「お金がなくてもSNSで勝てるごくわずかな勝ち筋」の話

今日は、先日のこのツイートの続きです。

自分が企業のSNSコンサルを頼まれたときに最初に聞くのは「お金か人手、ありますか？」です。お金をかけず、今いる従業員に片手間でなんかやらせたいという経営者があまりにも多すぎるので、まずそれでは大した成果は出せないし、9割以上が続かないという現実を知ってもらいます。

— えとみほ (@etomiho) August 21, 2020

...で、終わってしまうとコンサルの意味がないので、「お金がなくてもSNSで勝てるごくわずかな勝ち筋」についてお話します。実際、それでめちゃくちゃ成長した会社（経営者）もあります。

— えとみほ (@etomiho) August 21, 2020

この話で思い出したのだが、先日とあるスタートアップ企業の経営者（以下、Iさん）とForbsの企画で対談をすることになった。

Iさんと私は、私が前の会社を立ち上げたときの「ご近所さん」で、そのよしみでSNSコンサルを依頼されたことがあった。

「これから事業を伸ばしていくために本腰を入れてツイッターをやろうと思うのだけど、何をどうしたらいいですかね？」という感じのざっくりした相談だったのを覚えている。

実を言うと、そのとき自分がどんなアドバイスをしたのか、具体的な内容まではちゃんと覚えていなかった。ところが、Iさんはそんな私の教えを忠実に守り、いまやツイッターのフォロワー数は1.8万人、それだけでなくフジテレビのニュース番組のコメンテーターになり、大手出版社からビジネスマン向けの書籍を出すまでの人になった。

アドバイスをしたこちらがびっくりするほどの素晴らしい成果である。

B2B企業の経営者にした2つのアドバイスとは

ちなみに、Iさんの会社の当時の事業内容は、スタートアップ向けの人事コンサルや採用業務の請負だった。いわゆる「B2B」に類する事業である。

B2Bの会社がSNSで事業を伸ばす方法は、実はそんなに多くはない。選択肢が少ないということは、やるべきことがはっきりしているということでもある。

私がIさんにしたアドバイスは次の2つだった。