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カーボンニュートラルってなに?地球温暖化との関係って?

「カーボンニュートラル」(carbon neutrality、直訳「炭素中立」)という用語は近年、頻繁に取り上げられています。しかし、この言葉が何を指すのか、具体的にはどのような意味を持つのか、よく分かっていない、という方は珍しくありません。

簡単に言えば、カーボンニュートラルとは、人々や企業が排出する二酸化炭素などの炭素系の温室効果ガスの「排出量」と、その排出量を相殺するための「吸収量」を均衡させる取り組みのこと。

この取り組みが重要な理由は、気候変動に対する一つの有効な解決策とされているからです。

そこで以下の記事では、カーボンニュートラルがどのようなものであり、それを達成するためにはどういった方法があるのか、また、エシカルかつサステナブルな生活にどのように貢献するのかについて、わかりやすくご紹介いたします!

カーボンニュートラルってなに? ネットゼロとの違いは? など、少しでも疑問があれば、ぜひご一読くださいね!

カーボンニュートラルとは?オフセットって?地球温暖化対策と温室効果ガス削減の関係とは

***記事から抜粋***

【ネットゼロとの違い】

カーボンニュートラルと同様の用語に「ネットゼロ(Net Zero)」があります。ネットゼロは日本語では「正味ゼロ」という訳になり、温室効果ガスの排出量を「正味ゼロ」にすることを意味します。

そのため、「カーボンニュートラル」と「ネットゼロ」はほぼ同じ意味で使われますが、厳密には異なる点があります。

■主な違い■
①焦点:カーボンニュートラルはしばしば短期的な行動に焦点を当てがちですが、ネットゼロは長期的な戦略として考えられます。

②対象:カーボンニュートラルは主に二酸化炭素に焦点を当てている場合が多いです。一方で、ネットゼロは二酸化炭素だけでなく、メタンや一酸化窒素などその他の温室効果ガスも考慮に入れる場合があります。

③方法:カーボンニュートラルは、(後述する)カーボンクレジットを購入することで目標を達成する場合が多いですが、ネットゼロは技術的なイノベーションや実質的な削減が必要とされます。

④認証と監視:ネットゼロは、より厳格な認証や監視が求められる場合があります。

⑤戦略:ネットゼロは持続可能な開発の一環として、しばしばより包括的なエコシステムやサプライチェーン全体の改善に取り組む場合があります。

いずれの概念も、温室効果ガス排出の削減と気候変動への対策において重要ですが、そのアプローチや対象に違いがあります。

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その他、カーボンニュートラルの歴史や背景など、ぜひチェックしてみてくださいね!

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