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ダイエット界に「バカは搾取される」ブームが到来している?

これは私的な戒めとして、まとめ記事的に書いています。

最近、ダイエット指導系Youtuberの動画タイトルが、どんどん刺激的になっているなぁ。と感じるのは私だけでしょうか?

・●●で痩せるわけないでしょ
・まだそんな広告鵜呑みにしてるんですか?
・だからバカは痩せないんだよ

フィットネスブームでリテラシー低い勢が流れ込んできているのか? 夏前で短期的な需要が集中しているのか? それとも、刺激的なタイトルで煽った方が再生回数が増えるのか?

真っ当な内容の動画がほとんどで、冷静さを取り戻すよう求めるものが多い。

元々、命に関わるはずの健康・美容系広告のモラルはとんでもなく低く、医療・製薬や食品に厳しい広告規制存在する理由は言わずもがな。

バカはいつもカモ🦆

小泉政権時に話題になったB層を覚えている方はいますか?

消費者側としてはショックを受けたのですが、マーケティングの現場では常に行われているセグメント分析の一種なんだろうなぁ。

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これを見るとわかるように、権利者は「いかにバカから搾取するか」をよく分析している。

B層っていうと情報に対して受け身な層。って想像しちゃいがちですが、積極的に偏った情報取りに行くタイプのバカも沢山いますよね。

私の好きなYoutuberの方でえらいてんちょう(通称えらてん)、という方がいるのですが、その方がこんな金言を残しています。

メンタリストDaigoとかN国、ホリエモンなどがターゲットにしているのは、"頭よくなりたいな〜と思ってるバカ"

メンタリストDaigoさんとの騒動についてはこちら

つまり、「バカは搾取されるんですよ」と言われると、バカと思われたくないバカが引っかかる。ということですかね。

そもそも自分もバカカテゴリーにいる

私も「シリコンバレー式 自分を変える最強の食事」に飛びつくように、基本的には努力しないくせに、スゴイ人(専門的🎓プロっぽい)って思われたい層に属してます。


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via GIPHY

上記の通り、「シリコンバレー式」や「最強の」などの脳汁ドバドバ系マーケティングにガッツリハマってしまいます。

私の場合、衝動性だけなく、のめり込む性質も持ち合わせているため、ギャンブルやスピリチュアルなど、やばい領域にはそもそも近づかないよう心がけています。

多くの人は科学的思考を徹底できない

じゃあ今から大学院行って生理学や栄養学の研究始めるほど、ダイエットが人生の中心なのか?と言われると、少なくとも私は違います。

「博士も知らないニッポンのウラという番組」で、と学会の唐沢俊一氏がゲストの会がとても面白かったのですが、宮崎哲弥氏がニセ科学に引っかかる心理について、以下のようにコメントしています。

(多くの人は)科学的思考を徹底できない。
自分の経験の枠取りした確率の中で、自分の確信を深めてゆくというところが人間にはある。

もう10年以上前の番組になりますが、今まで生きてきた中で一番好きな番組です。

しかも、どんなに高い知性も持っているインテリであっても、老いや死になど、受容し難い問題に直面した時、神秘的なものにコロリと行ってしまう例は多くある。ということも語られています。

デブである。という受容し難い問題に直面した、一般大衆である私が、マーケティングの専門家たちが綿密に練り込んだドーパミン攻撃を回避できるはずなんてないんです。

ゴシップ情報として真に受けず楽しむ

Youtubeチャネルも人気の高須クリニックの高須幹弥先生が、オススメのダイエット法を聞かれて、以下のようにコメントしています。

色々なダイエットが流行るのは、ゴシップみたいなもの

健康被害を出すのは絶対にNGですが、次から次へと提供される新説を聞くのは、やはり楽しいです。

大幅減量や、体型の維持って、本当に地道にコツコツと細かい努力の積み重ねです。どうやって痩せるか?はサイエンスですが、どうやって楽しむか?はアートの領域なのだと思うのですよね。

減量自体は基本カロリーや栄養素をコントロールしつつ、「自分ってバカだなぁ〜」と思いつつ、気分転換に短期間、情報に踊らされてみて、自分の身体の反応を観察してみるのはありなのではないでしょうか?(あくまでも自己責任で)

踊る阿呆に見る阿呆♪ 同じ阿呆なら踊らにゃ損々♪

つまり、この記事で言いたいことは、コールドプレスジュース飲んでみたくらい許してくれ〜ということです(恥)


Photo by Trevin Rudy on Unsplash


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