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日記 【春ですね!生と死と後悔について】

こんばんは。本日東京は暖かかったですね。

冬の間スカートの時はずっとタイツを履いていたが、本日久々に素足に靴下で外出した。それでも寒くない。春って素晴らしい。外を歩いているだけで幸せな気持ちになる。

叔父の死

ところで、先日叔父が亡くなった。去年の11月頃に癌の転移がわかり、それからは私の両親は2−3週間に1度見舞いに訪れていた。

ただ、本人は顔色も良く今年いっぱいは大丈夫そうだと言われていたので、私や私の兄弟はコロナ禍の中お見舞いは控えていた。私の事をとても気にしていたらしいので、会いに行っておけば良かったと心から思うがもう手遅れだ。

人の命がいつまで続くかなんて、わからないものだ。叔父はもう80歳に近かったが、私は平均寿命からは程遠い年齢の同僚と友人をこの10年以内に4人も亡くした。それは私が約2年前に会社を辞めた事の大きな要因の一つでもある。

1人目

1人目は、元々日本に働いていたが、シンガポールオフィスに転勤したニュージーランド人だ。前の奥さんとの子供が日本に居るのもあって1年に1−2回は日本オフィスから働いていた。日本に来るたびに、前の会社で一緒に働いていた吉見で私を気にかけて私の席まで雑談をしに来てくれた。人に好かれる、性格の良い人だった。

しかし、2013年に彼が最後に日本オフィスを訪れた際、私はいつも通り仕事を抱えて猛烈に忙しかった。「時間が無いから、話は後でいいかな?」と邪険にしてしまった。結局彼がシンガポールに戻る前に話が出来ず、彼は数ヶ月後に頭に出来た腫瘍が悪化して亡くなった。40歳そこそこだった。

2人目

2人目は、日本で大きなプロジェクトが有った時にロンドンから来た事がきっかけでとても仲良くなったイギリス人の元同僚だ。私より5歳上だった。

彼が辞めて他の会社に移っても、ずっと友達だった。私がロンドンに行く時は必ず会った。友達を連れて彼の家に遊びにも行った。逆に、彼がボーイフレンドを連れて日本を訪れる時も一緒に遊んだ。

2017年、彼が亡くなる数ヶ月前、私はライヴを観に2泊3日だけロンドンに行った。それまでは彼と知り合って13年間、ロンドンに行く時は必ず彼と会っていたが、滞在時間が短いことを理由に、会えないとメッセージを送った。本当は、それだけでなく、その前に日本で会った時に彼は色々悩んでいて不機嫌だったからちょっと時間を置こうと思ったのもある。

そうしたら、彼は南アフリカに1人で旅行に行って、滞在先で亡くなってしまった。事故だったのか、詳しい事はわからない。朝の4時とか5時に恋愛相談でWhatsAppのメッセージを送って来たり、迷惑でも憎めない愛する友人だった。ロンドンで時間を作って会って話をもっと聞いていれば良かった。

3人目

3人目は、10年一緒に働いた、戦友の様な香港人のエンジニアだ。彼はそれまで元気だったのに、2018年の9月に末期の膵臓癌が見つかった。まだ30代後半だった。1年数ヶ月後、彼は亡くなった。

まだ彼が歩いたり出来て顔色も良かった2018年11月に、彼のお見舞いに香港に行った。そして、香港オフィスの同僚達と彼を囲んで飲茶をした。その時、彼は仕事だけの毎日でなく、日本に旅行したり、やりたかったことを元気な時に沢山やっていれば良かったと呟いていた。

4人目

4人目は、20年前に働いていた別の会社で一緒だった方だ。ご縁があって、私が最後に働いていた会社でも一緒に働く事になった。一緒と言っても別の部だが、同じ階だった。彼女は、私より8歳程年上だった。日本人で、高校生のお嬢さんが居た。私が退職届を出した3ヶ月前の2018年の12月に、仕事の休憩中に心不全で亡くなった。

後悔したくない

こういった友人や元同僚のお陰で、生と死について考えた。自分には、どれだけ時間が残っているのかわからない。いつかなんて日は来ない。やりたいと思っていることを自分が若くて気力があるうちにやりたい。死ぬ前に自分がアクションを起こさなかったことを後悔するのだけは嫌だ。それが香港へ行く原動力となったし、今でも念頭にある。

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