見出し画像

【雑記】日本滞在記(GW編)

2019年3月末日に去ってから、一度も帰っていなかった日本に帰国(5月1~22日)。というか、欧州に根付きすぎて、もう帰国という意識すら薄い。その一部始終を備忘録的にまとめたシリーズGW編。




1. 滞在先

父が埼玉の山奥へ引っ越してしまったため、川口市蕨駅徒歩5分圏内にある叔母宅に滞在。叔母の旦那は既に他界2人の息子は既に成人して家を出ており、家には89歳になる義理の母しかおらずスペース空いているから泊まりに来なよということで滞在させてもらっている。

この圏内はまさに私が幼少期から大学時代までを過ごした地元で、帰ってきたのは約8年ぶり。駅の周辺はもちろん、少し離れた住宅街まで大きく変わっており、半浦島太郎状態。自分がいない間に時間が経ち物事が大きく変わってしまったことに対する一種の喪失感というか悲しさを感じた。

叔母宅へ到着すると8年ぶりに叔母と義理のお婆さんに再会。快く迎えてくれた。私の父とは異なり、底抜けに明るくどこまでもフレンドリーな叔母、幼少期には良くご飯を食べさせてもらった。今度はこういう形で私の家族全員が再びお世話になるとは思っていなかったので人生とは不思議なもの。

婆さんに至っては、半分ボケていることを覚悟して話しかけたのだが、記憶も言動もハッキリ、腰も曲がっておらず普通にしゃがんだりたったりしていて逆にビックリ。89歳とは思えない元気っプリ。

息子二人は、お目目ぱっちり眉毛長い形のハーフ(つまり私/日本人には似ていない外国人風)ということもあり(?)、叔母と婆さんには随分可愛がってもらった。婆さんに至っては、到着初日に長男を近くの公園にまで連れていき一緒に遊ぶ程。ありがたいかぎり。

2. GW突入

出張で来てはいるものの、GW中なので会社に出勤したくとも会社の門は固く閉ざされている。ということで私も遠慮なく残りのGWにあわせて休みを取得。まずは家族で近所をブラつき始めるが、色々と気づかされることが多かった。

しかし、小中高時に駆け回っていたこの地を、まさかヨーロッパ人の妻とハーフな子供を連れて同じ場所を散策することになるとはなにか感慨深いものがある。高校卒業し大学にはいる頃にはこの地元に嫌気がさし、早く出たくてしょうがなかった。今では地元に帰ってくることに心地好さを感じる。

ということで、妻に紹介がてら久しぶりの地元をブラついた後、中高の友人たちに会い始める。中学でまだ付き合いのある友人は二人、うち一人は記憶には残ってないが幼稚園も一緒、2019年に私が日本を去って以来の再会。二人とも結婚し子供がいるので家族ぐるみの交流に。

一人は10歳の一人息子がいる某塾講師兼バドミントン野郎。その子は少し言葉を交わしただけで真っ直ぐ素直で思いやりのある子に育っていることが分かった。そういう部分も含めて、私の友人の子供の頃にそっくり。友人とその子は各種ゲームやバドミントンなど共通の趣味も多いらしく仲が良さそう。友人の親御さんにも子供の頃から良くしてもらっており、今回再会できて良かったし、可能な限りお会いしたいところ。

もう一人は一級建築士兼バスケ野郎で、中学時代は全教科オール5の神童。小5、小3、2歳の娘3人と奥さんに囲まれ幸せそうの一言。私のやんちゃな息子達にも真摯に付き合ってくれるなど、いい子度合いが凄まじかった。奥さんも頭良さそうなので、これは遺伝だろうなあと思う。

二人の子供らを見ながら、Freakonomicsの教えを思い出した。統計データ的には、親が子に対して何をするかよりも、親がどのようなステータスを持っているか属性が大事という。つまり本を読み聞かせることが大事なのではなく、自然と本が一杯置いてある家庭に生まれ落ちることが、その子の成功に直結するという調査結果。

そして高校時代の友人3人。うち二人は独身。独身でいることに生物学的劣等感を抱いているようだったので、そもそもホモサピは滅びたほうがいい気がするし、いずれは必ず滅びるのでそんな生物学的欲求は無視すべし、独身でいることも令和の時代ならではの選択肢である旨云々、持論を展開したが、あまり響いてなかったようだった。

別途空いた時間で近くのイーオンのゲーセンへ長男を連れ出す。はじめはあまりの騒音にヘジっていたが、すぐにゲームをやり出す。

3. 一時預かり保育

5月7日から地元の保育園にて兄弟揃っての一時預かり保育開始。適切な保育園をさがし出すのにかなり手間取ったが、最終的には価格的にも教育環境的にも良い場所を発見できた。15日間二人預けてごはんやおやつ込み、お迎え遅れても追加チャージなしで約10万円/600ユーロ、うち6万円は入学金で来年以降もいれる歳はかからないとのこと。

二人も一杯遊んだようで汗だく。

帰りは私のいとこと共に迎えに。会ってからまだ数日だがすっかりいとこと仲良くなった長男。

そしてそのまま近所の焼肉キングに。長男も同行。帰り際はいとこ夫婦と、手を繋いで帰宅。

最後に

改めて、日本は色々と面白いもの、楽しいものがたくさんあるなと痛感。休日になっても全然困らない。ものをなくしても帰ってくる。ただただ良い国。

ただ再び住みたいかと言われると、パリと同じで悩んでしまう。短期滞在で来るのがベストな気がした。子供なしで妻と二人きりなら日本に住むのもありだが、子供がいると色々と競争に巻き込まれそうだし、居住スペースが全体的に狭く感じてしまう。

いずれにせよ、再び自分の原点でもある地元に滞在し、色々と自分をふりかえることができて良かった。ということで休暇が終わり仕事へ。早速今日、久しぶりの満員電車に四苦八苦しているがその話はまた後日まとめることとする。

てなところでこの雑記/備忘録を終える。


他の記事もご覧いただけたら幸いに思います。

この記事が参加している募集

育児日記

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?