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気分屋さんの彼。私の気分もある。

彼は自分のことを気分屋と言う。
連絡はとてもマメだし
どこで飲んでいるかも教えてくれる。

お互いの過ごし方について考えてみる。
お互いの家は10分。

気分屋がたまにわからない。

彼がよくわからない時がある。
うーん。

なんとなく予定は決めたいなと思った。
決めなくていいよーと言う彼と
それに合わせてスケジュールを組みたい私。

パッと頭の上に電気が付いたかのように
閃いてあれやこれやをポンポン言ってくれるのはいいのだけれども、行きたい場所やメニューがコロコロ変わるのには疲れていた。

私にだって、心構えというものがある。
最近離れた。

日々、自分の思うようには合わせられないのが私の仕事。
だから、色々な他人の当たり前のことでも
スケジュールを入れておかないと
エネルギーがもたない。
そこは、とても理解してくれている。

ただ、たまにこんなに近くにいるのに
ご飯を作っても
彼は飲みに行くから行かない〜という。

そこで枝豆しか食べなかった。
お腹すいた。という。

おい、
それなら一緒に食べたいなと思って作った
うちのご飯があったじゃないか。

もやっとするのだ。

気分屋の彼を理解するのも難しいので
理解することをやめた。

何が言いたかったのかって
晩御飯を作ったのに
一緒に食べられなかったことが
寂しかったのだ。

一緒に食べなくて
飲みに行く。

仕方ない、
彼には彼の時間があって
会えない時間がきっとまた会いたくなるのだろう。

そんなことが続き、
私はご飯を彼のために作ることを
さっぱりとやめた。

彼に飲みに誘われれば行く。
下手したら
ほぼ毎日6.7外で飲んでいるんじゃないか…

それでもいいや。
作らなくていいし。
楽だし。お金はかかったとしても
常連さんと飲んでいる時の彼は
にこにこ楽しそうだ。
私も楽しもうと思った。

ご飯を作った今日も昼に食べに来る?

そう聞くと多分行かないと思う!
そう言われた。

男性のね、多分っていうのは
傷つけないようにしてるつもりだけど、
本当に来ないからね。


彼の中では私が明日からの仕事が詰まっていて大変なことを知っているから来ないのだろうと思う。

でも、そんなことばかり気を遣われていては
私はご飯を彼のために作りたい気持ちが失せると思った。

私にだって気分がある。
私の方が本当は
めんどく下がり屋の気分屋だ。


そう。諦めて私は私の時間を楽しもう。
そう思って今日は外へ買い物へ出かけ
行きつけの飲み屋でビールを飲んだ。

結局彼のいる飲み屋に誘われた。

お一人様がよかったのだろう、と思い
別のお店で飲んでいた。

一人がいいんじゃないの?
と聞くと
そんなことないよー!
って言われた。

気分が過ぎる。

なんだかなぁ〜。

彼には
notedのことは本当に大切で一緒に住みたい。
感覚でこの先結婚している気がする。
と言われた。

私もそうは思う。

だけど、
ご飯を作ったのに
気分で毎日コロコロ変わる人だとなると
このままの感じだと無理だと思う。と伝えた。

まだまだ先の話だけど
ジャブは打っておいた。

一緒に暮らしたら
ご飯とか作っても食べない、ってなって
お外で飲みに行くことが増えたら
どうしたらいいのかわからないから
そのあたりはちゃんと決めていこうね。

と私が言うと

そうしたらお互いの食費とかは一緒にするようになるよね〜とかの
お金の話になったので、
おいおい、そこじゃないよ!と思った。

もちろんそこも大事なのだけれども。
今回のもやっとはゆったりの過ごせる家があるのに、ご飯を食べずに 
毎日飲みに行って何が楽しいのか。
ということだった。

疲れている時に
嫌な人に出会う確率が増えると
疲れも増すから
そういう時は別々に過ごすことにした。

まぁ。私もわかるんだけどね。
この生活って体も壊すと思うんだよね。
お金も浪費して
私たちには一体何が残るのだろう。

いいんだよ、飲みに行くのも大好きだし。
私も楽だし。
ただ、
同じ方向を向いているのかってことを確認して安心したかったのだと思う。
そんな話をした。

相手に期待しないで
自分も無理を止める。

その先に
共に一緒に飲みに行くだけでない
家で平日の時間を共有することはできるようにならないのかなぁ。

無理なら無理で、
ご飯は作らない、という風に
してもらうと楽なんだけどなぁ。
この辺りはどうもまだ私も長い一人暮らしで
抜けないところがあるのかな。

とりあえずは、私が食べたいものを食べたい分だけ作る、とかにした。

そんなこんなの後、炊き込みご飯のおにぎりは
喜んで会社に持っていくことがわかった。

しめしめ。
そうやって少しずつ美味しい楽しいを
どこぞやの他人と過ごすことから
お家でのゆっくり心と体を休める時間へと
シフトしてもらおう。

気分屋の私は
頑張ることをやめた。

私は私を癒すのだ。
なんとなく、ここ最近はそんなことを思った。

お酒の代わりにがぶ飲みした麦茶が
とても美味しかった。

夏の終わりのはずなのに、まだまだ私の汗は止まることを知らない。

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