焼きピーマン

貧乏・不幸にまみれた幼少時代を過ごした30代の男です。大人になった頃に自分はレアケース…

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貧乏・不幸にまみれた幼少時代を過ごした30代の男です。大人になった頃に自分はレアケースだと知った私のエピソードを少しずつ綴っていきたいと思います。

最近の記事

波乱万丈な人生を100円で売ります。"7"

自己紹介私は、30代。過労で倒れ、そのままうつ病になり、休職中です。 家族の支えで、なんとか生き長らえている状態です。 なんで、自分はこうなってしまったのだろうか。 そういえば、昔から不幸な人生だったんじゃないか。 そんな思いを持つようになりました。 自分より悲惨な過去を持つ人間が1人いるんだ。 皆さんにも、そう思ってもらえれば幸いです。 エピソード7               "一念発起して勉強を頑張ってみた話"

¥0〜
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    • 波乱万丈な人生を100円で売ります。"6"

      自己紹介私は、30代。過労で倒れ、そのままうつ病になり、休職中です。 家族の支えで、なんとか生き長らえている状態です。 なんで、自分はこうなってしまったのだろうか。 そういえば、昔から不幸な人生だったんじゃないか。 そんな思いを持つようになりました。 自分より悲惨な過去を持つ人間が1人いるんだ。 皆さんにも、そう思ってもらえれば幸いです。 エピソード6               "スパイクに穴があいた話"

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      • 波乱万丈な人生を100円で売ります。"5"

        自己紹介私は、30代。過労で倒れ、そのままうつ病になり、休職中です。 家族の支えで、なんとか生き長らえている状態です。 なんで、自分はこうなってしまったのだろうか。 そういえば、昔から不幸な人生だったんじゃないか。 そんな思いを持つようになりました。 自分より悲惨な過去を持つ人間が1人いるんだ。 皆さんにも、そう思ってもらえれば幸いです。

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        • 波乱万丈な人生を100円で売ります。"4"

          自己紹介私は、34歳。過労で倒れ、そのままうつ病になり、休職中です。 家族の支えで、なんとか生き長らえている状態です。 なんで、自分はこうなってしまったのだろうか。 そういえば、昔から不幸な人生だったんじゃないか。 そんな思いを持つようになりました。 自分より悲惨な過去を持つ人間が1人いるんだ。 皆さんにも、そう思ってもらえれば幸いです。 エピソード4               "バレンタインでチョコをもらった話"

          ¥100〜
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        波乱万丈な人生を100円で売ります。"7"

        ¥0〜

          波乱万丈な人生を100円で売ります。"3"

          自己紹介私は、34歳。過労で倒れ、そのままうつ病になり、休職中です。 家族の支えで、なんとか生き長らえている状態です。 なんで、自分はこうなってしまったのだろうか。 そういえば、昔から不幸な人生だったんじゃないか。 そんな思いを持つようになりました。 自分より悲惨な過去を持つ人間が1人いるんだ。 皆さんにも、そう思ってもらえれば幸いです。

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          波乱万丈な人生を100円で売ります。"3"

          ¥0〜

          波乱万丈な人生を100円で売ります。"2"

          自己紹介私は、34歳。過労で倒れ、そのままうつ病になり、休職中です。 家族の支えで、なんとか生き長らえている状態です。 なんで、自分はこうなってしまったのだろうか。 そういえば、昔から不幸な人生だったんじゃないか。 そんな思いを持つようになりました。 自分より悲惨な過去を持つ人間が1人いるんだ。 皆さんにも、そう思ってもらえれば幸いです。

          ¥0〜
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          波乱万丈な人生を100円で売ります。"2"

          ¥0〜

          ぼくの波乱万丈な人生を100円で売ります。辛い思いをしている方に読んでいただきたいです。

          自己紹介私は、34歳。過労で倒れ、そのままうつ病になり、休職中です。 家族の支えで、なんとか生き長らえている状態です。 なんで、自分はこうなってしまったのだろうか。 そういえば、昔から不幸な人生だったんじゃないか。 そんな思いを持つようになりました。 自分より悲惨な過去を持つ人間が1人いるんだ。 皆さんにも、そう思ってもらえれば幸いです。 エピソード1 "親ガチャ大外し"最近は『親ガチャ』なんて言葉も流行り始めて、 自分では親を選べないという悲しみを吐露する若者が増え

          ぼくの波乱万丈な人生を100円で売ります。辛い思いをしている方に読んでいただきたいです。

          To She A ②

          女の子を願って 錆びれたトタン屋根が並ぶ海沿いの街に、僕は産まれた。 男4人兄弟の4番目。母は女の子であって欲しいと願ったが、思いも虚しく僕が産まれた。 母は、少しでも女の子に寄せたかったのか、小さい頃は髪を伸ばすのを強制されたりもした。 住んでいた部屋は2Kのボロアパートだった。畳が敷いてある部屋は、基礎が歪んでいるのか、ところどころに凹みがあり、床にボールを転がすと、どんどんスピードがあがるような、不思議な空間だった。 そんな環境でも、人間は不思議と大きくなるものだ

          To She A ①

          母の死ベッドに横たわる母の呼吸が浅くなる。 母に繋がれた機械の音が、命の終わりが近いことを知らせる。 呼吸が乱れ、少し苦しそうな姿。 それが母の最後の姿だった。 機械音が鳴り響く部屋で、先生が母が亡くなったことを改めて教えてくれた。 不思議と涙は出なかった。それが自分の患っているうつ病のせいなのか、悲しくないだけなのかはわからない。 その後葬式業者へ連絡をして、母の葬式の手配を行なった。葬式業者はご愁傷さまでしたと繰り返すが、綿のように軽い言葉は、耳をすり抜けていくよう

          靴は4足

          私が小学生時代に買ってもらった靴は、3足だったと思う。 6年間で3足なので、さぞ物持ちの良い子供だと思われてしまうかもしれない。 当然小学生男児の私は、田舎の小学生らしく、野原を駆け巡る生活を繰り返していたので、買ってもらった靴は、一瞬で壊れていた。 スーパーのカゴに入れられた1000円もしない靴が、小学生の戦闘力に耐えられる訳もなかった。 普通の家庭なら、穴が空けば新しい靴を買ってもらえていたと思うが、我が家にそんな余裕は無かった。 ジャムの入ってないコッペパンのよう

          家が斜めになっている。

          貧しさは、住む家に出るものだ。 貧乏は田舎に集まる。 田舎に集まるから賃金が安いのか。賃金が安いから家賃の安くなる田舎に集まるのか。 田舎が先か、貧乏が先か、どちらにしろ田舎と貧乏は切り離せないのかもしれない。 私の家は、敷地の入り口からボロアパートの雰囲気を出していた。色褪せたベージュの壁と、濃い赤のトタン屋根が、時代から取り残された空間を演出する。 そんなボロアパートの1室で、貧乏1家はひっそり暮らしていた。 部屋は畳が敷かれていたが、ところどころ床下が腐っており、床

          家が斜めになっている。

          母が死ぬ。

          なぜ、昔の思い出を綴りたくなったのだろう。 悲しくて、苦しくて、誰にも話せなかった思い出が、今はすごく心地良く思える。 私の母はもう死ぬ。 逝去とか、星になるとか、そんな綺麗事ではなく、シンプルに死ぬの表現がピッタリな姿だった。 "ALS" なんとなく聞いたことあるけど、頭には一切残らない。そんな病気で母は苦しんでいる。 日々細くなる身体と、弱くなる呼吸音。 それと反比例するように、昔の思い出が少しずつ蘇ってくる。 貧乏を綴りたい。だけではなかった。 母との思い出をど

          なんとなく、はじまり

          友達と遊んで家に帰ると、18時を過ぎた頃だというのに、家が真っ暗だった。 普通の子供なら、親が帰って来てないのかと思うのだろうが、小学生にしてベテラン貧乏だった私は、起こっていることが予想できていた。 「また、電気代払えてないじゃん…」 どうしようと家の前で泣き叫ぶこともなく、私は家に入っていく。 珍しくもなんともない。 こんなことはよくあることなのだ 家に入ると、真っ暗闇の中でお地蔵さんのように固まった父親がいる。 「まただよ…」 悲哀にまみれた父親の声を無視し

          なんとなく、はじまり