Konica ⅢA
こんばんは
明日はお出かけ日和、けど今はまだ散歩程度の近所くらいで1日は過ぎて行きそうですかね、、少し時間もある時なので、何かnoteしといて後日で読み返すのも日記がてら、それも意味があるんかなって、、みなさんはどう過ごされてますか
‥ということで今日は
最近の記事にもちょくちょく登場しているお気に入りのカメラ「 Konica ⅢA 」を紹介したいと思います、と言っても著名なカメラなので詳しいことはネット各所にありますし、僕なりに率直な感想を書くことにしてみます
先ずはビジュアルです、このクロームメッキの美しさ、半世紀以上経った今でも輝く腐食の少なさは堅実さと質感を感じます、大切にも使われてきたんだろうなぁ‥
巻き戻しクランクは手の込んだ個性あるデザインです、この作りの良さは他の国産機ではあまり見掛けたことないですね
そして、鏡筒根元にあるレバーは、フィルム巻き上げ用のものでこのカメラの特徴です、「招き猫式」とも呼ばれていて可愛らしく思えてきます
その招き猫の腕を下へ二回押し下げるとフィルム巻き上げ、同時にシャッターチャージも完了されるセルフコッキングです
使い心地は、普段が右巻き上げに慣れてるので左はちょっと不安でしたが、予想に反して楽で、レンズを持ってる左手の側にレバーがあることで指が「スッ」入り、右手はシャッターに添える指をホールドしたまま、操作はコンパクト、利に叶った使いやすさです
撮影してる時の感覚は、シャッターを「カチンッ!」と歯切れよく切ったあと、ショートストロークな巻き上げを軽く「シャシャッ!」と二回、タンタンタンと乗れるテンポはクイーンのWe will rock you♪的な感じで撮影気分のリズムも上がります!?(笑)
次に、この大きなファインダーはKONICA ⅢA最大の武器かなと
覗いた瞬間に感じる明るさと広さは、右目で覗きながら左目を開けていても、カメラ無しで両目を開けて景色を見てるのとほとんど差がなく自然に撮影できます、これが一眼レフだとファインダー側はレンズの画角となるので別物、比較すればここがレンジファインダーの強みです
ファインダーを覗いたところです
うまく撮れませんでしたがブライトフレームがわかりますかね、あの薄黄の枠が距離に応じて動き、巧みにパララックス(視差)の補正をしてくれます
レンジファインダーは覗いた時の構図と仕上がりは多少ズレる傾向がありますが、このファインダーだと一眼レフ並みに見た通りの構図に撮らせてくれます、これには技術力と信頼性の高さを感じました、生きているファインダーとは噂通りのものでした
二重像のほうは言わずもかなですけど、黄色と紫色の像を合わせるのでズレが明確で、また合致した時は自然光となり見やすくピント合わせしやすいものです
( その写真を撮るの忘れました‥ )
‥と良いところ満載ですが、ちょっと使い辛い点があります
上の写真では少しわかりづらいと思いますが、EV値設定リングを僅かに引いています
このカメラは露出をあらかじめEV値で決めておく方式なので、もしシャッタースピードと絞りを独立させて動かすには、写真のようにEV値設定リングを一旦引いてロックを解除させる必要があります
被写界深度をコントロールするために、即座にシャッタースピードと絞り値を設定して撮影したい人にはちょっと面倒な仕様です、ただ逆に言えば、EV値さえ決めておけば露出は外さない機構なのかなと思います
レンズのほうですが
僕が持ってるⅢAに装備されているレンズはこの「 Hexanon 48mm f/2 」です
ⅢAは他に50mm f/1.8仕様もあります、そちらは和製ズミクロンとも呼ばれる銘玉のようですが、カメラの人気自体も高めなこともあって値段もそれなりになります(1.5~3K)、僕は手頃な48mmを選ぶことにしました
で、その写りのほうですが‥
( Konica ⅢA Hexanon 48mm f/2 Kodak200 f/開放 )
先ずはf2開放です
シャッタースピードが1/500までしかないので、昼間の開放は露出オーバーになります、なのでNDフィルターを装着し適正にします、どんよりな光でしたが、程よくシャープな線、癖の目立たない素直なボケにも好感が持てます
( Konica ⅢA Hexanon 48mm f/2 Kodak200 f5.6 )
f5.6
近所の畑に停めてあったトラクターを撮ってみます、この日の日差しは薄い雲に覆われた6月の淡い光でしたが、程よいコントラストで写ってくれました、ヴィンテージなトラクターをこれまたオールドなレンズで撮ると、またその時代も写ったような気にもさせます
( Konica ⅢA Hexanon 48mm f/2 Kodak200 f/8 )
f8
スナップを撮る時に、このf8って絞り値はボケの残り方が自然だったり全体的な写りもしっかりするので、扱いやすい絞り値ですが、カリカリになりすぎず開放から比較しても平均的な写りをしてくれてると思います、このバランスの取れた描写力が定評あるヘキサノンのいいところですね
( Konica ⅢA Hexanon 48mm f/2 Kodak200 f/11 )
f/11
快晴です、このオーシャンブルーな写真のやや真ん中あたりに縦の線傷が入ってしまってます、ネガに傷があったので現像時のトラブルーですかね‥
多少ブルーになりましたけど、これはこれでフィルムの味だと思いましょう( 失敗はポジティブにいきます! )
レザー速写ケースにある「KONISHIROKU」の刻印、コニカってのは「小西六」って言うんですよね、またウィキペディアでも見て詳しい勉強でもしておこうかな。。
どうだったでしょうか
やっぱりカメラについて語るのも写真を楽しむ1つですね
て言いつつ、独り言のように書くのはちょっと寂しいとこですけど
それでは今日の記事はここまで。
e. 2020年6月6日執筆
( Konica ⅢA Hexanon 48mm f/2 Kodak200 f/開放 )