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今となってはちょっと笑える一人暮らしの事件簿

女性の一人暮らしってなんだかんだ危険や恐怖が付きものですよね。

私が一人暮らしを始める時、母は私に言いました。
「一人暮らしは、もしかしたら怖い事も起きるかもしれないけど、
色んな経験をして、より大人になっていくんだよ」。

アラサーとなった今、わたしもこの母の言葉に共感します。

かくいう母も、一人暮らしをしていた時に、隣の部屋に住んでいたおじさんに電気を盗まれたり、ベランダに干していた下着を見知らぬ人に盗まれたり、ストーカー被害に合ったりしたそうです。

最近、親戚や友人など、私の周りで一人暮らしをスタートさせるという女性が何人かいて、私自身の一人暮しエピソードを面白おかしく話す機会がありりました。

当時は怖かったりストレスに思ったことも、今となっては笑い話しにできるのですよね。ちょっとは大人になったものだ。

今日は、そんな私の一人暮らし時代に起きた
今となってはちょっと笑える事件を3つ紹介させてください。

一人暮らしは経験した方が良いと思う派

まず、簡単に、私が一人暮らしを始めた時の経緯について。

それは5年ほど前のことです。社会人になって1年ほど経ち、私は実家を出て一人暮らしをすることにしました。実家から勤務先へは通える距離ではあったものの、「自立」に憧れていた私は、家を出ることに決めたのです。

一人暮らし初日の夜、恥ずかしながら寂しくて一人で泣きました(笑)
でも、翌日からは急に楽しくなって、自由ってすばらしいな!と開放的な気分でしたね。

私はもっぱら一人暮らしを経験した方が良いと思う派です。
怖いこともストレスなことも思い返せば結構あるけれど、
いろんな経験ができて、自分の力でどうにかしないといけないことが沢山あることを痛感できた期間だったかな。

それでは、事件簿エピソードを3つ。

事件① 配達員からの突然のお誘い事件

たしか金曜日の夜の出来事でした。
早めに仕事を終えて帰宅ができた日だったので、週末の自分へのご褒美にとお寿司のデリバリーを頼み、一人でゆっくり食べることにしたのです。

「ピンポーン」とチャイムが鳴り、ドアを開け、何の特別なことなく、
ただただお寿司を受け取りました。

その10分後。
ルンルン気分でお寿司を食べようとしていた矢先、携帯電話が鳴りました。
見覚えのない番号ではあったものの、出てしまったのも間違いでしたね。

「あ、あのー、先ほどお寿司を届けた者ですけど、いきなりすみません、今度お時間ある時お茶でもいかがですか?」

起こっている状況をよく理解することができず、
「結構です。」とだけ伝え、電話を切りました。

その直後は何も感じなかったのですが、一人お寿司を食べながら、
じわじわと恐怖が私を襲いました。

電話口は、さっきお寿司を届けてくれた人だ。男性で細身で私よりも若かったかな、学生だろうか。

その配達員はもちろん私の住んでいるマンションも部屋番号も分かっています。だってお寿司を届けに来たのだから。そして、当時住んでいたマンションはオートロックではあるものの、廊下や階段が外にあり、外から入ってこられてしまう造りをしていました。

「その人が変な人で、家に押しかけて来たらどうしよう。」
今考えると、少し大げさなのかもしれませんが、
もう気持ち悪さと恐怖とで、数週間実家に帰りましたね。

その日から、一人の時はデリバリーを極力頼まないか、
どうしてもの時は玄関に置いておいてもらうようにすることを心がけました。

事件② ゴキブリの赤ちゃん大量発生事件

部屋でテレビを見ながら寛いでいた時のこと、数匹の小さい虫が壁を歩いていたのです。お米2つ分程の小さな黒い虫でした。その日を境に、毎日何匹も見つけては退治をするということを繰り返していたんですよね。

虫が大っ嫌いな私ですが、小さいということもあり、毎回退治はできていたので、毎日毎日現れる虫に当初はそれほど疑問を抱いていませんでした。

「なんか多い日には10匹くらい家に小さい虫が出るのよね」と友人に相談をすると、「あー、うちもたまにあるかも」と言われたので、
「あるあるなのかな?」とか呑気に思っていました(笑)

そしてついに、忘れもしない真夏のカンカン照りのある日―衝撃な光景を目の当たりにしたのです。部屋に置いていた観葉植物の鉢の周りに、その小さい虫が大量発生していたのです。何十匹もウジャウジャと。そして、ネットで調べて見ると、その虫の正体は名前を言ってはいけない ”G” の幼虫ではありませんか。

すぐさま観葉植物をベランダに運びました。ほんと半泣き状態でしたね。

あとあと知ることになったのですが、実は、この観葉植物の土の中に ”G” の巣があったのです。もはやホラーですよね(泣)

事件③ ゴキブリ大量発生事件

(また、 ”G” ネタですみません。)

仕事でクタクタになり帰宅をしたある日。名前を言ってはいけないあの ”G” が台所に現れました。深夜にも関わらず、コンビニへ殺虫剤を買いに行き、薬をまいて台所とリビングを仕切る扉を閉め、取りあえず寝ることにしました。”G” が苦手すぎる私は、薬はなんとかまけたもののヤツを退治することがどうしてもできず、翌日も仕事があったので嫌だけれども取りあえず寝るという選択をしたのです。

そして、翌日の朝、今度はトイレのドアを開けると、なんとボトっと上から ”G” が落ちてきたのです。もう叫んでわめいて大変でした。昨晩退治をした息絶えた ”G” は台所にいるのに、また違う ”G” がいたのです。

わめきながらもどうすることもできず、一先ず会社に向かい、仕事も手につかず、頭はヤツのことでいっぱいでした。家族に助けを呼ぶのもおかしなことだし、近くに住む友人もいないし(そもそも友人に頼むという思考はなかったかもしれません)、彼氏は遠距離に住んでいましたし。

悩んだあげく、当時の私は、ネットで調べに調べ、 ”G” の退治を専門とする業者を呼んだのです。会社の昼休みに業者へ電話をし、その日の仕事終わりの時間に来てくれることになりました。仕事終わり、業者の方が来てくれる時間まで外で時間を潰し、その方たちと一緒に家に入りました。まず、台所で息絶えているヤツを退治してくれ、今朝トイレで見たであろうヤツも退治してくれ、洗濯機の後ろにいたらしいちっさめのヤツも発見して退治してくれ、合計3 ”G” が1K7畳ほどの私の家にいたようです。

業者の方は男性2名で来てくれたのですが、”G” 捕獲用の仕掛けをいくつか部屋に置いてくれ、部屋の隙間も埋めてくれ、かかった費用は2万円。それほどまでに私は ”G” が無理だったのです。

あとあと、この話は鉄板の持ちネタ化となり、色んな人に話したのですが、みんな口をそろえて言うことは、「知らない男の人2人家にあげる方が怖くない?」「ってか、2万円って高い。そんな嫌なのか」でした(笑)

同時期に ”G” の赤ちゃんが大量発生した(事件②)ので、退治できていなかったヤツらが成虫となったようで、業者の方が来てからも、何度か ”G” は現れ、ちょうど家にいた彼氏に退治してもらったり、一人の時は泣く泣く何時間もかけて一匹を退治したり、大変でしたね。

おわりに

色んな事があったなーと、
ちょっと笑いを堪えながら、改めてしみじみと思い返してみていました。
何の役にも立たないかもしれませんが、クスりと笑っていただけたり、これから一人暮らしをする人で少し不安に思っている方へ、
ちょっとの勇気(?!)を与えられれば良いなと思いました。

こんなヨワヨワな私でも少しの恐怖はあったけれど
楽しく一人で暮らせたのだから、みなさん大丈夫です!


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