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【映画】なぜこんなにも美しい「A MAN CALLED OVE」
2016年に公開されたスウェーデンの映画で、日本での公開名は『幸せなひとりぼっち』
小さな街の周辺住民と迷惑を掛け合いながら生きていく中で、見つけた大事なものたち、それがこんなにも美しい映画に昇華されている。
↓ ここから、簡略レビュー
妻に先立たれたオーヴェ(59)は街の自治会長で、日課としてパトロールしたり、国産自動車のサーブを手入れしたりして過ごしていた。
街の規律を守るために、周囲の人に口うるさいことを言ったり、父も勤めていた鉄道部品を作る会社で誇りを持って働いていた。
しかし、その会社からクビを言い渡されてしまったことをきっかけに、誰よりも大事にしていた妻ソーニャを追おうと自殺を決意する。
しかし、何度死のうとしても、周辺住民などによる騒音などで、気が散ってしまい死ぬことに失敗してしまう。(この死にたくても死ねない下りからの住民とのコントのようなやり取りと、これらの出来事が伏線となっている)
自治会長として何だかんだ頼りにされていたオーヴェだが、お前ら何だ、なんで自分の面倒くらい自分で見れないんだというようなことを言いながらも、目の前にいる困っている人を放っておけない性格だった。
自殺する度に、脳裏によぎる昔の思い出と、周辺住民からも伝わってくる妻ソーニャが残した足跡、人を遠ざけようと悪態をつきながらもオーヴェの優しさに気付いて、周りに集まってくる人々やネコ。
心の中にいるソーニャはオーヴェに「いまを生きなさい」と語りかけてくる
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主題歌はスウェーデン歌手のLALEHという方の曲で、神々しく映画ともマッチしてました。『En Stund på Jorden』(地球で許された時間)
↓ 映画はこちらのマガジンに収録
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