TikTok Weekly Report Dec.3rd Week
国内外トレンドコンテンツ
国内トレンドコンテンツ4選
No.1 はいマリオっねぇ〜
11月上旬に韓国で流行ったコンテンツが、とうとう日本に上陸。
韓国のお笑い芸人チョ・フンさんが出した曲「할 말이 없네(訳:何も言うことねぇ)」というフレーズとそれに合わせたダンスが、国内で大流行。
この数日間、来日しておりその人気の様子は2本目の動画の通りだ。
No.2 i just wanna dance(sped up)
ハイパーポップ(Hyperpop)と呼ばれる、様々なポップミュージックの要素を掛け合わせた新ジャンルの音楽。
そのリズム性から様々なダンス・フォーマットの動画に転用されているだけでなく、日本・韓国・フィリピンといったアジア圏から欧米まで世界中の幅広い地域で使用されている。
以下、日本における使用例とYouTubeにある音源リンクを挿入する。
No.3 AI背景拡張
流行りのCapCutのテンプレート1つ。
写真を選ぶだけで、AIが自動で周りの背景を生成してくれる。
被写体の体型や服装、周りに写る背景や人までも自動生成してくれるため、撮影時のリアルな状況とAIに創られた状況のギャップが視聴者にウケている。
No.4 エグスプロージョン千利休
「本能寺の変」「ペリー来航」などを生み出してきた、お笑い芸人エグスプロージョンさんの新しいネタが流行している。
これまでと同様、日本史の登場人物や事件を基にした、キャッチーな歌詞と印象に残りやすく踊りやすいリズミカルなダンスで、中高生を中心とした若年層に拡がっている。
海外トレンドコンテンツ3選
No.1 Fireball Challenge
アーティストPitbullのFireballを音源とし、「Hoodie fam」という日本人ダンサー5人組アカウントが10月末に投稿したオリジナルのダンス動画が「Fireball Challenge」というミームで、欧米地域の女性を中心に12月以降流行している。
横への広がりがあるダンスのため、1人だけでなく複数人で撮影ができる。
No.2 音楽紹介(画像)
2枚の画像だけで音楽を紹介するフォーマットが広まっている。
1枚目に「曲タイトル」「歌手名」、2枚目は「BGM該当部分の歌詞」になっており、その曲のジャケ写や歌手・PV内の一場面を切り取った部分を2枚の画像にわたり二分割する形で挿入している。
非常にシンプルな作りのおかげで、音楽・文字・画像の情報を一度に簡単に受け取り切ることができる。
画像のため、以下リンクより遷移お願いします。
https://vt.tiktok.com/ZSNsLAxC4/
No.3 ゼニガメサックス テンプレート
『レインボーシックス シージ』というシューティングゲーム内でできた「タチャンカダンス」 というミームから生まれた新しいテンプレート。
先月末から、タチャンカダンスを踊るポケモンのゼニガメがかわいいと、この音源・動画の使用が激増している中、グリーンバックのテンプレートが誕生した。
すでに54,000件以上の動画にこのテンプレートが使用されおり、これからも伸びていくと思われる。
ダンス系コンテンツ2選
No.1 LANA "X mas with U"
ラッパーのLANAの"X mas with U"という曲に合わせて踊るダンス動画。12/10に投稿された振り付け動画がバズったことでここ数日一気に投稿数が増加している。
No.2 青いマリオ
青いマリオのエフェクトをつけて非言語の楽曲を踊る動画。韓国を中心にアジアでトレンドとなっており、ここ数日で日本でも投稿数が伸びてきた。この楽曲のダンス自体は11月頃から日本でもよく投稿されていたもので、今後青マリオバージョンがトレンドとなってくる可能性は高い。
現在、急成長中のアカウント紹介
PIXAI
AI生成ツールを提供する会社のアカウント。他社のキャラクターや実在する人物もコンテンツに組み込んだ攻めた内容を投稿している。これまでに1,000万回以上再生されている動画もあり、10月下旬の初投稿から既に21万人のフォロワーを獲得している。(2023/12/22時点)
▼アカウントURL
中国でオススメのクリエイター
J神
ストリートスナップのキッズバージョン。日本のストリートスナップのようにモデルさんとなる方のパーソナリティな部分には触れず、ただ黙々と写真を撮っていく。53秒と長めの尺ではあるが、BGMとの音ハメや写真の編集により、視聴者を飽きさせない設計となっている。
▼アカウントURL
タメになるTikTok News
TikTokのByteDance2023年売上高1100億ドル(約15兆7800億円)突破へ
TikTokで知られる中国スタートアップByteDanceは、2023年の売上高が1100億ドル(約15兆7800億円)を超える見込みであることが明らかになった。
ライバルのテンセントHDを抜くことになり、TikTokで開始されたECコマース事業の好調がうかがえる。
ByteDanceの2023年増収率は、800億ドル(約11兆円)を超える売上高を計上した2022年の30%ペースにほぼ匹敵しており、同じSNS領域で競い合う中国のテンセントや米国のMetaを上回る。
参照記事
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?