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東京タラレバ娘ー3年半前の自分と今の自分ー

私たちも、2020年の東京オリンピックまでには結婚することをも目標に頑張ろう!!

当時、社会人1年目。大学卒業後、世でいう「丸の内OL」となった。その時は、毎日が新鮮で、職場のある土地柄なのか職業柄なのか、今振り返るとキラキラした華やかな世界に飛び込んだ感覚だった。自分の身の回りの世界が大きくて、開けたようで、なんだか楽しかった。働くってこういうものなのかと分かったような分かっていないような...これから待っているであろう楽しいことや面白いことへの期待や、仕事への少しの不安、そして毎日の気疲れと刺激と楽しさで入り混じったような感情を抱いていた私。

中学から大学まで女子校にいた私だが、相変わらず、学生時代の友人たちとは良くご飯や飲みに行っては、わいわいガヤガヤあることないことおしゃべりをしていた。社会人になっても、自分やその子たちが置かれる環境は変わったが、私たちの関係性は続いていて、女子会なるものが好きだった。

「職場の○○さんが格好良くてさ~」「彼氏と喧嘩しちゃってさ...」「中学の○○ちゃん、結婚したらしいよ、驚きじゃない?」女子会ってなぜだか話題が尽きないのだ。男性から見たら、異常な光景なのかもしれない。だけれども、女子が集まると、なんというか、他愛もない話を永遠に続けられて、日頃募ったもやもやもどこかに消えたり、パワーを分け合えたりするのだ。

当時、私たちの間でも、東京タラレバ娘は流行っていた。2020年まであと3年。「3年後、私たちはどうなっているのかな?」「結婚していてほしいよね」「3、4年もあれば結婚もして、子供も授かっているかも!」

その時の私は、結婚はたしかに早くしたいと思うけど、2020年のオリンピック婚したいけれど、実際は3年後に結婚はしていないかもしれないな、と悲観的だった。彼氏もいないし、好きな人もいないし、誰かと一緒に住むだなんてなんだか億劫だろうし、面倒くさいことも多そうだな、と。

でも、目指したい、2020年の結婚!!それが本心だったはず。

そして、2020年...

結局、今年、私は入籍をした。結婚が決まった時も(なんなら、プロポーズされそうな時から)思っていた、「あ、今年はちょうど2020年だ!あの時からなんとなく望んでいたことがついに現実になるんだ」と。

あれから3年半、今の主人と出会って、恋をして、付き合い始めて、時間を共にして、家族になり、初めて東京から出て、新生活を始めている。こんなにも人が置かれる環境は変わるものなのだ。

今回のドラマの中で倫子が言った言葉がある。

愛する人と巡り会って結ばれる。平凡だけど、幸せな家庭をつくる。そんなの、当たり前に手に入る普通の未来だと思ってた。でも、その普通が、もはや奇跡なんだっつーの。

本当にそうだ。周りもどんどん結婚をしていっているため、なんだか結婚って当たり前で自然なもののように感じていたが、これは奇跡なのだ。二人の男女が出会い、恋をし、結ばれる。お互いの家族の了承もあり、一緒に生活をし、家庭を持つ。どんなに難しいことで確率論的にも低いことなのか、あまり実感できていなかったけど、私が今いる状況はとても幸せで、これが普通だと思ってはいけないはずだ。

そして、私がとても好きな倫子のセリフがある。

タラレバをカラに代えればいいんだよね。女子会で愚痴ってばっかりいたから、あんたに出会えた。あんたがロスに行っちゃったから、新しい恋をした。うまくいかなかったけど。いっぱい後悔したから、前に進めるんだってやっとわかった。だから私、あんたに出会えてよかった。

これは倫子がKEYに「あんたと出合わなければよかった」と言ってしまったことが間違いだったと気づき、KEYがロスに再度旅立つ前に伝えた言葉である。

これは、私が日頃大切にしている感覚にかなり近いものだ。出来事全てに後悔をしたり、ネガティブに捉えたりするのではなく、感謝をし、ポジティブに捉えて日々過ごしたいと思っている。

「大好きなレストランに行ったが定休日だった。出かける前に電話でしっかりと確認すれば、無駄な労力が掛からなかったのに。」「主人と喧嘩をした。こんな価値観を持った主人でなければ喧嘩しないのに。」「仕事で失敗をした。もっとしっかりと確認をすればこんなことにならなかったのに。」

これを、

「大好きなレストランに行ったが、あいにく定休日だった。代わりに違うレストランに入ったが、あそこ凄い美味しかったな。また好きな場所が増えた。」「主人と喧嘩をした。ここの価値観は私とは違うらしい。喧嘩をして、気がつけて良かった。」「仕事でミスをしてしまった。もっと確認方法を工夫しよう。今回を機に分かったので良かった。次回からはより気をつけよう。」

こういう考えで、人は成長できるし、前者と後者では全く違う世界を見ることができる。

東京タラレバ娘、やっぱりとても好きかドラマだな。

3年半で私は大きく変わっていた。これからまた3年半後、自分はどうなっているのか、周りの人はどうなっているのか、とても楽しみだな、と思っている。

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