング活用の事例として、今回は「乳がん」を取り上げます。 グラフィックレコーディングという手法の内容やメリットに関してはすでに前回記事で記載しましたので、今回はさっそく事例をご覧ください。 ※画像をクリックすると、拡大してご覧いただけます。 本事例は、ある30代女性の実症例を題材にしています。 電子カルテのテキストデータを存分に活用できる

複雑な疾患や治療経過を理解するための手法

こんにちは。 株式会社ユカリア データインテリジェンス事業部の城前です。 言葉で説明されても「複雑で難しい!」「よく分からない・・・」と思ったことが、絵で整理されることで、「あぁ~こういうことか!」とスムーズに頭に入ってくる、そんな経験はどなたにもあるのではないでしょうか。 今回は、複雑で難しい疾患や症例に関する情報を理解しやすくするための「グラフィックレコーディング」活用について、事例を交えてご紹介します。 ①疾患・症例の理解は難しい用語などの最低限の前提知識があった

定量データ分析だけでは見えない心不全の実態を明らかにする、テキスト分析モデルとは?

こんにちは。株式会社ユカリア データインテリジェンス事業部の城前です。 これまで、医療データによる心不全の臨床実態の分析を行ううえでは、大きな課題がありました。 一般的な定量データは構造化されており、電子カルテやレセプトから取得することができます。 しかし、例えばHFpEFやHFrEFなどの医師の診断や、LVEF(左室駆出率)といった画像から読み取られた検査値などの重要な情報は、電子カルテのテキスト記載欄に自由記述で書かれていることが多く、抽出や構造化が難しかったのです

若手と中堅では、処方までのジャーニーに大きな違い

こんにちは。株式会社ユカリア データインテリジェンス事業部の城前です。 総じて評価が高く、適応拡大も追い風となり処方量が増加しているSGLT2阻害薬ですが、医師は その存在をどのように知り オフライン・オンラインなどのさまざまな情報のチャネルからどのようなインプットを受け 何を考え 初めての処方・継続処方の判断に至る のでしょうか? その過程と「頭の中の思考」を明らかにすべく、10名の腎臓内科医を対象にヒアリングを行い、「カスタマージャーニー」の形でまとめる試み