見出し画像

タルト・タタンを作ろう!

タルト・タタンは、フランスのサントル・ヴァル・ド・ロワール地方のラモット・ブーヴロンという町の駅前ホテル「ホテル・タタン」で20世紀終わりにこのホテルを営む二人の姉妹の失敗によって作られました。

リンゴのタルトを作ろうとしたら、レストランがあまりにも混雑していたので、一人がタルト型にりんごだけを詰めて焼いてしまいました。その後もう一人が焼き具合を見にくると生地がないことを発見。あわてて生地をかぶせて、裏返しにし
てみたら!これが絶妙な美味しさだったと。

りんごが美味しい季節になりましたね。タルト・タタンを作ってみませんか?
りんごさえあれば、簡単です。型はなくても、オーブンに入れられそうなお鍋やフライパンでもできます。

りんごは、お菓子作りは紅玉!と思っている人も多いと思いますが、最近の紅玉は、火を入れるとすぐ柔らかくなってふやけたような状態になるものが多いので、私は味、食感にバランスのとれたフジを使っています。

ホテル•タタン

材料:直径18cmの丸型1台分
リンゴ    5個~6個
砂糖     100g(グラニュー糖でも上白糖でも)
水       30cc
バター     30g
砂糖     少々(焼く前にりんごに散らす用)

底に敷く生地を用意しておく→パート・ブリゼか折パイ生地を型の大きさにカットして、ピケ(ふくらまないようにフォークなどでところどころ穴をあけておきます)して焼いておきます。市販のパイ生地などを利用してもいいですね。

作り方
1, 砂糖100gを小鍋に入れて、水をまわしかけ、キャラメル色になるまで煮て、型の底に流します。

2, バター半分をちぎって散らします。

3, りんごを8等分にカットして、立てて型につめていきます。

4, すきまのないようにぎゅうぎゅうに詰めて、上にも乗せます。

5, バターをちぎって散らし、砂糖を少々ふりかけます。

6, 200℃で30分焼いたら、焦げないようにアルミ箔などをかぶせてさらに30分焼きます。

1時間焼いた後は、こんな感じになります。


7, 焼いたら、そのまま冷まして、最低3時間休ませ、出た汁をりんごに戻します。

8, あらかじめ焼いたパート・ブリゼか折パイ生地を乗せて、お皿にひっくりかえします。この時、温度が低いとりんごが出てこないので、型の底をドライヤーやバーナーで温めると良いでしょう。

京都教室にて。
他は、タタンと同じ地域のジャガイモのタルトと
ヌガードトゥールを作りました。

教室では、ロワールの白ワイン、ミュスカデと合わせました。フランスの地方菓子は、地元周辺のワインと合わせるとさらに美味しくいただけます。ぜひ試してみて下さい。


























この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?