みうらみほ

2018年〜2019年の両親の介護の記録を書き起こしています。 同じ気持ちを抱くひとたちの心に 寄り添えたらうれしいです。 現在は丹波篠山市の山の中で暮らしています。 こちらのブログより抜粋しています。 http://karuna-miwa.blogspot.com/

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    • 父と娘の日々

      認知症が進行していく、憎たらしく愛おしい父との、尊い日々の記録。

    • お母さんからパパへ

      父と母の、愛おしい、最後のやりとり。 娘の、恩返し。

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    お母さんからパパへ

    3年前の今日から始まった 母から父への手紙。 元々足が不自由で 車椅子で生活していた母は 後々レビー小体型認知症だと診断される父に 発症したうつ症状を共に悩み 2017年12月12日の私の誕生日に 大動脈解離で脳梗塞を起こし 首から上と右手以外 動かなくなった。 その日から私は、21年間続けていた パンの製造を放り出して 鎌倉の実家で 父と生活することになる。 京都の山奥で 一緒にパン屋を手伝ってくれていた主人も ひとまず山の家を片付けて 鎌倉に来てくれた。 私は山奥の

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      • パーキンソンのこと。

        今日は往診の日。 前回から2週間が経ち パーキンソンの薬の効果が出ているらしく 効果が出ているということは パーキンソンの疑いがあるということで 特定疾患の申請をしていただくことになった。 申請が通ると 医療費控除を受けられるので 今後安心して いろいろな医療行為を 受けることができるらしい。 例えば訪問看護のことも 今は介護保険で来てもらってるけど 医療保険に切り替えられるそうで そうなるとその分の介護保険の点数が残るので ヘルパーさんの利用を増やすこともできるらしい

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        • ショートステイのこと。

          10月は母のお墓参りに行きたい。 でも弟は仕事をがんばってるので 代わりに父を見てもらえない とのことで 父のショートステイを試みてみることに。 今日は施設の方が 父の様子を見に来てくださった。 今回の周期では もう5日目だというのに まだ幻視が出てこない父。 一番ハイパーな日を見たいとのことで 来ていただいたのに 全然ハイパーじゃなく ちゃんと座って笑顔で出迎えていた。 しかし、父のご機嫌とは裏腹に ありのままの父の状態を伝えると 難しそうな表情の職員さん。 幻視

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          • キラキラを受け取る。

            昨日は28年ぶりの吉祥寺 友達のお母さんの個展へ。 お母さんに会うのも20年ぶり。 私のパン人生は その友達とお母さんと私で 3人でパンを焼くことから始まった。 パステル画を描くお母さん。 娘も絵描きで いつもパンのメニューを描いてくれていた。 3人でそれぞれ焼いたパンを 6個入りパックにして 一時は70人に配達していた。 全くもってイリーガルだったけど もう時効だろう。 楽しかったな。 いつもの私の気まぐれで スパッとやめてしまったのだけど 結局私だけがその後も

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            本来の父と、病気の父と。

            怒りに翻弄されて もう嫌だ!!!と投げ出したくなっても 数日経てばすっかり忘れて また仲良くいられる親子だったことは とてもありがたいこと。 父が認知症だから なおさらそういられるのもあるだろうけど 先日私の怒りが大爆発したとき 父はその場をおさめようと 一生懸命私と握手をしようとしてきた。 握手なんかしてごまかすんじゃねーー! と、そのときは逆効果だったけど 思い起こせばあんなときに 握手をしようとする父は 病気なのが不思議なくらい 冷静なんだなあと思った。 でもやっ

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            がんばらない、ではなく、がんばってはいけない。

            昨日は久しぶりに父とドンパチ。 父は食べ物が食べられないのを 私のせいにする。 それをずっとやられてると ほんとうに自分のせいなような 気になってくる。 私のミスチョイスが原因で 父は痩せこけてきているような そんな錯覚を始めるようになる。 父が死ぬときには 「みほがろくなものを作ってくれなかった」 と恨みながら死んでいくのかな と極端なアイデアが浮かんできたりする。 ここのところ毎日 父が何を食べられるのか 根詰めて考えていた。 もう普通のごはんはほぼ食べないの

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            心強い存在。

            父は相変わらず あんまり食べないし飲まないけど 少しずつ元気になってきてるようで 夜な夜な活動する日が 2日続くようになってきた。 今日もそんな日々が明けたところで ちょうどお風呂に入れてもらって あとはぐっすり眠るだけだ。 いつもお風呂に入れてくださる方は ベテランさんで こないだは新米さんを連れてきて 父の状態を説明してくれていた。 頻繁に来てくださるとはいえ 毎日ではないし 他にもたくさんのひとを 受け持っているだろうに あまりにも完璧に把握してくださっていて 私

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            介護と台風。

            まだ台風の被害で 停電しているところもあるようで。 (2019年) 今日は涼しくなったけど まだまだ暑いのに。 うちだって停電が続いたら 父は熱中症になってしまうかもな と想像したりすると 被害にあった地域の大変さが 身近なものになる。 うちは昨日から弟家族が来ていて 子供達が3人で大騒ぎ。 そこにヘルパーさんもケアマネージャーさんも 介護用具の担当者さんも来て 父はお風呂に入れてもらい 家の中をたくさんのひとたちがぐるぐる。 弟家族は先程帰って 台風が去った後のよ

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            お向かいさんに出会う。

            台風一過で家の周りは葉っぱだらけ。 掃き掃除とついでに草取りをしていたら お向かいさんが出てきたので 話しかけてみた。 実はちゃんと話すのは初めて。 高校生の頃 この家に引っ越してきてから 30年経って初めてだ。 お向かいさんは小さな庭にいつもいて 庭の中をくるくるしながら 庭いっぱいに畑をしていたり 梅干しを干したりもしていて 何か自分と近いものを感じていた。 若い頃は、特に何も感じなかったけど 両親が倒れてここに帰ってきてから ずっと気になる存在だった。 今日は

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            自分でいるということ。

            昔、ディズニーランドが大好きで 毎月のように行ってた時期が 一年くらいあったな。 なんであんなに好きだったのか 今ではさっぱりわからない。 そういうことって けっこうある。 振り返って見ると 一緒にいるひとや環境に びっくりするくらい影響を受けていたりする。 特に私は 影響を受けやすい人間だと思う。 でもそういうのはもう やめようと思っている。 ダサくてもサムくても ショーモなくても良いから 自分の気持ちに素直でいようと思う。 誰かにどう思われるとかより 自分が

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            睡眠について。

            ほんとだったら9時間寝たいと 私のからだは訴えてくる。 今日は久しぶりに 9時間寝れてスッキリ。 高台にある実家は 買い物に行くのにどこを通っても 急坂とか階段を登らないと帰れない。 この夏は暑くて 毎日アイスを食べたくなるし 父が死にそう疑惑が晴れて どっと疲れが出て夏バテ発症 どの道も歩きたくなくて 車で買い物に出てたけど。 今日は涼しかったし 久しぶりに階段の道を通って 買い物をしてきたけど 息切れせずに登ることができた。 これは9時間寝たからだな と実感した

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            諦めない人たち。

            この夏は 葉山の海岸を歩く機会が重なった。 小学生から20代は 鵠沼とか鎌倉の海で遊んだもんだけど もうそんなエネルギーはない。 葉山の渋さとのんびり具合が 今の自分にはしっくり来る。 一昨日も友達と特にしゃべらず 延々と歩いたのが心地良かった。 車に戻って、心地良かったわ〜と 思っていたら間もなく 友達の携帯にケンチャンから電話で また父が倒れたとのこと。 一瞬意識を失ったけど すぐに戻ったとのことで まあ大丈夫そうだった。 ヘルパーさんの好意と 父のやる気と血

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            ヘルパーさんが起こす奇跡。

            昨日の夜から眠り込んでいる父。 ヘルパーさんがいつも通り来てくれたけど 眠り込んでしまうと起きない父に おむつ交換くらいしかできないかな。。 と思っていたら。 目がパチッと開いたタイミングで 飲み物を飲ませるために ヘルパーさんが父をベッドに座らせた。 もうそれだけでビックリ。 そして 食べられるかわからないけど 用意しておいたスイカを 手に持たせて自分で食べさせて。 ちょっと歩いてみますか!と マッチョなサーファーの 男性ヘルパーさんなので 父も安心するのか 支え

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            感謝できる幸せ。

            鉄人と呼ばれた男 そう簡単には死なないぞー ちょん切られても芽を出す植物のように 水なんかなくなって ちょっとやそっとじゃ枯れないぞー ほんの少しの栄養でも フル活用して生き抜くぞー 父の主治医が変わったことで薬も変わり 倒れたことで点滴で水分も補給されて ヘルパーさんも代わる代わる いろんなひとが出入りするし なんだかちょっと父の様子が違ってきた。 私が介護してきた1年半とは 違うペースになって 父にいろんな新しい刺激が 送られているのだろう。 その変化に対して

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            生きようという意志。

            父の肺炎疑惑が昨日晴れて ドドーーーッと疲れが出て ぐったりとする中 幻視モードの元気な父が 容赦なく私を呼んでくる。 死にそうになっていたことも あんまりわかってなくて いつも通りの父に戻った。 お医者さんに 最後はどこでどのように迎えるかとか どこまで手を施すかとか あと2、3週間で死んじゃうかもだから 覚悟することも考えるようにと いろいろ準備をさせてもらって その分大変だったけど もうどうなっても大丈夫、と 心構えができたので良かった。 本番がいつ来るかは また

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            ホッとしてCBD。

            ヘルパーさんが出入りするようになり 父の緊迫した状況は少し解けてきた。 ヘルパーさん達は すごく上手に、嫌がる父に 食べ物を食べさせてくれたり 飲み物を飲ませてくれたりする。 父の嫌がることはみんな ヘルパーさんや看護師さんにやってもらって 私はやさしい娘に徹っさせてもらっている。 解熱剤や抗生物質など 薬も上手に飲ませてくれる。 根本的な解決になっているかは わからないけど 4日ほど下がらなかった熱が ひとまず下がってきて 今日は痰も出なくなってきた。 肺炎疑惑は

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