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音楽家の旅行記 金沢編 -Part5 1日目 夕方~夜 宿-


ユースホステル

金沢駅から本日の宿へ移動するためにまたバス移動。
ひがし茶屋街に近いバス停で降り、ユースホステルへ向かう。
小生方向音痴なもので、特に初めての土地だとなかなか目的地にたどり着けない。今回も例に漏れずそれなりに時間がかかったのちようやく到着。
チェックインの手続きで個人情報を記入。音楽をやっていて発信もしている事にだいぶ食いついていただいた。部屋に案内され同室人に挨拶。この時点で私以外は他に日本人とマッチョなフランス人が一人ずつ。

ユースホステルやゲストハウスの醍醐味はその価格の安さと出会いだ。今回の宿は事前予約で2泊で6000円しなかった。出会いは、本当に様々な国の老若男女と出くわす。傾向として言えるのはアクティブな旅行好きで固定観念が世俗的な人より少ない傾向が体験談としてあるので話をしていて楽しい。一期一会でなおかつ旅行中という事もありテンションも特別なものとなりこれまで私の旅行体験の中でも多くの場合彩りを添える重要なイベントであった。ただ2022年秋に帰国して以来2度国内の相部屋旅を行なったが様々な要因が重なったせいなのか、交流を得ることがその時はできずもうそういう年齢ではないのかと少し落ち込んでいたこともあったのだが、結論から言うと今回の旅ではその交流をしっかり楽しむことができやはり旅は良いなあと再認識するに至っている。英語でしばらく談笑しているともう一人年配の日本人が案内されやってくる。旅行ではなく仕事での滞在との事で珍しいと思っていたら、どうも震災の復興のための旅行支援の影響で一般的なホテルや宿が値下がり、殆ど予約を取れる状況ではなくなり今回の宿になったのだと。そんな談笑の後夕食の用意のためにキッチンへ。

夕食

薄切りのお肉の半量に塩を振り、半量に焼肉のたれを浸し、フライパンで焼く。その間にトースターでコロッケを温める。
程なくして出来上がりこじんまりした食堂兼広間へ。ご主人がカップ麺を啜っているその向かいに自分の夕食を並べる。他には台湾人の従業員と何名かいたような気がする。初めて口にした能登牛は美味しかった。全体的に透明感がありあっさりとした傾向だが、赤みの味と脂身の味が両方ともはっきりとしていてバランスが良い。能登牛はステーキが美味しいという話を聞いていたが駅の肉売り場では厚切りの能登牛はその時は取り扱いがなかったので少しやるせない思いであったが、翌日思いもしない展開を迎える事となる。

談笑

食事中ご主人と会話。自分の経歴に興味を持たれたようで海外経験とか話した気がする。お酒も入っていたのでこのあたりの記憶は少し曖昧であるが食事終盤にドイツ人がチェックインしてきたようにも思う。やっぱりドイツ人を見かけると話したくなってしまって少し話をした気がする。そんなこんなで食事も終わり、シャワーを軽く浴び就寝。二段ベットの上段に上がり、横になって布団をかけて寝られるありがたさを噛み締めながら長かった1日目をようやく終えた。

次回に続く。


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