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素数砂漠ってなに?

小・中学校で勉強した 素数 をみなさん覚えていますか?
私は正直、1以外で割り切れない数ということしか覚えていませんでしたが、素数砂漠 という言葉を聞いて「それは何だ!?」と関心を抱きました。
そこで、素数砂漠について、学んだことをわかりやすく解説していきます。

素数をおさらいしよう!

「そもそも素数とは何だっけ?」ということで、素数について軽く紹介します。

素数とは?

Wikipediaによると、以下のように定義されています。

正の約数が1と自分自身のみである自然数で、1でない数のこと。

Wikipedia

つまり、「1」と「自分(その数)」でしか割り切れない自然数のことなのです。
※ちなみに素数を英語にすると「Prime Number」といいます。

具体例

定義だけではわかりずらいので、数字の「17」を使って具体的にイメージしましょう!

17 ÷ 1=17
17 ÷ 2=8あまり1
17 ÷ 3=5あまり2
17 ÷ 4=4あまり1
17 ÷ 5=3あまり2

    :
    :
17 ÷ 17=1

「17」を1~17の数字で割った場合、「1」と「17」しか割り切ることができません。そのため、「17」は素数となるのです。

1~100の素数一覧

それでは、100までの数字で素数はいくつあるでしょうか?
以下の表で確認してみましょう。

1~100までの素数:2、3、5、7、11、13、17、19、23、29、31、37、41、43、47、53、59、61、67、71、73、79、83、89、97
1~100の素数一覧表(色のついている部分が素数)

1~100までの素数は全部で25個あります。
最後の方になると素数と素数の間はかなり空いていますよね!

素数の反対:合成数


上の「1~100の素数一覧表」で色のついていない部分、つまり素数の反対で「1」と「自分(その数)」以外でも割り切れる自然数のことを 合成数 といいます。
同じように表で確認しましょう!

1~100までの合成数:4, 6, 8, 9, 10, 12, 14, 15, 16, 18, 20, 21, 22, 24, 25, 26, 27, 28, 30, 32, 33, 34, 35, 36, 38, 39, 40, 42, 44, 45, 46, 48, 49, 50, 51, 52, 54, 55, 56, 57, 58, 60, 62, 63, 64, 65, 66, 68, 69, 70, 72, 74, 75, 76, 77, 78, 80, 81, 82, 84, 85, 86, 87, 88, 90, 91, 92, 93, 94, 95, 96, 98, 99, 100
1~100の合成数一覧表(色のついている部分が合成数)

素数砂漠とは?

上の「1~100の合成数一覧表」の中で、色のついている部分が広く数字のまとまりとなっている、すなわち合成数が連続する箇所を「素数砂漠」というのです。

例えば、62 から66までの整数は全て合成数であるため、長さ5の素数砂漠となるのです。
なお、素数は無限に存在するので、素数砂漠の長さは必ず有限ということになります。

素数や合成数と同じように素数砂漠の範囲も表で確認しましょう!

1~100の素数砂漠一覧表(濃い色がついている部分が素数砂漠)

素数砂漠一覧表を見ると、1~100の中には16個の素数砂漠が存在するんですね!

まとめ

今回は、私が「素数砂漠」という言葉に関心を抱き、調べてみました。

なぜ砂漠という言葉になったかはわかりませんが、そのような言葉で表現することや、実際に表を見て間隔ごとの面白さなどが伝われば幸いです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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